3月15(土)・16(日)の八ヶ岳の企画に参加しました。
その様子を、お伝えしましょう。
昇己先生は、赤岳主稜の予定。そして、もう一組はSガイドの率いる中山尾根。
私は、中山尾根の組です。朝の4時起き。5時には出発しました。
若い女性ふたり組が先行していましたが、いつしか追い越す結果となり、
結局この日、一番で登攀開始。岩壁に雪はついていなくて、三ツ峠を
アイゼンで岩登りするような感触でした。最上部の雪付きルンゼを登って、
頂上に無事到着。天気がよく360度の眺望が楽しめます。そのあと、赤岳方向に
少し登って、地蔵尾根を下りました。
私は、雪山歩きが久しぶりのことなので、下山の段階になって足腰が疲れ、
スローペースになって、同行者の足をひっぱってしまいました。それでも、
11時10分ごろには無事赤岳鉱泉に戻ることができ、ほっとしました。
中山尾根は、ずっと以前に、雪の深さのため断念したことがあるだけに、
今回登れて、大変嬉しいです。
昇己先生の赤岳主稜組は、出発が我々より遅かったのですが、ほぼ同時刻には
赤岳鉱泉に戻って来て、再会しました。
聞くところによると、赤岳主稜の組は取り付きで渋滞に遭い、やむなく10人抜きを
したそうです。
この時期になると、春の兆しが顕著で、芽吹きももうすぐかな、と見えました。
たしか地蔵尾根の最下端のあたりだったと思いますが、1頭のかもしかと出会い
ました。木の芽でも探しているかのようでした。
[2008年3月19日 19時36分20秒]