ワラちゃん
ここ2〜3年ですっかり目が悪くなった。次の免許更新の時には間違いなく眼鏡使用になるだろう。眼鏡をすると5歳は老けて見えるし、私の顔には似合わない。だから、家の中ではできるだけ眼鏡をしないようにしている。テレビを見ている最中、何度か壁が気になった。白い壁紙に何か付いている。あんなところに画びょうを付けた記憶はない。なぜか何度も視線を向けてしまう。コマーシャルになったのでジーッと見ていると、黒い物体が動いた。黒い物体の正体はワラジムシだった。

彼らは何故か嫌われ者。
見た目?
石や枯れ木をめくるとワラジムシが群れになっている。何となく気持ち悪い。でも、スズメバチや蚊のように刺したりしないし、蛾の幼虫のように毒を持っているわけでもない。存在自体が気持ち悪いというかわいそうな生き物だ。

ワラちゃんは枯れ葉が大好き。地球上が枯れ葉だらけにならないのは彼らのおかげだ。ワラちゃんは食べ物を探しているうちに家の中に迷い込んでしまったようだ。狭いところも身体を変形させて通ることが出来るので、築30年の隙間だらけの我が家に入ってくることは朝飯前だ。でも困ったことにどこから外に出ればよいのかわからないらしい。たまに外に出られなくて息絶えたワラちゃんがひからびて丸くなっている。可哀想なので指でつまんで外に出してあげた。

最近はワラちゃんも暮らしづらくなったようだ。家のまわりに市販の「ワラジムシコロリ」をまかれたり、キャーキャー悲鳴をあげて追いかけられる。近くでワラちゃんを見かけたら、そっとしておいてあげましょう。