さらば昭和の雄




JR小野田線(通称本山支線)を走る42形電車(クモハ42001)
2003年2月21日長門本山駅(山口県小野田市)にて


日本で唯一定期運転を行っていた旧型国電。1933(昭和8)年に京阪神地区の近郊用車両として登場。
その後東海道線などを経て、1957年から宇部・小野田線で活躍。1981年に新型105系が導入された後も、
1両編成の特異性を生かして本山支線専用車両として、まさに世紀を跨いで走り続けた。

しかし年々保守部品と技術の確保が難しくなり、2003年3月14日をもって70年の歴史に幕を閉じることとなった。
この日も引退を惜しむたくさんのファンが訪れて、各々カメラなどにその姿を収めていた。






車内は木を主体とした内装、掲示物以外は当時の雰囲気を残している。
窓枠の下の板は吸い殻入れが付いていた名残と思われる。


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