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2006年 9月 5日(火)


 旅行最終日。本当は最後くらいゆっくり眠っていたかったのだが、娘は体の中に目覚まし時計をもっているかのように6:00に起床。渋々床を上げて身支度を整える。私と妻は最後の朝の感傷に浸っていたかったのだが、娘はそんなことお構いなしに元気いっぱい。本当に子供ってのは疲れを知らないようです。どうやら毎朝私の首が痛くなるのは宿の枕が体に合わなかったようだ。今朝も朝食までの時間をプレイルームで過ごす。もうこれがあたり前のようになってしまっているが、明日から家に帰って娘は日常の世界へ戻れるのだろうか?朝食を済ませた後荷造りをして、チェックアウトまでの時間をペンションの庭で過ごす。どうやって娘を説得して出発するかと頭を悩ませたが、意外にも娘はあっさりと遊びを切り上げ車に乗ってくれた。ん〜、子供の気持ちはまだよく理解できない。

 最終日はペンション近くの”軽井沢タリアセン”に寄って帰ることにした。”軽井沢タリアセン”は塩沢湖を中心に3つのミュージアムや多彩なレジャー施設を備えた中軽井沢南側の人気スポット。駐車場に車を停めると今日は駐車場が無料開放のようで、いきなりラッキー。入園すると平日の朝ということもあり、人もまばらでのんびりとした雰囲気が漂う。塩沢湖には沢山の鴨が飼われており、それを見た娘は大喜び。偶然、昨日同じ宿に宿泊したご夫婦も来園されており、昨晩プレイルームであちらの娘さんが我が家の娘からおもちゃを取ってしまったことのお詫びと言って鴨のエサを分けてくださってまたまたラッキー。娘は鴨にエサを投げてやるのがとても楽しかったようで、しばらくその場を離れようとはしなかった。ひとときの鴨とのふれあいを楽しんだ後は足漕ぎボートきを借りて塩沢湖を遊覧。初めてボートに乗った娘はこれまた大喜び。料金は30分1200円。30分は短いかとも思ったが、塩沢湖は小さい湖だったのと日頃の運動不足もあってほど良い時間だった。周りの景色も美しく、のんびりと湖上を周遊して十分楽しめた。最後に景色を楽しみながら湖岸を一周して来るとちょうどお昼の時間。園内のレストラン”湖水”で昼食をとりながら、今回の旅行を振り返る。

 娘が楽しく過ごせるようにということを最優先に旅行の計画を立てたことは大成功ではあったが、意外なところで娘が嬉しそうな顔を見せたり、良かれと思ったことが裏目に出たりと色々発見のあった旅となった。いくつかの小さなハプニングもあり娘に振り回されてなかなか計画通りに旅程は進まなかったが、娘が怪我や病気をすることもなく元気に4日間を過ごせたことが何より大きな収穫だった。思った以上の娘の成長を感じ取れた貴重な休暇になった。昼食を済ませると軽井沢に別れを告げて帰路の途へ。来た道を逆に上信越道−関越道−東京外環道−常磐道と順調に車を飛ばし6時前には自宅に到着。帰った途端に「明日はどこに行くの。」と言った娘のタフさに夫婦してしばらく絶句。こうしてこの旅は無事幕を降ろしたのでありました。