袋田の滝・竜神大吊橋

2003年10月11日(土)

 昨年の秋、妻の妊娠が判明してから約1年、妊娠中は大事を取って、娘が誕生してからは子育てに精一杯で余裕もなく、遠出は控えてきた。旅好きの私にとっては、ほんと我慢の1年間。最近になって、ようやく娘の首も完全にすわったのを機会に久しぶりにドライブに出掛けようということになった。さて、行き先はどこにしようかと考えたが、乳飲み子を連れての遠出などもちろん初めての経験。何かトラブルがあった時にも対処しやすいように行き慣れた場所で、片道2時間以内を条件に秋の行楽地を選定。過去に何度か遊びに出掛けており、現地までのルート上の休憩ポイントも大体把握している事と、この時期なら渋滞に巻き込まれることもないだろう事を理由に日本三大名瀑の1つ、「袋田の滝」に行き先を決定した。

 妻は前日から旅の準備に余念がない。娘を連れて半日以上も我が家を離れるのは、私と妻の実家を除けば初めてのことなので、替えのおむつやミルクなどをどの位用意しておけばよいのか見当もつかない。結局、多め多めとカバンに詰め込むので、日帰り旅にしてはびっくりするほどの量の荷物になってしまった。当日、妻は朝5:00起きでお弁当の準備。私と娘は7:30に起きて朝食を済ませ、9:00過ぎに少し遅めの出発。我が家の愛車”グラちゃん”に乗って柏ICから常磐高速道路を那珂ICまでひた走る。心配していた娘の体調は絶好調のようで、朝からとっても機嫌がいい。とりあえずはひと安心。那珂ICで高速を下りて、国道118号線を一路大子町方面へ向かう。途中、大宮町のジャスコで娘のおむつ替えのために休憩した以外は、なんのトラブルもなく「袋田の滝」に到着。到着直前が娘のミルクの時間と重なり、いつ泣き出すのではとハラハラしたが、取り越し苦労に過ぎなかったようだ。ほんと、我が家の娘は何故か外に出ると聞き分けがいい。

袋田の滝 食堂兼おみやげ屋の駐車場に誘導され、車を停めたのが11:30頃。ここで早めの食事をとも考えたが、さすがに店先の駐車場に停めた車の中で弁当を広げるのは気が引ける。仕方ないので、とりあえず娘だけ先にミルクで食事を済ませ、滝見へ出発。おみやげ屋が軒を連ねる道をぶらぶら歩いて、トンネルの入り口で見学料ひとり¥300を払う(小学生以下は無料)。長さ276mの袋田の滝トンネルの中を進み、観瀑台へと出ると、目前に巾73m、高さ120mの名瀑が姿を現わす。4段になった幅広い岩壁を流れ落ちるその姿は別名を四度の滝とも呼ばれ、その他の名瀑である華厳の滝や那智の滝とはずいぶん趣きを異にしている。また、四季折々の風情を感じられることから、それぞれの季節で四度楽しめるということも四度の滝と呼ばれる所以であり、特に冬には凍結し、氷瀑となることでも有名な滝である。そんなことにはお構いなしの娘は、滝にはまったく興味を示さない様子で、私と妻の顔ばかり見てはニコニコとしている。せっかく連れて来たのだから、少しは景色も眺めてくれよ〜。観瀑台を後にし、トンネルを出て吊橋を渡る。ここから、月居山を登っていけば、滝を上から見下ろせる滝見台に出られるのだが、今回は急傾斜の階段を娘を抱っこして登るのは大変なので、滝見台に行くのは止めておくことにした。何処か弁当を食べられる所はないものかと探しながら歩くが、休憩所には食べ物屋が併設されており、そういう雰囲気ではない。途方に暮れていると、駐車場方向へと戻る坂道の途中に川沿いの空き地に下りられる場所を発見。そこには既に2組の先客が弁当を食べていたので、これ幸いと妻が用意していたレジャーシートを広げて家族3人だけのランチタイムと洒落込む。

袋田の滝 四度の滝不動尊 月居山

 食事を済ませて駐車場に戻り、おみやげ屋で我が家と両家の実家におみやげとして「こんにゃくのみそおでんセット」を買う。娘のおむつ替えを済ませて、さあこれからどうしようかと妻と車中で相談。時間はまだ午後2時前、娘の機嫌も相変わらず良いようなので、竜神大吊橋まで足を延ばしてみることにする。国道461号線を水府村方面へと進む。この国道、田舎町をくねくねと進んで行くのだが、道幅が狭くて途中対向車とすれ違えない所が何箇所かあり、結構大変。このため、距離は袋田の滝から20Km位なのだが、30分以上も時間が掛かってしまった。その上、駐車場が満車で10分ほど待たされてしまい、竜神大吊橋に到着した時には2時半を回ってしまっていた。
     

竜神大吊橋 竜神大吊橋は、竜神ダムにより堰き止められて造られた竜神湖の湖面から100m上空に架けられた歩行者専用の吊橋。長さ375mで片道5分位の空中散歩ができる(料金は大人¥310也)。橋の下には竜神ダムと竜神峡の美しい景観が見られ、きっと紅葉の時期には絶景になるに違いないと思わせる。残念なことにまだ紅葉は始まったばかり、所々に赤や黄色に色づいた木々がポツリポツリと見える程度。でも、紅葉の時期にはもの凄く混んで、道路は大渋滞、ここへたどり着くまで何時間も掛かってしまうのではなかろうか。妻が娘を抱っこして、景色を楽しみながらゆっくりと橋を渡る。橋の途中、途中には橋板に透明パネルをはめ込んであり、橋の下がのぞけるようになっている。私は別に高所恐怖症というわけではないのだが、好んでその上に立ちたいとは思わなかった。橋のたもとから遊歩道を通って竜神峡へと下りて行けるようになっているのだが、すでに3時を過ぎてしまっていたので、そのまま橋を駐車場方向へと逆戻り。トイレ休憩を済ませて帰路の途へ。

竜神峡 竜神大吊橋 竜神ダム 

 帰りはあの道幅の狭い国道を戻りたくなかったので、県道を来た時と反対の常陸大田市方面へ。ナビの指示に従って日立南大田ICから常磐高速道路に入るつもりだったのだが、妻と話しをしながら走っていたため、途中で何箇所か曲がる所を間違えてしまったようだ。それでもナビを頼りに帰路を進むがいつまでたってもICは現れない。そうこうしている内に娘のミルクの時間がやってきてしまった。ドライブインのような場所を探すが、なかなかよい所が見つからない。仕方がないので、服飾店”シマムラ”の駐車場をお借りして事なきを得る。タダで利用させてもらうのも申し訳ないので、娘の肌着を購入することにした。その後、どの位走っただろうか、ようやく常磐高速の標識が見えてきたのだがそれは何と那珂IC。一体、どう道を間違えたのだろうか?どんな道を通って来たのかと聞かれても、「それはナビに聞いてくれ」という感じ。高速に入った後は順調に柏へ、午後6時過ぎには自宅に到着。

 こうして娘を連れた初めての冒険は無事幕を降ろしたのでありました。一日中、娘の機嫌が良かったということもあり、本当に楽しい一日になりました。さて、次は何処に行こうかな・・・。

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