漫画
 
◎萩尾望都「ポーの一族」(2002.06.30〜07.03)
 
「何となく…」  投稿日:06/30(日) 19:17 PC [返信] [削除]
「ポーの一族」を読み始めました。今まで、通して読んだことはなかったので、小学館文庫の三冊をまとめて買って、読んでます。このころの萩尾さんはいいですね。
 
「読み終わった!」  投稿日:07/03(水) 20:38 PC [返信] [削除]
昔は、一部分を断片的に読んだだけだったので、きちんと全部読んだらよく分かりました。やっぱり僕はエドガーがいいですね。お話としては、「メリーベルと銀のバラ」が好きです。「小鳥の巣」は少年愛的でちょっと…。2巻の後ろの解説に宮部みゆきが書いていました。
 
 
◎あずまきよひこ「あずまんが大王」(2002.08.30)
 
「いろいろ…」 投稿者:シュンちゃん 投稿日:08/30(金) 20:42 PC [HOME] [返信] [削除]
…「あずまんが大王」の4巻を買いました。これで終わりみたいですが、ほのぼのとした笑いが好きでした。キャラとしては、やっぱり榊ちゃんでしょう。悲願の「ネコと仲良し」が「ヤママヤー」という珍しいネコさんと成就できたことが、読んでいる方としては、妙に嬉しかったです。
 
 
◎藤田和日郎「うしおととら」(2002.09.10〜21)
 
「何も考えてませんが…」 投稿者:シュンちゃん 投稿日:09/10(火) 21:41 PC
…近況。愛読書の一つ「うしおととら」を読み返し始めました。藤田和日郎さんの漫画は、「頑張れ男の子!」っていう感じがとても好きです。「うしとら」って、一つのエピソードの中に必ず泣かせ所というか、泣かせ文句みたいのがあって、何回読んでも泣けてきちゃうところがあります。(端から見るとバカみたいですが)
いろんな漫画を繰り返し読んでいると、最初読んだ時の印象と違って、色あせることもありますが、不思議と「うしとら」はそういうことがありません。その辺が好きなわけでしょう。何はともあれ、大好きな漫画です。
 
「読み終えました」 投稿者:シュンちゃん 投稿日:09/21(土) 21:37 PC
10日ほどかかって、「うしおととら」全33巻+外伝1巻を読み切りました。後半の白面の者との対決に入っていくまでに、たくさんのエピソードを語り、その中で出てきた人(妖怪)達を最後に出してきたのは、ありがちな話しながらやっぱり泣かせてくれますね。
ボク的に辛いし哀しいなぁと思ってしまう話の作り方で、関係者みんなが「うしお」と「とら」のことを忘れさせられてしまうっていうのがありました。似たような展開は他にもありますが、こういうのっていつも辛いなぁと感じてしまいます。もちろん、最後にみんなが思い出せるところは、「よかったなぁ」と泣けてしまいます。
細かいところもいろいろ好きな場面がありますが、あまり分析的に書くと面白さが減りそうなので、やめときます。でも、やっぱ少年漫画ってこうじゃなきゃねっていう感じが、藤田さんの作品にはいつもあります。これからも良いものを描いていって欲しいです。
PS.連載中の「からくりサーカス」も面白いです。
 
 
◎手塚治虫「ブラックジャック」(2002.09.28〜10.06)
「ビデオと文庫で…」 投稿者:シュンちゃん 投稿日:09/28(土) 23:29 PC
ブラックジャックにはまっております。ケーブルテレビでビデオ版をまとめてやってくれたので、録ってみております。いやぁ、一時間ものを10本って言うのは見応えがあります。やっと半分見ました。出崎・杉野コンビだったのね。なかなか見せてくれるものがあります。演出も出崎さんらしさが出ていて、泣けてきますね。(去年末の「とっとこハム太郎」は死にましたが…)もう半分を頑張って見ます。確か映画版って言うのがあったと思うので、それも見てみようかなぁ。
原作の文庫を今日、本屋で買いました。取り敢えず3巻まで。お話のほとんどを忘れているので、新たな気持ちで読めて良いです。結構、ほろりとさせられる話があって、良いですね。うーん、やっぱり手塚治虫は偉大だ。
「ひとまず終了」 投稿者:シュンちゃん 投稿日:10/06(日) 18:11 PC
ビデオ10本プラス劇場版1本と文庫版16冊、完了しました。文庫版の方は、お話が後10数話あるはずなので、二冊くらい出るのかな。でも、200話以上を一気に読んだので、ちょっと頭の中がごちゃごちゃしています。でも、ブラックジャックのイメージはそのままかなって思いました。昔読んだもので、間違った印象を持っていることがありますが、今度の場合はそのままって感じです。「金に汚い無免許医師だけど、ヒューマニズムと自然を愛する心は人一倍」っていう印象はしっかり残っていました。金に汚いのも愛するもの(手つかずの自然)を守りたいからという理由があるためって言うのは、ちょっと忘れてましたが。それと、自分と母親を事故に追いやった人たちへの復讐の話もちょっと忘れてました。
ビデオと映画の方は、そういうブラックジャックの内面をしっかりとらえて、話が作られている感じで、良いできだったと思います。久々に満足って感じです。
 
後は文庫の完結と劇場版をケーブルテレビでやってくれないかなぁってことです。(レンタルビデオで劇場版を見ましたが、珍しくコピーガードがかかっていて、ダビング失敗でした。)
 
☆その後、03.01.03にケーブルテレビで放映することになりました。
 
◎佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」(2003.03.30〜)
漫画日記「ブラックジャックによろしく」@ 投稿者:シュンちゃん 投稿日:03/30(日) 18:58 PC
何となく前から気になっていた、「ブラックジャックによろしく」(モーニング連載)を読み始めました。タイトルのイメージから、ちょっと斜に構えたお話かなと思っていましたが、4巻の帯にあった「生まれた赤ちゃんはダウン症だった…」で、仕事柄何となく惹かれて、まとめて買ってきました。
主人公の斎藤英二郎が、研修医として医療に関わっていく中で、日本の医療現場にある問題や壁にぶつかって、「医者とは何か」、「医療とは何か」と悩みながら、患者を救いたい熱い思いで行動していくお話です。ブラックジャックとはあまり関係ないように思えますが、作者や編集さんがタイトルに込めた思いは、金次第ではありながら人の命を大切にしたブラックジャックの生き方に捧げると言うことなんでしょうね。お話の中で、「素人じゃないんだから」とたしなめられる斎藤の存在が、読んでいる僕(素人)と近く感じて、より共感できるんでしょうね。いろいろと考えさせられるところがありました。
このお話の良いなぁと思うところは、斎藤以外の人たちのいろいろな思いに、共感できたり、反発したりと、たくさんの思いが浮かんでくるところでした。それについては、また次回。
 
「ブラックジャック〜」気になっています 投稿者:ビンセント・田所 投稿日:03/31(月) 23:57 PC 
大学病院関係者の話(又聞きの又聞きですが)だと、大体漫画の通りだそうで、こわいことなのではないでしょうか?と書き込みながら、実は読んでいないので私も気にはなっていました。コメント期待しています。
浜離宮の菜の花きれいですね。帰省してきましたが、千葉も菜の花が満開でした。これで桜が同時に咲いていれば超キレイだったのにななどと欲張ったことを考えてしまいました。
漫画日記「ブラックジャックによろしく」A 投稿者:シュンちゃん 投稿日:04/01(火) 20:40 PC 
怖いことって言うのは、中規模病院の夜の救急当直は研修医しかいないとか、大きな大学病院は医局の壁が高くて症例検証会議などを通さないと命に関わる緊急の状態でも手術をしてもらえないとか、大学病院の場合は医者は多いけど手術する回数が少ないので一人一人の医師の腕はあまり良くないとか、こういうことでしょうかね。こんなことが書かれています。お医者さんの全部が全部そうだとは言いませんが、ある程度は真実なんでしょうね。そう考えるとホント怖いです。
 
さて、今回は、白鳥貴久医師についてです。白鳥Dr.は、斉藤君の第一外科での指導医でした。基本ラインとしては患者に対して優しい人なのですが、点数制の無駄が多い医療の現状に疑問を感じ何とかしたいと思っていて、それを何とかしようと上に上がって変えていきたいと考えています。斉藤君が担当した老人の延命治療は、医療保険の無駄使いだと言い、「死に行くものは静かに看取るべきだ」と治療を打ち切ります。でも看護婦さんの老人への介護や意識不明ながらもひげが伸びている(身体は生きている)ことを見た斉藤君は、治療再開を訴えます。それに、白鳥Dr.は、「私は将来必ずこの大学の教授になる。教授になってまずはこの大学を変える。全国にある永大の関連病院を変える。そして日本の医療を変える。結果的にそれがより多くの人を救う道だ」と理想というか信念で斉藤君に答えます。
 
何か「踊る大捜査線」みたいですね。白鳥先生の言うことも分かるけど、僕は斉藤君の立場ですね。体制に対する不満もあるけど、患者と対峙して医者として何ができるのか、ホントの現場で生きていくお医者さんであってほしいと思いました。また、自分が現場で生徒と関わっていく教員でありたいなぁと思いました。だってそれが好きなんだもん。
 
漫画日記「ブラックジャックによろしく」B 投稿者:シュンちゃん 投稿日:04/02(水) 23:18 PC 
恐いこと第二弾。斉藤君が担当した心臓病の患者が、循環器外科に回されて、自分の病状を尋ねたとき、(斉藤君から病状がかなり悪く、病院の都合ですぐには手術できないし、手術もかなり危険と聞かされている)、聞かれた医師が「こっちだってやりたくて手術してるんじゃないんだよね」「アンタが頼むから我々はやるんだ」「最後にアンタの心臓に触るのは我々だよ」と答えるのは、はっきり言ってホラーですね。
 
今回は、北三郎医師です。名前の通り、北○三郎そっくりさんです。斉藤君が、心臓病の宮村さんを永大以外のところで手術をしてもらおうと、尋ねていった先の外科医です。演歌のような熱い心意気と膨大手術数をこなした叩き上げの心臓外科医ですが、長年にわたって積もり積もった哀しみに耐えかねて、斉藤君があったときには「もうオペはできない」とメスを置いていました。一度はくじける斉藤君ですが、宮村さんの「俺はアンタを信じるよ」の言葉に励まされ、北医師の気持ちを動かします。その時の「だって宮村さんの笑顔をみたいじゃないですか」という斉藤君の一言は、北先生の「患者のための医療」の根元に関わっていきます。
 
北先生の部屋にはたくさんの患者さんとの写真があります。ぎこちない笑顔、心からの笑顔。そのたくさんの笑顔のために、北先生は頑張っていたんですね。そんなお医者さんなら、ホントに信頼できるのかもしれません。
 
僕も生徒の写真をいつも撮っています。なかなか笑顔はうまく撮れませんが、一人一人の良い笑顔はいつでも思い出せます。そんな笑顔のために、僕も頑張っていきたいです。
 
漫画日記「ブラックジャックによろしく」C 投稿者:シュンちゃん 投稿日:04/03(木) 21:19 PC 
今回は、「親分」について二人。一人は、永大の循環器外科の藤井教授です。斉藤君が心臓病の宮村さんを他病院の北先生に手術させたことで、メンツに泥を塗られたことになります。一応謝りに来た斉藤君にこのように言い放ちます。「大学病院とは臨床機関であると同時に研究機関でもある」「私の本分は研究でね」「現在私の下で多くの医師たちが重要な研究に時間を費やしている」「君が救えるのは君が出会った患者だけだ」「私は既に私の研究成果で数百万人の患者を救ったよ」
何ともはや困った親分です。言っていることはご大層ですが、自分の周りにいる人たちが仕事をしてくれたおかげで、その結果が出ていることが分からないとは、どうしようもありません。こんな人はフィクションだけにしてほしいですが、どっかにはいるんだろうなぁ…。恐いです。
 
二人目は、北先生の回想に出てくる、オーストラリアのプロフェッサーMです。日本の医療に愛想を尽かした若き日の北先生が師事した心臓外科医です。理想に燃えた北先生が、朝の病院へ一番乗りして患者を診ようとすると、既に彼は患者の回診を始めていました。そんな彼に北先生は尋ねます。「あなたは毎日一番にいらっしゃるのですか?」それに対して、「この病院で一番偉いのは私だ。だから私が一番に患者さんの事を思って早く来るんだ」と言います。
「親分」としての自負を持っているんですね。こんな「親分」の下でなら、働きたいですね。あぁ、現実は…。
☆単行本は6巻まで出ていますが、この後ちょっと忙しくてコメントできませんでした。完結したら、まとめて書きたいと思います。
 
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