記事タイトル:穂高岳北尾根屏風の頭登攀記 


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また、MAKO−chanの日記です。

9月28日(水)晴れ
 新「釜トンネル」を抜け、上高地に入ると久々の大展望。
霞沢岳、六百山、明神絞(最南峰)・主峰、前穂、奥穂、ジャンダルム、間ノ岳、焼岳
がクッキリ見える。
 上高地バスターミナルで、鈴木ガイド、Yさん、Oさん、Iさんと合流。
横尾へ向けて、12時30分出発。

 明神にて、明神主稜・絞・東稜等の話に花を咲かせ、徳沢の水場でノドを潤し、
15時10分横尾山荘着。

 登攀装備のパッキング後夕食、風呂に入り21時頃就寝。
紅葉のシーズンでもあり、山荘はやや混雑気味。

9月29日(木)
 3時起床。山荘の朝弁当(クロワッサン・ジャム・チーズ・紅茶etc.)を食べ
3時30分山荘を出発。

 岩小屋跡の河原から、横尾谷を横切り第1ルンゼ押し出しへ。
横尾谷を横断中、「ムッ」「アレ」・・・つるり・・・ジャボン。
今日は、久々に着乾(きぼし)しでのスタートとなる。
(梅雨の時期には良くあることサ、苦笑い)

5時18分「T4尾根」取り付きに到着。
明るくなるの待ち、5時38分登攀開始。
出だしは、元蕕離侫А璽后身体が冷えているせいかここでも
「アレ」「ツルン」。
2P目、左の+のライン。3回トライ「今日は登れないかも・・・・」
4回目、シュリンゲアブミで突破する。
2P終了点にて手足を伸ばすと、全身がシビレ血が循環するのがわかる。
その後、身体がポカポカしてくる。
ひょっとすると、低体温症の初期段階「血液は重要器官を保護するため
筋肉への血流が減少する」の体験かも。

2P終了点より100m強連続登攀し、「雲稜ルート」の取り付きテラス着。

雲稜1P目
 鈴木Gよりルートのガイダンスとロケーションの説明(扇テラスの位置等)を受け、
登攀開始。ポイントの、小ハング部は考えていたより大きくステミングでき、
無事突破。中間部の左の壁への乗り込みもシンクラックへ指がバッチリ決まり
ニコニコです。

雲稜2P目
 鈴木Gよりルートファインディングの説明を受けスタート。
匠みなライン取りに「スゴイ!!!」の一言。
私の選択したピナクルの内側のラインは、狭かった。(確か鈴木Gは外側が良いと言っていた)
9時15分扇テラス着。

雲稜3P目
 扇テラスにて水を飲み、エトリエを準備しスタート。
クラツックルートのアブミ架け替え。間隔は狭いがピンが古いのでジワーと攀る。
左ラインにPETZLのサポートピンがあり心強い。

長年確認したかった、
南博人さんの「扇テラスの上のピッチで、ボルト2本分飛ばしてある」の言葉、
納得しました。(ホントウダ!!!)

雲稜4P目
 崩れかけたフレークの登攀。「崩壊」「ピン抜け」「高度感」
三拍子揃ったスリリング(嫌な)なピッチ。
鈴木Gより、エトリエにたよらず、荷重分散の指示あり。

雲稜5、6P目
 快適なルンゼ状スラブの登攀。
但し、鈴木Gのライン取り、ムーブを良く観察していないと登れない。
(ここでも、匠なライン取りに関心しする)

雲稜7P目
 悪い草付きルンゼの登攀。
浮き岩多く、ホールド・スタンスをタタキながら登る。
12時25分雲稜ルート終了点着。
後続パーティーを待ち13時35分発。

 稜線まで「タイトロープ」「コンテ」で進み
本日最高点の「屏風の頭」へ。中間で槍ヶ岳も見えルンルン気分で登る。
16時30分涸沢到着。涸沢ヒュッテに宿泊のOさんと別れ、横尾へ下山。
横尾山荘へ18時30分着。ヤレヤレ。
ビールで祝杯し食事。例により、日本酒で反省会を開き21時就寝。

9月30日(金)
 天気が良さそうなので、7時に鈴木Gを見送り、8時10分北穂高岳向けへ出発。
涸沢の紅葉を堪能し、猿にも出会え、涸沢小屋で食事をしていると、
隣の席から「昨夜へットランプを点けて降りてきた人が、屏風・涸沢から降りてきていまし
た・・」
「それは、私です」世の中狭い。
15時10分北穂高小屋着。

久しぶりに、3100mからの展望を楽しむ。
展望は、冨士山、妙高、白馬、諏訪平が見える素晴らしいものでした。
小屋は畳2枚に3名の混雑状態。隣は、北海道から来た、クライマーが宿泊していました。
(我々の後、屏風を登攀していたグループ)

10月1日(土)
 4時起床。外を見るとガス。西穂から上高地まで天気が持つかなア〜。
4時50分出発。
滝谷側からのガスに、雨粒が混じりだす。
奥壁バンド付近で、岩が濡れ靴底が滑り出す。
縦走の意欲が徐々になくなる。
ザイテングラードより涸沢に下山。
横尾経由で上高地へ。

途中は傘を広げたり閉じたりの道中。
釜トンネルを抜けると、天気ははれ。
松本で、味噌カツとビールか?

完
[2005/10/17 18:25:46]

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