記事タイトル:花の戸隠山を楽しんだ 


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お名前: 佐藤 征男   
6月7日(曇り)9時50分奥社バス停を5人で出発、戸隠奥社の参道の大きな杉並木道を歩く。
百間長屋付近から岩がでてきた。クサリ場が続くが、鎖に頼らないように登る。やがて難所の蟻の戸渡りは、
ナイフリッジとなり、両側が切れ落ちている。ロープが無いととても渡れそうも無い細い岩稜を登ると
八方睨みの小さなピークに着いた。ここからは、昨年登った高妻山が随分大きく、そして高く見えた。
10名位の1パーテーに会っただけで登る人が少なく、それだけに、ショウジョウバカマ、イワカガミ、
シラネアオイの花がとても輝いて見えました。
九頭龍山、一不動避難小屋を経て帯岩のクサリ場付近は岩が濡れており滑りやすかったので、慎重に下った。
15時50分1年振りの戸隠牧場に着いた。牛も食べないハルザキヤマガラシの黄色い花を眺めながら、
ソフトクリームを食べた。戸隠小舎泊。古いピッケルやアイゼンを見せていただいた。
6月8日曇り。4時30分今日は6名で出発。鏡池〜天命稲荷を通って隋神門の古いかやぶき屋根の門の横にでた。
ここから昨日と同じルートで八方睨みへ。蟻の戸渡りは昨日に続いて2回目の通過でしたが、なんとも慎重な
バランス感覚が必要なところでした。栂の廊下を過ぎて最低コルあたりから残雪が出てきた。
踏み跡も僅かでヤブもありルート選択が難しいところだ。本院岳は南側の百丈沢側が特に切れ落ちており、
高度感が充分である。西岳のキレットを慎重に通過して第1峰へ。ここから天狗原までは、クサリ場と
鉄梯子登りと根曲がり竹の急斜面で、器械体操でもしているような急な降りの連続で、とても気が抜けない
急斜面の降りだった。大平の牧草地に着いてハーネスをはずした。振り返ると西岳から第1峰、第2峰へと
続くごつごつした稜線は、機会があったら歩いてみたい気がしました。15時15分鏡池到着。
10時間25分の行動時間でした。
この日は、ミヤマアズマギクのピンクの花やハクサンイチゲ、などの可憐な花が見ごろでした。
根曲り竹のたけのこも丁度良い時期だったし、ギュウジャニンニクの強い臭いや狭い尾根上に残る
哺乳類(おそらく猿と思う)の糞が、縄張りを主張するかのようにたくさん見かけることができました。
登山者の少ない静かな戸隠山を楽しむことができ、満ち足りた気持ちで温泉に入ることができました。
皆様お世話様になりありがとうございました。
[2003/06/14 23:54:49]

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