大黒天とその近辺
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                
 
 
 
 
 
 
 
                 
 
 
 
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毘沙門天の龍光院から大黒天の円珠院へ向かう途中に間宮林蔵のお墓がありました。表に看板がなければ見落とすところです。
 
円珠院の周辺は、お寺がたくさんあります。丁度その真ん中あたりに位置しています。
 
「大黒天信仰には二つの流れがあります。一つは大黒天を大国主命とする流れ、これは多く神社に祀られています。もう一つは、インド名をマハカーラという仏神の大黒天、これは多く寺院に祀られています。円珠院に安置されているのは、仏神の大黒天です。インドのシバ神が、悪神を退治した神話から、仏教に取り入れられ、マカカラテンすなわち大黒天となり、夜叉茶吉尼衆を降伏する大日如来の化身となり、ふんぬの戦闘神の姿をしていました。ところが大黒天はしだいに招福の神となり、ふんぬの相が、笑顔の姿になり、台所財宝糧食を司る大黒天となりました。」ということです。
 
「大黒は大国に通じ、大国主命に結合して福神の形となり、烏帽子、狩衣を付け、右手に小槌をかざし、左手に大きな袋をかつぎ、米俵の上に座すようになりました。小槌と袋は限りない財宝糧食を蔵していることをあらわし人々に財宝を授ける福神であります。米俵に縁のあるところから、鼠は大黒天の使徒になっています。子の日、特に甲子の日は大黒天の祭日となっています。」ということです。