こんにちは。初めて書き込みをします。
昨日(4/10)山スキーへ行ってきました。天候は晴れ。
ここ数日の雨+雪続きの後の晴天ということと、スキーのオートルートシーズンに突入ということで、チケット販売開始前から長蛇の列。
「俺は山が好きだ!」のオーラが全身からあふれ出てる人たちばかりで、そんなオーラは全然ないわたしは少々恐縮状態でした。
行程は、朝一のケーブルカーでグラン・モンテへ。
そこからアルジャンティエール氷河までスキーで降りて氷河をトラバース。
シャルドネの麓辺りからスキーにシールを付けて登り開始。コルまでの最後の上りはスキーを脱いでアイゼンへ履き替え。
パッソンのコルを越えて反対側をスキーで下山。最後はゲレンデに合流して終了。
上りもそれほどきつくなく、最初のうちは雪質も悪くなかったため
スキーを楽しんでいたのですが、ル・トゥール氷河の下に出たときに事件が起きたんです。
小さいけど無数に口を開けているクレパスを探し、誰かの滑った跡の上を滑るようにしていたのに突然雪がズボッと抜けたんです。
幸運にも落ちたのが左足だけですみ、なんとか自力で這い出ることができたのですが、穴を大きくしないよう少しずつ、
少しずつ動いてもう大変。
しかも、その様子に気づいたのは1人だけ。みなさん、目の前のクレパス探しに夢中。
本当に怖かったです。落ちた瞬間、必死で雪にしがみついてました。「溺れる者は藁をもつかむ」てこういう事かと身をもって実感しました。
その後は何も問題なくクレパス帯を抜け、無事ゲレンデに合流。
帰宅したら北アルプスで山スキーに出かけた方が遭難という事故のニュース。「生きて帰ってこれて良かった」と本当に感じました。
みなさん、「ヒドンクレパス」にはご注意を!!
[2006/04/10 02:38:11]
[2006年5月12日 12時22分53秒]