駅前のリサイクルショップ
駅前の広場にシートを広げて雑誌を売っている人がいる。品揃えもいいし、発売されてばかりの本でも半額くらいで売られている。しばらく眺めていたら、大きな紙袋を持ったおじさんが現れた。紙袋から雑誌を取りだして店員さんに見せると、店員さんは1冊ずつ点検しておじさんにお金を渡した。おじさんがどこかに去っていったあと、店員さんは雑誌をお店に並べた。
渋谷で東横線の始発電車に座っていたら、大きな紙袋を持ったおじさんが近づいてきた。おじさんは棚の上に置き忘れている新聞や雑誌を拾って紙袋に入れていた。地下鉄を下車して歩いていると、大きな紙袋を持ったおじさんがゴミ箱から雑誌を取りだしていた。最近はゴミの分別収集のため、新聞や雑誌専用のゴミ箱があるから集めやすいのかもしれない。
キヨスクや本屋さんにすれば営業妨害かもしれない。安い本を買う人がいるから売る人がいる。売る人がいるからおじさん達は一生懸命本を拾い集める。読み終わった本は裁断機付きのゴミ箱に捨てるとキヨスクも困らないかも。自分も今はスーツを着て出勤しているけど、会社を首になったらおじさん達の仲間になるのかもしれない。いや、おじさん達のようにうまく本をさがせないかもしれない。どうしたら良いのだろうか。