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2002年  8月 15日(木)

 朝8:30にマサミさんが、自宅まで迎えに来てくれる。荷物をマサミさんの車に積み込み、妻に留守を頼んで自宅を出発。途中、埼玉でイマイさんを乗せて男3人キャンプ旅行のはじまり。熊谷方面へ一般道を走り、花園ICから関越道へ。途中まで順調な流れだったが、軽井沢付近で13Kmの渋滞情報。とりあえず、渋滞に入る前に横川SAで昼食を摂ることに。本当は、峠の釜飯が食べたかったが、下りのSAでは販売されていないので、仕方なく高崎のだるま弁当を買って食べる。器は貯金箱になるように出来ているようだが、最近じゃこんなもの、子供だって持って帰らないのではないだろうか?


 渋滞を45分位で抜け、更埴ICで高速を下りて白馬方面へ。1時間30分ほどで白馬に到着し、白馬大橋のたもとにある目的のChiken George オートキャンプ場へ。ちょっと設備は古いけど、白馬の山々を望む景色はなかなかのもの。芝生の広場や近くには広い河原もあり、環境は抜群。電源サイトなどの設備もあるので、子供連れでも十分満足できるのではないでしょうか。唯一、女性にとってはトイレがあまりきれいとは言えないのが難点かもしれませんが、そうたいした問題ではないと思います。


 やっぱり長野は涼しい。気温は24℃位だろうか。テントを張っていると、突然の雨。標高800m位とは言え、山の天気は変わりやすい。一時作業を中断し、白馬駅前通りのジャスコまで買い物へ。バーベキュー食材の品揃えはなかなか充実。また、森上交差点近くにある藤森酒店は、ちょっと変わった建物でワインと日本酒の品揃えがとっても豊富。帰りにキャンプ場から歩いて5分ほどのところにある露天風呂”倉下の湯”でひとっ風呂浴びる。お湯質に鉄分を多く含んでいるのか赤茶けた色のお湯。5年ほど前に来たときには知るひとぞ知るという感じだったのに、今では観光バスが止まるほどの大変な賑わい。湯船も洗い場も狭いので、本当に芋を洗うような状態。夜10時まで営業しており、人出は夕方5時〜6時位がピークなので6時30分を過ぎてから出掛けた方がよいでしょう。入浴料¥500。


 キャンプ場に戻ると、雨はすっかり止んでいた。大急ぎでテントとターフを張り、ランタンの明かりの下で、ジャスコで買ったホタテやイカ、牛肉、野菜などを炭火で焼いて、ワインとともに豪華なディナー。すっかり酔っ払ってしまい、11時過ぎには早めの就寝。


       8月 16日(金)

 朝7:00頃、突然、「ゴォー、ゴォー」という低音で目が覚める。テントから出て、白馬大橋方向を見ると、すぐそばで気球が浮いている。一瞬「お〜っ」と思ったが、何故か上昇、下降を繰り返しているだけの様子。この日は、ただの練習なのかと思った程度で気にも止めなかった。昨晩は、久しぶりに寝汗をかくことももなく、ぐっすり眠れた。すでにマサミさんは起きてお湯を沸かしていた。モーニングコーヒーを飲んでいると、イマイさんも起きてきた。スクランブルエッグとウィンナー、パンで軽く朝食を済ませ、しばらくのんびりしていたが、10時を過ぎて太陽が真上に近づいてくると、高原とはいえさすがに暑い。


 せっかく長野に来たのだから、そばでも食べに行こうということになった。ターフまわりを軽くかたづけ、車で戸隠へ向かう。山道を1時間位走り、12時前には戸隠に到着。戸隠神社の奥社を見に行こうかとも思ったが、雨が降ってきたので参道前でUターン。マサミさんが、何年か前に行った事があるという”水車の山一屋”という手打ちそば屋へ。昼時ということもあり、お客さんがいっぱい。20分ほど待って、待望の戸隠そばをいただく。う〜ん、やっぱり長野のそばはうまい!。そばを食べ終わると、早々と白馬へ引き返す。そばを食べるためだけに戸隠に来るなんて、なんとなく贅沢だなぁ〜。


 帰りにジャスコと藤森酒店で買い物を済ませ、キャンプ場に戻る。しばらく河原で水遊びをしたり、昼寝したりとのんびり時間を過ごした後、倉下の湯でさっぱり汗を流し、早めのディナー。野菜を切ったり、炭をおこしたりして準備が完了し、さあ食うぞと思ったところで突然の大雨。最初のうちは、すぐ止むさなどど気楽に考えていたが、なかなか止む気配がない。そうこうしている内にターフの上に水が溜まり、大変な状態に・・・。雨の中、ターフの水を降ろしていると、ちょっとしたはずみにターフ内に一気に水が流れ込んでしまい、イマイさんの椅子がビショビショになってしまった。その後も雨はしばらく降り続き、テント内に水が浸入しないか不安だったが、なんとか最悪の状態は回避できたようだ。今夜も12時前にはテントに入り、高原の夜は静かに更けていきました。


       8月 17日(土)

 今朝も、例の「ゴォー、ゴォー」という音で目が覚める。昨晩は涼しさを通り越して寒いくらいの気温だった。テントを出ると、やはり気球が上昇、下降を繰り返していた。2日続けてということにちょっと興味をそそられ、先に起きていたマサミさんを誘って気球を見に行くことにした。通りを挟んだ白馬大橋のたもとで気球の体験乗船をやっていた(大人一人¥2000也)。20〜30m上昇するだけのようだが、なかなか面白そうだった。朝、6:00〜9:00位の短い間だけやっているようなので、興味のある方は早起きして行ってみてください。


 初日から半袖、半ズボンで過ごしていたので、体中、虫さされで傷だらけ。特にアブに刺された左足は腫れ上がって象足のようになってしまった。結構、虫が多いので防虫対策は念入りにした方がよいでしょう。(「虫に刺されたくない」という人は、夜には長袖、長ズボン、靴下着用をお薦めします。
 昨日と同じく軽く朝食を済ませ10時位までのんびりした後、テントやターフを撤収して11時過ぎにはキャンプ場を後にした。高速道路の渋滞を予測し、菅平から北軽井沢を回ってひたすら下の道を帰ることに。菅平を回って帰るというと、あの「私をスキーに連れてって」のワンシーンを思い出す。


 北軽井沢の別荘地をひやかして、榛名町付近で変わったそば屋を発見。”鬼屋”という名前からして怪しいが、古民家を買い取ってリフォームしたと思われる店内は、家具や小物もレトロなものを揃えており店主のこだわりが感じられる。お品書きも”二八そば”、”十割そば”、”釜揚げそば”の3品のみ。きっと旅雑誌などでとりあげられれば、女の子が喜んで集まりそうな雰囲気だ。営業時間も「11時から」と書かれてあるだけで、閉店時間が書かれていない。きっと、その日打ったそばが終わり次第閉店なのだろう。う〜ん、なんともTVなどでよくみるこだわりのそば屋って感じ。さすがに、そばの味も本格派。十割そばをいただいたが、そばの風味が食欲をそそる。


 お腹もいっぱいになり、後はひたすら帰路を急ぐ。高崎ICから関越道に乗ると、高速はがらがら。どうも、今日の渋滞はなかったらしい。東松山ICで高速を下りて、イマイ宅へ。イマイさんを降ろした後、国道16号線を自宅へと向かう。午後9時前には自宅に到着。


 マサミさんに別れを告げ、久々の男だけのキャンプ旅は無事終了。高原の爽やかな風とマイナスイオンを体中に浴び、心身共にリフレッシュできた(かな?)。楽しかったけど疲れた・・・。