記事タイトル:G.Re'buffatの世界4-2 



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お名前: MAKOーchan   
今回の一連の登攀では、このルートでの「仁義なき戦い」が一番激しかったですネ。
ただ、後にも先にもザイルが交錯する場面は、この時だけでした。先方が「鞘当て」
をしてきた感じもありますが・・・・。

参考までに他のルートで遭遇したガイド登山パーティーは、「仁義あるの登攀」
をしてきましたヨ。
[2006年12月26日 21時50分23秒]

お名前: 石田   
やっと書き込めるようになったようです。
仁義なき戦い、凄いですね。ちょっと怖すぎますけど。
[2006年12月25日 18時43分52秒]

お名前: MAKO−chan   
ペイニュ針峰、パピヨン稜の続きです。

気温10℃。ケーブル駅にて前日室内壁(Mont-Blanc escalade)で会話した
女性グループと出会い話を交わす。彼女らは、Aiguille du Peigne(3192m)の
A.Contamine開拓のSOUTH-WEST FACEルートへ行くとのこと。
アンドレ・コンタミンたしか「氷の神様」と言われた人物(?)、フランス国立
スキー登山学校(Ecole Nationale Skiet D’alpinism)の校長(?)でアルプスに
幾多のルートを開拓したアルピニストと記憶している(?)。

後ほどガイドブックでSOUTH-WEST FACEルートを調べると
「素晴らしいフリーロックルート」「定評のあるクラツシクルート」
「叉蕁400m 4−5hr」と成っていた。

7時発のミディ行きのケーブルに乗り中間駅(Plande de l’Aiguille)まで行く。
7時10分中間駅発。取り付きに行くと3名のドイツ人グループがリッジの
ルートで先行中、左壁(北側)をフリーで登り追こす事に成る。
トラバース中に別グループの若者2名に抜かれる。8時3分取り付き着、
鈴木ガイドがスターすると、追いついてきたドイツ人のトップが出てしまう。
鈴木ガイドが「どんどん登れ」と言った意味が瞬間的に理解出来、
これは本当に「仁義なき戦い」だと悟る。内心お前が落ちたら俺は
巻き込まれるぞ、「何考えてるんだ」(You have a lot of nerve!)との思いが
一瞬頭の中を支配するが、パニック時の安全鉄則のおまじない「落ち着け」
を、三回頭の中でつぶやく。

鈴木ガイドの合図で登攀開始。2P目はドイツ人グループと錯綜しての登攀
となる、私が後続ドイツ人2名の間に入り登攀。凹部で先行のドイツ人が慌
てカラビナを落とす。プレッシャーを掛けすぎたと反省しなが凹部を出た
フェースで左側を抜く、更に確保体勢のドイツ人リードを抜き2P目終了点
手前で若者2名も追い越す。
どうも若者2名はルートを発見できず下降の準備をしていた
様子で、続いて攀ってきたドイツ人リードもルートを見つけられずその場で
ストップ。

3P目、鈴木ガイドは私にルートを説明し、清ました顔で正面のチムニーの
登攀を開始。まさに、ガイド登山の醍醐味。アルプス登山では常に早い行動
を行い、危険地帯の滞在時間を短くする事が安全を増す、この鉄則の実践です。
我々が登攀を始めると若者2名は、左壁のショートカットを使い鈴木ガイド
と私の間に割り込む。

4P目、高度感有りの、鋭い岩稜を行く。出だしの一歩が怖い。
途中で若者グループのトップを抜く。

5P目、左側の浅いクラックを登る。若者トップは直登ルートで登攀してくる
が私には追いつけず「アッカンベエー」。

6P目、ビレー中(ピトン3本有り)に若者グループトップ、ドイツ人グ
ループトップが着いたが、難しいピッチなのでさすがに両グループ共待機
し鈴木ガイドの登攀を観察している。6P目はサイコロ状の岩の登攀で、
レーターボックスを左から登り岩をくぐり、正面の小さなフェースを最初
右に出て、左のコーナーのクラック使い右上していくが、コーナークラッ
クの残置ナッツを間違えて回収しようとして腕のエネルギーを使い切る。
暫しレストし、数メーター先のヌンチャクを掴みA0でかわす。下を見る
と後発2グループは未だスタートしないで見物中。心の中で「オーイ、早
く登って来いよと叫ぶ」。

7P目、肩がらみ確保でトラバース。その後ロワダウンし、テラスへ。
登攀終了。(11:03着、11:20発)

クロワールを下降し、氷河横の雪渓へ降り立つ。雪渓の下で小休止
(12:09から12:20)。
雑談をしている中で、鈴木ガイドからのアドバイス「ガイドの装備は
覚えていた方が良いですよ」・・・その通りです。

また、SOUTH-WEST FACE とおぼしきところに、2名クライマーが
取り付いているのを鈴木ガイドが発見。多分彼女たちだと想像しながら
様子を観察、アプローチが長いから時間から考えてもあの当たりか・・・。

プランのコル(Col du Plan 3475m )を背にしてプラン・ド・レギーユ駅に
向かい歩き出す。
今年4月にモンブラン・スキーサミット後滑降したコースだが、歩くと
やはり遠い。

12:45ケーブル中間駅着。振り返るとペイニュ針峰(Aiguille du Peigne)に
ガスが懸かっている。見ている間に、サイコロ岩もガスに包まれ視界から消える、
完全に天候が安定していないなあ、と考えながらケーブルに乗り下山。

シャモニの街に下り「ビールで乾杯」
明日天気が安定していれば、ミディー南壁「ガストン・レビュファー・ルート」
にアタックする事になる。
[2006年12月21日 14時16分43秒]

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