前回から強風と雨で桜の花がだいぶ落ちてしまったが、まだ何とかなりそう。
かねてから申し込んでいたオートチャージ機能を付けたPASMOが届いたので、
また”交通費ゼロ”の旅を敢行することになった。
2007年4月6日(金)
まず自宅から近い神田川沿いの桜を見ながら、バス停に向かう。
半分近くが散ってしまっているが、まだこれから咲こうとするつぼみもあった。
バス車庫の横を抜けて、小滝橋から都電早稲田駅と都バスに乗り込んだ。
都電に乗る前に早稲田駅近くの神田川の桜の様子を見てみた。
残念ながら盛りを過ぎてしまったようだ。
都電に乗って、一路王子方面へと向かった。
王子駅手前の飛鳥山で降り、飛鳥山公園には目もくれず、音無親水公園に足を向ける。
ここも盛りを過ぎてしまっていたが、ちょうど昼時だったので、昼食をとる姿が見える。
川沿いに歩くとJR王子駅の入り口が見えてくる。
駅構内のNEWDAYS(コンビニ)で昼食を買って、地下鉄南北線で赤羽岩淵まで向かった。
赤羽岩淵駅から北へ、荒川河川敷の桜並木の下で昼食をとる。
ここには4年前に自転車で行ったことがあるが、昼食をとるにはピッタリの場所だ。
荒川の堤防上になるが、すぐ横に新河岸(しんがし)川が流れる。
腹ごしらえが済んだところで、JR赤羽駅まで歩き、ある隠れ名所に向かうことになった。
武蔵境駅西武多摩川線の改札。ここはもともと自動改札になっておらず、ICカード用簡易改札機が設置されている。
この線の他の駅も同じだが、この武蔵境駅はJR中央線の立体化工事完了後に自動改札になる予定。
ここまででPASMOの残額が1750円となり、この改札機にタッチした時点で3000円がオートチャージされた。
多摩川線是政駅から多摩川を渡ると、JR南武線南多摩駅に着く。ここに桜の隠れ名所があったのだが…。
ない!桜の木が一本もなくなってしまった。この駅の立体化工事の進捗で桜の木を移植してしまったようだ。
工事終了後は桜の木も戻すのだろうが、南武線の電車と桜の組み合わせは消滅してしまった。
以前はこのような光景が毎年見られたものだった。(2005年4月8日撮影)
なくなってしまったものはしかたがない、気を取り直してそのまま南武線に乗り、次の目的地に向かった。
南多摩から府中本町・秋津乗換えで西武池袋線石神井公園駅に到着。
今回最後の目的地、駅名と同じ石神井公園に向かう。
どうやらここも満開を過ぎてしまっていたようだ。桜自体もあまり密集していない。
これでようやく東京23区内の桜名所10ヶ所巡って目標を達成した。
石神井公園駅からだいぶ歩いてしまったので、どうせならと西武新宿線上石神井駅辺りを目指して歩き出した。
途中来たバスの経由地を見ると「上井草駅入口」となっている。このまま歩いていくと上井草駅に着くようだ。
歩いている途中で、「バスに乗ってしまえばよかった」ことに気づいた。PASMOが使える路線だっただけに、なおさらだった。
石神井公園から20分ほど歩いて、ようやく西武新宿線が見えてきた。しかし上井草駅はまだ遠い。
さらに5分歩いて上井草駅のホームそばの踏切まで来た。
ホームが踏切に挟まれてギリギリとは知っていたが、これほどとは…。
ここからさらに5分歩き、ようやく上井草駅に入って帰途についた。ちなみにこの日の交通費は1800円だった。
これで計3日間にわたる壮大な(?)花見が終了した。裏の目標だった”交通費現金ゼロ”も達成した。
来年もPASMO1枚で極力現金を使わない花見をすることになるだろう。
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