お台場探検隊 Vol.2

2004年 7月16日(木)

 6月の末から梅雨は一体何処にいったんだと言いたくなる程、毎日うだるような暑さ。いつのまにか梅雨は明けてしまったらしい。今年は7月に5連休の夏休みがあるので、娘を連れて何処かへ遊びに行こうということになった。諸般の事情により10月から首都圏を離れることになっているので、都心方面を中心に目的地を選定、平日休みの前半2日間で葛西臨海水族館とお台場へ行く事にした。

 夏休み初日は葛西臨海水族館へ。朝から雲ひとつない晴天で、駐車場から水族館まで行く間にすでに汗ダラダラ。水族館の中は涼しかったが、海浜公園で遊ぶには陽射しが強すぎた為、観覧車を楽しんで早々と退散、2日目のお台場に体力を温存しておくことにする。夏休み2日目、朝9:30に車で自宅を出発、柏インターから常磐高速道路を経て首都高に入るが、首都高料金所手前から大渋滞。どうやら、堀切JCT付近で事故があったらしい。四つ木ICを過ぎたあたりから車の流れは順調になるが、日々の疲れからかそれともただボーッとしていたからか原因は定かではないが、なんと有明ランプを通り過ぎてしまった。仕方がないので、大井ランプで高速を一度下りた後、Uターンして再び首都高へ。まあこんな事もあるさと、この時はまだ余裕があったのですが・・・。さて、再び有明ランプを目指して・・・って、おいおい首都高下りに有明ランプの出口なんてあったっけ!と気付いた時にはすでに遅く、13号地ランプ出口を通り過ぎた後。またまたお台場を通り過ぎて新木場ランプ出口で高速を下り、再びUターンして湾岸道路をお台場へ。台場付近の駐車場に車を停めたのは12時半、予定よりも1時間遅れ。一体何やってんだろう、トホホ・・・。

とにかく、お腹が空いたので、今日の第一目的である”台場一丁目商店街”に向かう。”台場一丁目商店街”は、「デックス東京ビーチ」のシーサイドモール4階にある昭和30年代の下町を再現したエンターティメントパーク。エレベータを降りるとすでにそこは別世界。エレベータ乗降場に昭和駅なんて書かれてあるのも何とも心憎い演出。妻が事前に調べてあったハイカラ食堂なるレストランに入る。店内は、ちょっとレトロな雰囲気で、一等客室っていう張り紙もちょっと大人心をくすぐる。但し、メニューは至って普通。もうちょっと昔ながらのカツレツとかハヤシライスなんかを期待していたので、ちょっとガッカリ。でも、味はおいしかったのですがね・・・期待し過ぎ。娘は何故かとってもご機嫌で、店内で大騒ぎ。近くに座っていたカップルや女性客に大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。お腹も一杯になったので、館内を写真を撮りながら散策。昔懐かしいスター(石原裕次郎、吉永小百合、大原麗子などなど)のブロマイドや駄菓子、ケロリンの風呂桶、象が踏んでも壊れないサンスター・アーム筆入れなんかを見つけて、東京下町育ちの妻と大盛り上がり。ただ、若者を意識しての事なのか、これは時代が違うんじゃないの?とか、これは昭和の懐かしさとは関係ないんじゃないの?といった商品も多々あって、私のような昭和40年代育ちにとっては、正直やや物足りなさを感じた。でも、よく考えれば、入場料を取られるわけじゃないし、それなりに楽しめてお得なスポットであることには間違いない。

 

      

 1時間ほど遊んで台場一丁目商店街”を出ようとした所でエスカレータを下りてきたフジテレビの木村太郎アナウンサーに遭遇。いつものバリッとしたスーツ姿ではなくちょっとラフな格好だったので、それが木村太郎さんだと気付いたのは私達の前を通り過ぎた後の事だった。目前で擦れ違った妻は何故か一瞬、挨拶しようかと思ったそうだ。(なんで?)アクアシティー内のブランドショップで娘の服を物色するが、これといった成果はなし。思ったより値段は手頃だったのだが、ノンブランドでもっと安くていいのがあるんじゃないの?と夫婦の意見が一致。やっぱり我が家は貧乏性だなぁ。外へ出ると雲行きが怪しい。すでに3時を回っていたが、折角、お台場まで来たのだからということで、ヴィーナスフォートへ足を伸ばしてみる事にする。台場駅からゆりかもめに乗って青海駅へ。青海駅に着いた頃には夕立で雨が降り始めていた。娘に雨が当たらないよう気を付けながら、急いで店内へ。ヴィーナスフォートは皆さんご存知の通り、17〜18世紀のヨーロッパの町並みをテーマとしたショッピングモールで、お台場にあるエンターティメントパークの草分け的存在。館内に空があり、青空から夕焼け空へと空の色が刻々と変わっていくのが売り物で、いくつかの広場や小路などが設けられており、買い物をしなくても充分楽しめる。また、館内にはアテンダントクルーと呼ばれる店員さん(?)が往来しており、イベント情報などを教えてくれたりする。少々歩き疲れたので、”Portofino”というカフェでカフェラテとシュークリームを注文して、ちょっと休憩。さあ、シュークリームをひと口という時にストローを袖に引っ掛けて、哀れカフェラテは床とズボンの上へ。ほんと、今日は踏んだり蹴ったりの一日となってしまった。店員さんに謝って掃除をしてもらうが、逆に洋服の心配をして頂いた上に新しいカフェラテまで出してもらって、なんとも恐縮してしまった。

    

 アンティークカーが数多く飾られているヒストリーガレージに立ち寄ってみると、TVチャンピオンのペーパークラフト選手権の優勝者の作品が展示されており、その精巧さに感心。次に、噴水広場でアテンダントクルーのお姉さんに頼んで写真を撮ってもらうと、ヴィーナスポケットガイドなる小冊子を頂く。何気なく眺めていると、あのローマの”真実の口”の復刻版があるとの事だったので、早速見に行ってみる。真実の小径の奥の小部屋に置かれていたそれは、本物の大理石から削り出した立派なもので、一見の価値あり。

 どうやら雨も止んだようなので、青海駅からゆりかもめで台場駅へ引き返す。連日の外出で娘も少々疲れ気味なので、そろそろ引き上げることに。駐車場を出たのが、5時10分頃。帰りは渋滞もなく、1時間で我が家に到着。

  約2年振りのお台場は、やっぱり楽しかった。今度はいつ、お台場に来れるのだろうか・・・。


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