天下の嶮に挑む


限界ギリギリの急坂に挑む箱根登山鉄道2000系
2003年7月8日箱根湯本駅前(神奈川県箱根町)にて



箱根登山鉄道といえば、日本唯一の本格的登山電車として有名だが、
この写真はまさにそれを象徴したものである。

真ん中に「80.00」という標識が見えるが、簡単に言うと水平距離1000mにつき80m登る勾配という意味である。
車で言うところの「8%」の坂となるのだが、鉄のレールと鉄の車輪の摩擦だけで走る鉄道にとって、これが限界である。
箱根登山鉄道では、このクラスの勾配のほかに半径30mの急曲線や3ヶ所のスイッチバックで急峻な山に挑むなど、
かなり特徴的な車両・路線を持つ。その詳細は箱根登山鉄道の公式サイトを見るとわかりやすい説明がされている。


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