マーブルエンゼル繁殖

 

我が家のエンゼルフィッシュ繁殖記です。

エンゼルフィッシュは、親が卵の世話から稚魚の世話まで行います、その行動は

非常に興味深く感動的です

これからエンゼルフィッシュを飼ってみようと思う方、参考になるかも・・・

 

★ペア作り

エンゼルフィッシュは、生涯を通して1匹の相手としか産卵行動を取らないらしいです。

ペアを作るには100円玉サイズのを60cm水槽に10匹ぐらい入れるのがよいそうです。

ペアが出来ているのは、観察していれば分かります。

他の魚を寄せ付けず2匹一緒に行動しています。

このような様子が見られたら、ペアの成立です。他の魚を別水槽に入れるかペアの2匹を移しましょう

我が家の場合

1つの水槽に100円玉サイズのを90cmのワイド水槽で4匹飼育していました。

4匹中1匹が落ち、1匹はペアの2匹に威嚇され、すっかり無害な臆病者になってしまいました

そのため一緒に飼育しています。

 

★産卵の前兆

しばらくするとメス個体のおなかがだんだん膨れてきます、当然卵を持っているためです。

すると、2匹は産卵しようとする場所を口で掃除します。

メスは輸卵管を出し、オスは輸精管を出しますのでオス・メスがはっきり確認できます。

我が家の場合

オスが掃除している所へメスが近づくと、口でつついて追い払ってました。

輸卵管がはっきりしてきたら水槽の照明をつけっぱなしに、しています。

 

★産卵

 産卵の場所は幅広の水草、ろ過装置のパイプ、素焼きの産卵床など垂直から斜めになった場所です。

 産卵時メスは下から上へと向けて卵をつけていきます。そのあとを追うように、オスは卵を受精させていきます。

我が家の場合

照明点けっぱなしから2日目の3時ごろから産卵を始めました。卵の数は100〜150程でしょうか

食卵を起こさないかと心配だったのですが、稚魚の世話をするエンゼルが見たくてそのままにしておきました。

★世話

未受精卵など白くなった卵は食べて取り除きます。ムナビレで新鮮な水を卵に送るような仕草をします。

これは、オスにもメスにも見られる行動だそうです

我が家の場合

1日目

オスもメスもちゃんと世話をしているようです、オスのほうは時々水面に上がり空気を口に含んで

卵に吹きかけるという行動が見られました。なぜでしょう?

2日目

朝、水槽を覗くと卵の数が若干減っているようです。死卵を取り除いたものだと思われます。

夕方帰宅し水槽を除くと、オスが食卵していました・・・

10コほどの卵をスポイトで吸い取り、避難用の30cm水槽に移しました・・・

 

孵化

卵は水温28度前後で2日ほどで孵化します。親が世話をし安全な場所に1匹づつ移動

させたりするそうです。稚魚はヨークサックから栄養を取るので

孵化から5日目頃、泳ぎだしてから餌を与えます。

★人工孵化

親任せでは卵を食べてしまう場合や、確実に子供を取りたい場合などは、人工孵化をします。

産卵床をプラケースに入れ、1リットルにつき2滴ほどメチレンブルーを入れ、エアレーションで

常に新鮮な水を卵に送るようにします。

死卵はスポイトなどで取り除くと良いでしょう。このまま稚魚が泳ぎ出すのを待ち、泳ぎ始めたらエレーションを弱くしてエサを与え始めます。

エサを与えると水がかなり汚れます。プラケースを使用する場合濾過器がないので、残りエサはスポイトで取り除き、1日に最低1回は90%近く水替えを行います。

稚魚の成育とともに大きいプラケースや、ろ過装置の付いた小型水槽などに移動させ、育てていきます。

我が家の場合

メチレンブルーは使用しませんでした2つの卵が死卵になり

30cm水槽の底で10匹の卵が孵化しました。孵化した時点でエアーレーションを少し弱めに設定し

2日に1回7割ほど水を替えています。

 

育成

泳ぎ始めたばかりの稚魚は、親の周りを泳ぎ回ります。

単独行動をとった稚魚は、親が口に含み群の中に返すようになります。 稚魚にはブラインシュリンプを与えるのが最善です。

この時、スポイトなどで稚魚の周りに吹きかけるように与えると効率的です。
餌の量はすべての稚魚が餌を食べて少し残るくらいの量が最適です。3週間位するとエンゼルフイッシュらしい形になります。
成長に伴い親と同じ餌へと切り替えてゆきます。

我が家の場合

孵化から5日目に2匹の稚魚が泳ぎだしました。まだ頭の粘液が残っているらしく水槽の側面や

底にあたるとくっ付いてしまいす。翌日残りの稚魚も泳ぎ始めました。

水温は27度程、餌はブラインシュリンプをやっています。

 

孵化から20日目の稚魚です。マーブルエンゼルの夫婦でしたが

1匹だけゴールデンらしきのがいます。