ダン・デュ・ジェアン 4013m〜ロシュフォール針峰4001mの稜線縦走
ロシュフォール山稜は雪庇の張り出した、細く高度感満点の雪稜コース。
(7月20日〜21日 快晴 鈴木、市川)
 ヨーロッパ・アルプス イド山行報告 2002年7月14日〜8月20日

今年のヨーロッパは異常気象だった。
まるで日本の梅雨のような不安定な天候のため予定通りの山行はできませんでした。予定のグランドジョラス、ツールロンド北壁、ミディ南壁、モンブラン、マッターホルンなどは天候、ルートのコンディションなどが悪く残念ですが諦めざるを得ませんでした。
8/11はツエルマットでも夏としては異例の大雪に見舞われ、町はもとより周囲の山々は新雪で真っ白になり冬のアルプスを思わせるような錯覚さえ覚えました。
この山行報告にもあるようにモンブラン、マッターホルンだけが山ではありません。数え切れないほどの素晴らしいピークとルートがたくさんあります。岩登りの技術をさらに磨けば世界がもっと広がります。
モチベーションをしっかり持てば夢は叶えられます。来年に期待しましょう。



ガイアンの岩場
シャモニの町から歩いて約20分の道路
脇にある。恵まれた環境の中で小さい
子供からお年寄りの方まで一日中クラ
イミングを楽しむ人たちで賑わっている。
アンデックス針峰2595m南東稜
アルプス登攀の入門コースで赤い針峰群にある。たえずモンブランを正面に眺めている。展望の素晴らしい短コース。(7月18日曇りのち雨 鈴木、市川、棚橋 7月22日曇り 鈴木、藤田、高橋)
シャペル・ド・ラ・グリエール2663m南稜 アンデックスの近く。アンデックスよりさらに難しく、そして長い。クラック、ディエードル、カンテ、スラブそれにつるつるで高度感のあるトラバースを含んだ変化に富んだ素晴らしいコース。(7月16日曇りのち雨 鈴木、市川 7月27日快晴 鈴木、藤田、高橋) ミディ針峰3800m、コスミク山稜 高山に慣れること、ミックスの練習として理想的なコース。勿論眺めは素晴らしいの一言に尽きる。アプローチも近い。登攀終了は、ミディケーブルの終点、展望台。観光客が大歓声で迎えてくれる。(7月23日快晴 鈴木、藤田、高橋)
小川山 クライミング特別講習会  
屋根岩第二峰セレクション 2002年6月29日(土)〜30日(日)

Kさん初めてのマルチのリードクライミングに挑戦です。
落ち着いて一歩一歩前進、高度を上げてゆく。特別難しいルートではないが、リードする緊張感がザイルから伝わって来る。
4P目、木登りから壁に移る時、ビレーする手に思わず力が入ります。約二時間くらいのマルチルート、とても楽しむことができました。
昼食後、屋根岩第三峰の同志会ルート、JMCCなどを登って充実した一日でした。
  
二日目、夜の雨でかなり岩は濡れている。晴れ間はあるが雲がわいてきそうで、安心できないお天気です。晴れることを祈って川を渡って岩場に行く。テントの数も、他の岩場に移動または、帰京したのか、とても少なく、岩場にも人はほとんど居りませんでした。
岩場の下部は、まだ濡れていておっかなビックリ慎重に足をおくようでしたが、上部は風に当たっていい感じに乾いていました。
父岩の小川山ストーリー・小川山ストリート、兄岩の上部移動して、紅葉・ウォーリをさがせ・クマさんガンバレを悪戦苦闘して登る。スラブ、フェイスのレイバック・バランスの取り方を練習致しました。
     
お天気も良い方に変わり快適なクライミングができました。今回はマルチルートを希望する方の臨時の講習会を開催いたしました。(Y記)

2P目のTさんとKさん
ロッククライミング 小川山     2002年6月22日(土)〜23日(日)
梅雨の為、今週もまたまたお天気の心配をしながらの出発です。

雨が落ちてきたらすぐに撤退できるように、アプローチの短いリバーサイドでの講習。
岩は少し湿っていましたが、何とか一日登ることができました。

早く梅雨が明けて、乾いた空気の中でのクライミングを満喫したいです。

ブラックシープをリードするFさん

屋根の上のタジアンを上るNさん
戸隠連峰 西岳  2002年6月15日(土)〜16日(日)
参加者:8名 ガイド:鈴木昇己 吉田秀樹
 
アリの戸渡り
谷川岳 一ノ倉沢南稜  2002年6月19日(水)
                 個人ガイド
天気予報はあまり良くないが、空の様子を見ながら南稜の取り付きへ。

ハーネスを着け、シューズを履き、準備ができた時に、雨が降り始めた。

岩は濡れてしまい安全の為、心残しながら中止と致しました。(S記)
ロッククライミング 小川山   2002年6月8日(土)〜9日(日)

ガマスラブのMさん
今週もまたお天気の不安を抱えて出発。
  
一日目は、自然の岩は初めての方がいたので、ガマスラブにてトップロープとリードの班に分かれて練習をする。何組かの先客がいたので、上の岩場に移動、それぞれの課題を講習する。夕方まで雨にも降られず練習することができました。
  
二日目は、小川山の基本、スラブの練習をした。
空いていた為、内容のあるルートを沢山登ることができました。わずかな凸凹を利用して、指の使い方、足の置き方、バランスの取り方など、お互いにアドバイスしあいながら講習する。
    
課題を解決したり、または増えたり、充実した一日だったと思います。(S記)
谷川岳 一ノ倉沢 烏帽子岩奥壁変形チムニー
 2P目のFさん
2002年6月3日(月) ガイド :鈴木昇己

天気予報は良い方に変わりました。
5:30に取り付きを出発、岩は乾いて快適なクライミングが楽しめるようです。後続のパーティーが大きな岩の落石、先行パーティーでホット胸を撫で下ろす。
努力家のFさんは、本番でも落ち着いてスムーズなクライミングで高度を上げてゆく。
9:00には終了、シラネアオイに見送られて下山いたしました。(S記)

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