記事タイトル:シャモニの岩登り 


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お名前: 藤田憲一   
 先の書き込みの中で、間違いがありました。
 クライミングの日数は、5日間でなく6日間でした。
 また、ランデックスのフランス語綴りが文字化けしてしまっています。
 正しくはLの次に、アポストロフが来ます。その後にIndexです。
(固有名詞は全部フランス語を併記したかったのですが、アクセント記号付きの文字
がきちんと表示されるかどうか不安があるので、断念しました。)
 最後のあたり、「分かれる時」は「別れる時」が正しいですね。
 見苦しくて恐縮ですが、訂正させていただきます。
[2002/08/01 02:26:11]

お名前: 藤田憲一   
◇ 昇己先生のガイドで、私を含む講習生2人がシャモニで5日間岩登りをしてきました。
とり急ぎ、概略をお伝えしましょう。
◇ 7月20日にジュネーブに着き、タクシーでシャモニへ。
シャモニの谷に入ったのは、午後9時ごろだったと思いますが、モンブラン山群の頂上部分が、
夕焼けで赤茶にそまっていました。
◇ 21日は休養日。この日朝から降雨。雷も聞こえます。既にシャモニ入りしていた
昇己先生と夕刻落ち合いました。
◇ 22日、天気は回復してきました。シャモニの北側の山群にある、
ランデックス(LユIndex)南陵を登攀しました。
 バスとロープウェイ、リフトを乗り継ぎ、さらに30分ほど歩いて取り付きに至ります。
2500〜2600メートルほどの高さです。
 ここは、比較的やさしめのマルチピッチ。これで、高度順化をはかり、あわせてクライミング
のトレーニングをします。
◇ 23日、ミディのコスミック(Cosmiques)山稜を登りました。天気がよいので、
ロープウェイの駅は、ミディへ行く登山者・観光客で早朝からごったがえしています。
 コスミック山稜はミックスのルートですが、今年は雪が少ないそうで、ほとんどアイゼン
履いての岩登りです。
 花崗岩の大きな岩が次々出てきて、変化に富んでいます。
 終了点は鉄梯子を登って展望台に出ます。日本人の観光客も多くいて、私たちを迎えてくれました。
 富士山よりもちょっと高いところでのクライミングは、気分のよいものでした。
 コスミック山稜に取り付く手前で、ミディ南壁を見上げました。褐色のきれいな壁です。
◇ 24日は、ミディ南壁の予定でしたが、前日の天気予報はよくありません。
 ミディへ行くロープウェイ駅まで念のため出かけましたが、切符売り場のガイド専用の列には、
昨日とはうって変わりほとんど人の姿がありません。
 そこで、わたしたちは、北山方面に転進。おとといのランデックスの隣の、
グリエール南稜(La Chappeleを含む)の登攀を目指します。
 しかし、取り付きまで来たら雲が湧いてきました。あたりがよく見えません。無理をせず、
引き返すことにしました。
 この日、午後出直してシャモニ郊外のガイヤン(Les Gaillands)の岩場でトレーニング。
 マルチピッチを2本やり、そのあと少しかぶったショートルートにチャレンジしました。
◇ 25日は、前夜の天気予報が良くなかったので、はじめから遠方に出かけるのは控えました。
 雨は降ってこないので、午後にガイヤン(Les Gaillands)の岩場でトレーニング。
この日は、ショートルート3本にマルチルート一本です。
◇ 26日は、天気予報はよくなかったのですが、晴れてきたので、シャモニの北山である
ブレバン・デュ・クロシェのCrakoukassというマルチピッチのルートに登りに行きました。
 先行パーティのフォロワーがなかなか登れず、滑ったりするので、やむなく横から抜き去りました。
 このルートは、岩がちょっともろい部分もあります。しかし、内容は多彩で、最後の壁は特にきれい。
◇ 27日は、前日の天気予報が快晴ではなかったので、ミディ南壁は諦めました。
 しかし実際にはからっと晴れたので、先日取り付きまで行ったグリエール南稜(La Chappeleを含む)
を登ることにしました。取り付きに着くと、先行グループがいくつかあります。
 直前のふたりは、高校生ほどの少年とおそらくはその父、という組み合わせ。
 長くて太いロープを2本ひいて登っていきます。易しいところは少年がリードします。
 ふたりは、コールをほとんどしない。ロープの引きで会話しているのでしょう。
 登攀終了して私たちと分かれる時、「サヨナラ」と挨拶してくれました。
 このルートは内容が豊かで、グレードも高い。ピッチ数の多いクラシックルートです。
 ここを登って、とても充足した気持ちになりました。
◇ 私たちは、シャモニの盛夏に出会うことができたようです。
[2002/07/30 21:56:09]

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