◆◇◆ 短パンアロハな親子探索ツアー ◆◇◆
(別名:この程度の英会話であなたも海外旅行はバッチリツアー)
ちなみに文法ミスのツッコミは不可です。単に“コレでも通じました”程度です。(笑)


◇ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 ◇

09/Apr/'02

「どこに行きたい?」
「スターバックスに行きたいの〜」
「なんでー!?日本にだってあるじゃん!」
「あとね、金髪無修正!!」(←同じ課の兄ちゃんへお土産にしたい(笑))
「なんだよそりゃーー!?!?」
こんな間抜けな会話を乗せて新宿駅発16:26成田エクスプレス33号は一路、新東京国際空港第二ターミナル駅へ。
会話の相手はオット。
諸般の事情で、昨年一年間は旅行はおろか、時期によっては土日も臨戦態勢で待機を強いられていたのと、恐ろしくも奇跡の結婚5年を無事乗り越え、6年目突入記念で誰が名付けたか、どこぞの推理小説家が息子に悪いことばっかり教えている『悪の島』ハワイへ…(もしかしたら名付け親はくーFHさんかしら?(^^)<悪の島)
“なんで今更ハワイ?”と幾人かに言われる。
確かに今まで、インドネシア、タイ、モルディブ共和国…etcと今まで訪れた国々は、
どちらかと言えば、リゾートで『ただ単にのんびりして地元の人とふれあいたい旅行』だったのに、
今回『リゾートはついででブランド品買い物旅行』と言うイメージがあるハワイなのか?
「ハワイってね、日本の州か沖縄みたいな感じ」と聞かされたハワイは、
今まで以上にのんびりしたかったので、英語を使わなくて済みそうだと思った。

日本国の法律でイミグレーションの係員は無愛想で偉そうでなければならないと規定されているのだろうか?と訝しがりながら、帰国しようとしているフィリピン人をイライラと語気荒く文句を言い、目をつり上げていた係員からパスポートコントロールを受け、63ゲートから20:30発、全日空1052便は定刻より若干早めにTakeoff!!
まずは機内で化粧を落とし、免税品店で買った保湿美容液を塗りたくる。
敏感肌ではないけれど、薬事法の関係で同じブランドでも国によって若干成分が違うと聞いたので、
薬事法が厳しい(『遅れている』とも言えるが(^^;)日本国内の免税品店で出国間際に買う。
「これねー、日本国内の正規価格だと8000円位するのよね〜」とオットに自慢げに語るも、
やっぱり、男にはこのありがたみがわからんね。反応が薄くてつまらない。

よーし、コンタクトも外した、リサイクルエアが循環しているので肌が乾燥する窓際を避け、
出入りするのに気兼ねしない通路側を確保したし、後は寝るだけ…
………そうだった。国際線と言えばワタクシが心密かに『ブロイラー気分満喫体験』と名付けている程、動かないのに食事が出てくるんだっけ…
オットは肉、私は魚(鰆の西京焼き)をチョイス。
ここでオットが「スカイタイム飲みたいな。」と言い出す。
サッパリとしていて、何度飲んでも飲み飽きないから、その昔、出張で飛行機に乗ったときは離陸しても寝ても覚めても着陸寸前でも頼みまくっていた記憶が甦る。
「あー、あれ美味しいよね。私も大好き。ソフトドリンクのメニューに書いていないけど頼もうか?……はっ!?!?あるワケないじゃーん!!」
「なんでだよ。」
日本航空オリジナルのドリンクを、全日本空輸でオーダーするのはなかなか難しいと思うぞ。

とりあえず、動物性タンパクと、野菜と若干の糖質を採ったら飲み物だけは何度も頼んで水分補給。
現地到着予定時刻が8:30なので、フライト時間=本日の睡眠時間になるため、とにかく寝る。
離陸直後に厚い雲に突っ込み、かなりガタガタと予想の付かない3次元方向に揺れたが、
眠りかけたらまたもやタービュランスに突っ込み目が覚める。
ウトウトすると免税品販売の機内アナウンス、ウトウトすると他のグループの大きな笑い声、
ウトウトすると後部席に座っている人の足がシートの背中部分を蹴り上げる状態になり飛び起きる…
そんなことの繰り返しで、ついに怒ってオットにあたる。(怒る理由は後述)
うっすらと目を開けると前方スクリーンでは『ハリポタ』上映しているし…
ああ、もう!気になっちゃうぅ〜〜〜(でも寝た。(笑))
熟睡し始めた頃に米国入国用書類が渡され、記入し終わった頃にホノルル国際空港到着!
ボーディングブリッジに出てムワッとする熱風を体感しながら、
「暑ーーい!」と叫……ぼうと思ったのに、「さ、寒い。」が第一声。
えてして南の観光地は『冷房を強くする=サービスの現れ』と思っている節があり、
歓迎しようとするほど冷房が強力になっていく気がする。
そういえば香港のホテルでは出がけにエアコンを切っても、戻ると「強」になっていて、
ガタガタ震えながら長袖のカーディガンを着込んで窓を開けて外気温を入れたなぁ、
毎日、見えざるルームキーパーさんと寒さに関しての熱き戦いが繰り広げられたっけ…と昔を思い出す。

同時多発テロ以降、厳戒態勢が敷かれているとは聞いていたけれど、
ボーディングブリッジを降りた時、アライバルゲートに入る前、シャトルバスの待機中、
ターミナルに入る前と何度もパスポートの確認を受けた後、ようやくイミグレーション。
係員が「モクテキハ?」と片言の日本語で聞いてきたのを「国籍は?」と聞き違え、胸を張って「JAPAN」と堂々と答える。
英語ダメダメの私に輪を掛けて、オットは英語全然ダメダメなので会話担当は私。
「チガイマース『モクテキ』ハ?カンコ?」「おー、あいしー。さいとしーいんぐ。」
「ナンニチ イマスカ?」「ふぁいぶでいず」
米国人が日本語、日本人が英語と言う、なんだか奇妙な会話をした後、ようやく米国の地を踏む。

かつての様に、日本から国際電話を入れてホテルを直接予約するような気力は無かったので、
今回は完全にパックツアーにして、現地ツアーデスクまで係員に連れられバスで移動。
ツアーデスクでは「必要書類です。」と手渡された中に、提携している店、簡単な地図、
トラブル時の対処法と連絡先の中にミールクーポンが…
『ミールクーポンなんて使うのは旅の邪道!』と思っていた私が、
今回、しっかりミールクーポンを付けているあたり、自分のダメッぷりを自覚する。
「チェックイン、正午だって。あと2時間あるけれどどうしよう?」
結局、無難にショッピングモールを散策することにする。
利用した旅行会社専用のトロリーバスでオアフ島最大のショッピングセンターである、
【アラモアナ・ショッピングセンター】へ移動。
お目当てはクリスタルで有名な『スワロフスキー』と、
品揃えが抱負だと聞いた『ロングス・ドラッグス』。
ほーら、ブランド品が安いと聞いたのに基本的に食指が動かないし…
その割には小物を結構持っているのはナゼなんでしょうね。
どうやら『物は使ってこそナンボ』と思っている節があるようで、
普段使いのは、作りがしっかりしているブランド品に手を出しちゃうんだよね〜
ファッションにしても、たとえ全身量販品を着ても、一品だけいい物を身につければ、
トータル的に品がアップすると教えて貰ったので、スカーフ位しか必要ないし…
この位の小物ならインターネットショッピングで充分安く買えるから、
改めて海外のブティックに行かない…と言うのは後付の理由で、
本当は、綺麗な格好で旅行しないから、そのブランドの格を尊重すると入店できない。
とまあ、余談はさておきスワロでクリスタルビーズが欲しかったんだけど、
動物やハートなどのモチーフオフジェしかなくて目の保養する。
しょうがないね、ドラッグストアーに行こうかな…

ドラッグストアーでは一目散に錠剤のコーナーへ行き、お目当てのメラトニンを物色。
『メラトニン』
最近では知られてきているコイツは、睡眠誘発ホルモンで、
人間が眠くなるのは、このホルモンが体内で出るからとのこと。
私は普段は極端に睡眠が浅く、つい先日もキッチンにある冷蔵庫の製氷皿から、氷が受け皿に落ちた音で目が覚めるくらいなのと、会社の始業時間が今時8時からなので、起床が5:40と早いために一日の平均睡眠5時間弱の短時間で集中して熟睡するには、この錠剤の力を時々借りている。
以前、サイパン旅行したときに購入したのが、そろそろ無くなりそうだったので、
ちょっと気分的に落ち着かない日々を送っていたので、とりあえず購入できて安心。
行きの機内でも、この錠剤を飲んで寝ようとしていたのが目が覚めてしまい、
薬で脳は寝ようとしているのに、感覚神経が目覚めているという相反する状態になり、オットにあたったのでした。(^^;

それにしても、今、自宅で服用しているのが何r処方されているのか見てこなかった。
規定値の2錠飲むと、朝になっても薬が切れずに、ふらついて階段落ちかけたことがあるので、
今は多くても1錠、普段は半分に割って飲んでいるから一番含有量が多い3rに違いない。
おおっと、1rってのもあるんだ〜、コレなら錠剤を割らなくて済むのでこっちも購入!

そうこうしている内にチェックインの時間になったのでホテルに移動!

今回のホテルは『HYATT REGENCY WAIKIKI RESORT & SPA』の1152号室。
荷物を置いて着替え、まずはランチやね……
ランチはミールクーポンに入っていないので外で食べることにする。
オットよ…どうして私がスターバックスに行くのを訝しがったのに、
キミは何故に喜々として「マクドナルドに行きたい。」と言うのか…
反論する気力も体力も睡眠不足でないし、なにより町並みがわからんので渋々従順。
“こんなでっかいドリンク、スターバックスでもたのまんわーー!!”と、
1.5Lペットボトルを、横半分に切ってフタを乗せてストロー刺したような巨大なドリンクに頭を抱える。

お腹も一杯になったので、約10m毎にあるコンビニのようなABCストア(HYATTホテルだけで3店舗も入っていた!!)で飲み物と青地に白のハイビスカスがプリントされている、いかにもハワイっぽいパレオを購入して、ホテルの目の前に広がるワイキキビーチへ繰り出す。
パレオは便利よね〜、水着の上から腰に巻いてもいいし、ビーチグッズを入れる風呂敷代わりにもなるし、なによりも縦長に使って首と腰で結べばサマードレスになるからアロハが正装なハワイではドレスアップ必須のレストランでも入れるし…
嬉しがってサンドレス風に着てビーチへ行ってビックリ、『Made in THAILAND』
なんだかなぁ、どうりで色落ちして肩から下げていたキャンバス地のトートバッグ(日本のスターバックスで購入(笑))に色が付くわけだ。一人苦笑い。

「時差ボケ予防はね、現地時間に無理やり合わせるの。どんなに眠くても寝ちゃダメよ!」
そう旅行の達人…と言うか、世界を股に掛ける仕事をしている友人の忠告を事前に受けたにもかかわらずビーチで熟睡。オット曰く「死んでた。」

夕方になり、ビーチからホテルのプールに移動してカウンターでタオルを借りることにする。
(ここからは私の英語はひらがな英語、現地の人の答えは正確な英語が分からないのでカッコ書き日本語で表記。)
「めい あい ぼろー ざ たおる?」「(もちろん!部屋の鍵を見せてルームナンバーを教えて下さい。)」
タオルを借りて「(19時までには、ココに必ず返してね!)」「おふこーす!あいうぃる!」
今頃睡魔に襲われたオットはビーチサイドのシートで寝てしまったので、一人でプールに併設されているジャグジーに浸かり、ぼんやりと海を眺めていたら、「Excuse me.」体の大きな黒人のおじさまが入ってきた。
「(日本人?いつ来たの?)」「いえす,あいまじゃぱにーず.あいかむ でぃすもーにん うぃずまいはずばんど」
そんな話しをしていると、相手のご家族がぞろぞろジャグジーに来たので遠慮して出る。

さすがにお腹が空いたな…オットをたたき起こして夕飯はホテル内のローカルレストランに行く。
ミールクーポンなので、メニューが選べないのが難点だけど、悩まなくて済むから楽だわ。
「(メインの魚はどっちがいいですか?サーモン?オパオパオ?)」あ、少しは選ぶのね。にしても…オパオパオ??「ほわっいず あ オパオパオ?」にやっ。といたずらっ子のような笑顔でウェイターは答えない。
「……あい めいく ちょいす おぶ オパオパオ……」「Good choice!」親指立てられる。(笑)
どうやら地元で獲れる名物らしい白身の魚だった。
それにしても量が多すぎ!!サラダがドガーン!ポテトはドサッ!メインディッシュがババンッ!!
味もおおらかな味付けで、デザートに至っては甘物好きな私を以てして「意識が飛ぶ…」とつぶやかせた甘さ。

最後にチェックする段階になって困った!日本を出るときに円安だったので、あまりドルに替えていなかった!!
「ちゃーじ いっと とぅ あわるーむ ぷりーず?」「Sure!」
ホテル内のレストランで良かった…チェックアウト時に精算して貰える。
とりあえず、ホテルのフロントでドルに替えて貰おう…
「えくすきゅーずみー ほわっといず とぅでぃず えくすちぇんじれーと?」
「139」げっ。更に円安になっている…
しかたなく腹ごなしに歩きながら、全世界どこにでも存在するので、中華街と双璧を成すと思っている免税品店デューティーフリーショッパーズこと『DFSギャラリア』へ。
今までの経験上、DFSは交換レートが比較的良かった上に、夜遅くまでやっているので便利。
サービス過剰すぎて半袖では1時間もいられないような寒いDFSでのレートは135円。
ま、こんなもんかな。

取り替えて貰った後、ホノルルの大通り沿いで民族楽器の太鼓を叩いたり、鋸を弾いて演奏しているストリートパフォーマーを横目にホテルに戻る。
最終日の夜に、このうちの一人とお友達になるとは夢にも思わずこの日はさっさと就寝。

一日目終了!


10/Apr/'02

この日は、これが出来れば、それだけでココに来た価値があるっ!!と思っているシーウォーカー。
宇宙服のヘルメットの様な物をかぶり、海上から空気を送ってもらえるので、
海底散歩が出来ると言う優れもの。

餌持っていってお魚さんと遊ぶんだよーーーぅ…(←爬虫類魚類問わず無類の動物好き)
ツアーバスが来るまで、ホテルの裏側の集合場所にあるベンチに腰掛けていると、
ベンチの隣にある灰皿兼ミニデスクの上に新聞が置いてある。
えっとーなになに?おおおーーっ!!
『警察が見つける事ができなかった失踪人が、探偵達(←複数形)によって発見された』!?!?
「ねーー!!見て見て!!この探偵達って短パンアロハな親子かも。うふv
「……いないっちゅーの。」
ちえ。分かってるよーぅ。いいじゃん、これくらい楽しんでもさ。

ツアーバスと言えども単なるワゴン車。
ガイドが日系ハワイアンで、ジョークもちょっと違う。
どう見ても中年なのに、日本系親父ギャグではなく、
私が好きな、シンプルでスパイシーな笑い。
「(車に客を全員乗せて、ドアを閉めながら)えー、皆さんお揃いですね。
それでは、運転手呼んできますので小一時間お待ち下さい。」
……そんなに時間掛かるんだ…と思ったら、ドアを閉めて車の前をぐるりと回り、
運転席のドアを開けながら「みなさん、こんにちは〜、始めまして。」
ツアー客8名総脱力。

運転しながらシーウォーカーの注意事項。
「船上から空気を送るので、苦しくないです。安心していて下さい。
 みんな頑張って息を送り込みます。
「ええっ!?器械じゃないんですか!?」
「そーねー、地元の人が頑張ります。ミントの香りしますよー」
「(さすがに冗談と分かった)あの、空気を送って下さる人は選べますか?」
「多少は選べますけれど、どっちにしても地元のおじちゃんおばちゃんですねー」
「希望としては17歳位の若いのがいいです。
「OK!じゃあ、特別に僕が頑張りましょう。」
「あ……ありがとうございます。…って17歳じゃないですよね?」
オットは“いつもの事”風で苦笑い。
同行ツアー客は呆然。
あー、しまった。会社やオフののりはだめなのね。(^^;

この車中で「一番大切な海中でのサインがあるんですけれど、
車の中でやると間違いなく事故になるんで降りたら教えますね。」
と言われていたサインを、港に着いて下車しながら解説してくれる。
「えー、海中でインストラクターがこの指のサインをしたら…」
そう言いながら、向こうから集団でやって来るおばちゃんの目の前にしゃがんで膝立ちをした!
「いや〜〜ん、なに?」「びっくりしたわ!!」と
おばちゃんが通り過ぎながら異口同音に騒ぐ中を平然と、こっちを見ながら
「このようにですね、海底に膝立ちして下さい。」
…ホントこの人、いたずら好き。(笑)

港からシーウォーカーをする母船に移り、
空気を送る機械を眺めていると、いきなり後ろからウエストを掴まれる。
「ぎゃあ!!」と悲鳴を上げると、海中でガイドをする人が、
後ろを通るのに通路が狭かったようで、私をよけさせるのに冗談半分で掴んでいったらしい。
…さっすが、本場もんのアメリカンジョーク…(?)

さて、海中散歩を楽しんで魚に餌をあげる頃には、
8人の一行の周りを魚がぐるりと取り囲み、今か今かと餌を待っている。
インストラクターに手渡された、パンを丸く固めた餌を持ってそっと差し出すと、
長さが25センチ位から、5センチ位までのカラフルな魚が寄ってくる。
餌をあげている反対の手で、そっ…と大きな魚のお腹を触ると、
すべすべしているけれど、筋肉の動きが伝わってくる。
お皿に乗っている魚は、横向きしか見ないけれど、
餌をあげているときは真っ正面から二つのつぶらな瞳でこっちを見ている。

ああ、生き物っていいな。生きていてくれている事が幸せ。

一心不乱に餌をあげて、ヘルメット越しに魚に話しかけていると、
後ろから急にヘルメット内に空気がゴボゴボッ!!!と入ってきた!
ぎゃっ!!ホースが外れたか!?
慌てて振り返るとインストラクターが自分のスキューバーのパイプを外して、
私のヘルメットの中に空気を入れ、驚かせて楽しんでいた。
ワタクシ、どこに行ってもからかわれる体質のようでございます。

船上に戻り、プラスティックのテーブルセットでランチを食べていると、
スタッフの一人が何かを掴んで船尾にいる他のスタッフ集団の所にニコニコと行く。
よーーく見ると、タコを捕まえて来た模様!!
しかも生きてる!!
「わーーい!!」と食事もそっちのけでタコと遊んでもらおうと船尾に行き、
バケツから一生懸命這い上がろうとしているタコのツルツルフニャフニャで、
まるでゼリーの様な感触がする頭(胴?)をなでていたら、
現地女性スタッフが、笑いながら私の手を取り吸盤に触らせた。
うふ。プチプチしてる〜〜。と言うか吸い付かれた。

そこに別のグループでハネムーナーとおぼしき日本女性がやってきて、
「え…触ってる…うそ。恐くないですか?」と呟いた。
私に言わせると、死骸をぶつ切りにした物は平然と食べる事は出来るのに、
生きているのを触れない方が不思議かなぁ〜(^^;

そして、二匹目を採ってきた丸刈り現地人はタコを自分の頭に乗せ…というか、
帽子の様にかぶって、頭全体を蛸足のすだれ状態のまま客に見せて大喜びしていた。

ホテルに戻り、まだ日も高いのでツアー専用巡回トロリーバスに乗って市内観光をする。
一番先頭で運転手の隣に座り、気持ちのいい潮風に当たりながらの風景を眺めていたんだけど、
気になって気になって仕方のない物が…
あのね、このトロリーバス、停留所から発車する時に運転席にぶら下がっている紐を大きく引っ張って「カンカン!!」とベルを鳴らしているの。
ああ…なんだか面白そう…
運転席をちらちら見る私に気付いた運転手。
「(どう?楽しんでいる?気分いいかい?)」「ぶりーず いず そぅ ないす!」
「(あはは、風が好き?)」会話しながらもヒモから目が離せないワタクシに気付いた運転手が、
次の停留所発車間際、私の頭をポンポンと軽く撫でながら「(ほい、やってみな!)」「めいあい とらい!? せんきゅー そー まっち!」
力一杯「ガンガン!!!!」
車内のお客様の拍手まで頂く。
オット曰く「髪を二つ結びした東洋人は高校生くらいに見えたんだろう…」

そうこうしていると、街角になんだかとっても派手な電飾付きの車が止まっている。
青と赤…緊急車両っぽいけれど……はっ!?
「えくすきゅーずみー いず ざっと かー あん あんびゅらんす?」
 (↑中学英語なのにメタクソだ〜!!)
「Oh!yes,アレハ キューキューシャ ネー」
ああ…おじさん、日本語達者じゃないか…
それより、ジョディ先生ありがとう。こんな異国の地で救急車の単語を思い出せたのは、あなたのおかげです。多謝。このお礼はクールガイとエンジェルで…って、進呈したらダメじゃん。と言うより、進呈するくらいなら私が貰うわ。

町を巡回してホテルに戻った頃に、丁度夕食タイム。
この日は、ホテルの地階にあるチャイニーズレストラン。
でも、ミールクーポンの使える店一覧表には「要予約」って書いてあるなぁ…
「えくすきゅーずみー どぅ あい はぶ あ りざべーしょん?」
「Do you have a reservation?」「あいはぶ なっ」
結局、席が空いているとのことで食事をとれることになった。
昨日の大味で量がドサドサメニューに比べると、だいぶ量が少なくなった物の、
それでも私達には多すぎる料理だったけれど、フカヒレが出てきたり、ロブスターの半身が出てきたりして、量が少ないぶん質がアップして大満足!
世界中どこへ行っても、中華料理は当たりはずれが少ないかも…(和食は当たりはずれが大きい気がするのですがどうでしょ?)
さてさて、チェック時に、やっぱりドルを持っていなかったので昨晩と同じように
「ちゃーじ いっと とぅ あわるーむ ぷりーず!」声高らかに言ったら、
中国系と見られるウェイターさんがうろたえた。
な、な、なに?英語通じなかった??
「うい すてぃ でぃす ほてーる。ぷりーず ちゃーじ いっと…」
レジの所にウェイターさんは行き、そこで蝶ネクタイのおじさまと話してから戻ってきた。
「(もうしわけありません、この店はホテルの店じゃないので…)」「おー あいしー」
このお店テナントだったんだ…
手持ちのドルをかき集めたら何とか足りたので現金支払い。

この後、またもやエクスチェンジのため、テクテク歩きながらDFSへ。
道に色々なチラシ配りの人がいて、「シャゲキー、シャゲキヨー」といいながらオットに押しつけたチラシを見たら、なんとそれは射撃場のチラシ。
「おー、新一いるかもなー」…アンタ、今朝私に「いるわけないじゃん。」と一蹴して、その言いぐさは何だね?
さては、射撃場に行きたいんだな??
「親子揃って持って帰ってきてくれるなら行ってきたら。」
「…あの親父、無敵っぽいからムリだわ。」
確かにね。何がどう無敵か答えに窮するけれど、間違いなくコナン界最強の男だわ。

DFSでエクスチェンジと、ウィンドウショッピングをしてスロットをしたら5ドル割引券が当たった。
「使うかなぁ〜、DFSで買い物する予定ないしねぇ…」と言いつつ捨てられないのが女のサガ。
DFSを出た後、ABCショップで買い物をしてそうそうに就寝。
ふっ…一桁の時間帯に寝るなんて何年ぶりだろう…(笑)

二日目終了


11/Apr/'02

オットはハワイは3回目、私は初めてだったので、お約束のカメハメハ大王像など色々と観光もしたかったので、ツアーバスに乗り込みオアフ島名所観光にいそしむことにした。
朝はホテル内の和食レストランでカニ雑炊セットを頼んでみたら、雑炊なのにミックスベジタブルというかグリーンピースやコーンや四角に切った人参が入っていたのがご愛敬。

観光バス集合場所のアロハタワーに、集合40分前に付いてしまい、仕方なくアイスクリームを食べて待つことにする。
外にあるベンチで食べていると、小鳥が沢山寄ってきて小首を傾げるのでカワイイな。
思わず、ワッフル部分を細かく砕いて給餌してしまう。

バスに乗ったら、まずはワイキキ中心のオフィス街を通り抜ける車窓から、道行くスーツ姿の男女問わず、本当にいろんな人種が見える。
車窓よりカメハメハ大王にご挨拶をし、ワイキキビーチ以上の抜群の透明度を誇るハナウマ湾の展望台から、下のビーチを眺めては海底まで透けて見える、その透明度に「あそこで泳ぎたい…と言うより、あそこでシュノーケリングしてお魚さんと遊びたい…」と無念のつぶやき。

次にハロナ潮吹き穴へ行った物の、波が穏やかで潮を吹かないので、ちょっと残念に思いながらバスは海岸を見下ろせる山並みの道を走っていた。
「あ!鯨!!」誰かの一声に車内がざわめく。
バスガイドさんも「今は鯨来ますね。よく見てください〜」
遙か彼方の海面に、白い小さな輪が出たと思ったらバッシャーーン!!!
鯨が海面に飛び出して背面から落ちて、イチョウの葉っぱのようなシッポで悠々と海面を叩いて海中に潜っていった。
大きな水しぶきの後、やはり白い波が立つ。
くーーーっ!!潮吹きなんかより、こっちの方を見られて良かったーー!!
ヤモリかイモリの如く、窓ガラスにへばり付き鯨を眺めた。

お次は『シーラーフパーク』。
動物好きの我が夫婦、当然下車して次の巡回バスが来るまで中に入って観光する気満点。
……バスのほぼ満席のお客さんの中で、そこまで気合い入れてみる人は我々だけだったようで、
次のバスに乗るための注意事項を運転手さんから教えて貰っているのが妙に恥ずかしい…

中に入って、時間が近づいているイルカショーの水槽に急ぐ。
『犬、猫、新一、烏、イルカ』と言うくらい好きなイルカなので、ワクワクしながらショーを鑑賞していたら…目の前の席に座った家族連れの父親が、イルカがジャンプするのに合わせて、膝の上に抱いている子供を一緒に「ジャーンプ!」と言いながら持ち上げるんだわ……
イルカがジャンプするたびに視野が遮られるのですが…どうしてこのお父ちゃんは自分のことしか視野に入らないかねぇ…想像力がたりんと思うぞ。
結局、父親の横から見ようと体を傾けて終始鑑賞する。んもう。
一緒に行われたペンギンショーも鑑賞し、次は園内観光だ〜!
仔ウミガメの飼育漕、アシカのエリアでは、沢山のアシカが思い思いの格好でくつろいでいる。
そのうちの一頭は何故か、上半身を水から上に出し、目をつぶったまま直立で微動だにしない。
お地蔵様のようなその姿にオットは「作り物かと思った…」
そんなヤツもいれば、すっかり乾いて白くなるまで片方のヒレを水中から出したまま、泳いでいるヤツもいるし…
ああ、ソロモン王の指輪が欲しいわ〜
なんとかアイツらとじっくりお話しできないモンだろうか。
私が生きている間に、誰か双方向通訳・翻訳機を発明してください……

この後、寸劇仕立てのイルカショーを見たあと、もう一度アシカの檻に戻る。
この水族館では、時間を決めて観光客にアシカの餌を売って餌付けが出来ることになっていた。
我々も早速2ドル払って5匹ほどのイワシを買う。
んもう、アシカ水槽、大変な事になっておりました。
「ブオッ!!ブオッ!!ブオッ!!」とアシカの大合唱。
みんなが檻のそばに来て口を開けて大騒ぎ。
どこぞの公園で池の鯉に餌をあげた時に、水面みっちり鯉の口だらけ。と言うのは経験したことがあるけれど、
これがアシカバージョンになると、さすがに迫力がある。
さっきまで人造物のようにフリーズしていたアシカも息を吹き返し大騒ぎ。

大騒ぎなアシカに餌をあげ、ようやっと『Sea Life Park』を後にする事にする。
正門前で横付けされたツアーバスに、同じツアー会社の参加者である事を告げて乗車させてもらう。

初めに乗ったバスの運転手は、やたら陽気な日系人で、今回の運転手は日本から移住した生っ粋の日本人。
同じ大和民族の血が流れているとは言え、育った環境のせいかタイプが全く違う。
後で乗り込んだ運転手さんは、観光ガイドというより観光指南者という趣で、
日本とハワイの環境風土の違いはもとより、考え方や移民者の苦労など、ついには哲学的な話しにまで及ぶ。
総勢6人しか乗っていないバスなので、一所懸命聞こうと思うんだけど…ごめん。疲れには勝てず寝てしまった。

この後、高原に行って下の景色が一望できる展望台で写真を撮った後、
終点地の『DFSギャラリア』で降りる。
よくよく思い出すと、お昼ご飯を食べたような食べていないような中途半端な食べ方をしたので、
まずは早めの夕飯!ホテル近くにある焼肉レストランへ…
オットは焼肉好き。でも、辛いの嫌いなので、この韓国式焼肉レストランのメニューに複雑な反応。
結局、辛い物は全部私が食べたんだけどね。(^^;

夕飯を食べ終わるとやる事がない!

またもや『DFSギャラリア』へウィンドウショッピング。
昼間のバスツアーで、日本人運転手さんが「コーヒーが好きなら、コナコーヒー買って帰って下さい。ABC(コンビニ)ではなく、ちゃんとした免税店で一番高い、混ぜ物なし100%コナコーヒーがいいです。」
そう聞かされていたので、忘れないうちに買いに行くことに…
日本では同じ容量で1000円以内でコーヒー豆を買っているのに、
混ぜ物なし100%コナコーヒーは2700円以上!!ひゃー、高いな〜
DFSだから高いの?それとも高級で希少性の高いコナコーヒーとしては妥当価格??
その価格にひるみながら、色々なメーカーから出ている豆を慎重に選ぶ。
うーん、これにしようかな…いっぱしの主婦として悩みに悩み決めたものの、
しっかりした箱に入っているので、豆だか既に挽いてある粉なのかが分からない。
近所の豆専門店のオーナーに「豆は飲む直前に挽いて下さい。あらかじめ挽いた豆で煎れたコーヒーとは別物です。同じラーメンでもインスタントと、専門店のとは違いますよね?キャベツだって、丸まま野菜庫で保存するのと、千切りにして同じ野菜庫に保存するのとは保存できる期間が全く違うのと一緒です。」と説明を受けてから、
慌ててコーヒーミルを買った経緯があるので、せっかくなら豆のままが欲しいな…
コナ以外のコーヒーがブレンドされているのは殆ど挽いてあるので慎重になる。
「えくすきゅーずみー、いず いっと ほーる? おあ ぐらうんど?」
「こちらは豆ですよ。」外見はしっかり外国人なのに、発音も立派な日本語でお返事を頂く。
「あ、どうもありがとうございます。」
お礼を言って一袋手に取り、レジに向かうとそこには買い物篭2つ分のお土産を会計しながら、
3人の日本人おばさまが「あらあら、これは私が払うから〜」
「だめよ〜、私だって買ったもの〜」
「これは私が使うから払うわ〜」となんかもー、とりあえず一人が精算して後でもめてくれ!!
と絶叫したくなるような状態で、レジのおじさんがなかなかお金を受け取れず呆然としておりました。

長くなりそうだったので、すぐ脇にあるマカダミアナッツチョコレートを見ながらおばさまの会話を聞いていたら、そろそろ決着が付きそうだったのでレジに向き直ると、
セラミックで出来たハイビスカスの写真立てを抱えた茶髪のお姉さんが、いつのまにやら前に並んでいた。
……まあ、写真立て3つ位なら時間掛からないからいいや…
甘かった。DFSにありがちなサービスで『YOU BUY 3! GET 1 FREE!!』を狙っていたらしく、
「1つ貰えるって書いてあったんですけれど…あのー1FREE…」お姉さんが訴える。
ところがこのレジのおじさまはDFSには珍しく日本語が通じないので二人で四苦八苦。
「1FREE?」「え…わかんない…あの、スリー…えとえと…」
「しー せど あいる ばい 3でぃーず、 わんもわ でぃす ぷりーず」
たかだかコーヒーを一袋買うのに、すでに15分以上並んでいるので、
そろそろ「限界…だな…」コナン君状態に入り、思わず口を挟んでしまった…
(それにしても、ひっでー英語だこと。(笑))
この後「これを取ってきた所から一つ選んで持ってきて下さい。」と言った(多分)レジのおじさんの通訳をし、お姉さんが取ってくるのを待ち、会計はようやく終わったのでした。

なんだか、ぐったりしたのでDFS内に有るスターバックスへ!!
ここで頼んだのは日本にはないメニュー『モカココナッツフラペチーノ』をトールで。
オットは『キャラメルマキアート』をトール。
メニューボードを見て、あらかじめ聞いていたとは言えびっくりしたのは、ショートがない事。
一番小さいのがトールで次に大きいのがグランデ、さらにでかいサイズもある!!

スタンド形式で店員が二名しかいない、小さな小さなキヨスクの様な店なので、作る所が丸見え。
カップでカプチーノとモカを計って、手掴みにした氷と一緒にガラガラとクラッシャーに入れ、
ガガーーーッ!!とクラッシュしたら、カプチーノとモカを計ったカップに戻し、
上にホイップクリームを絞り出したらココナッツチップを青海苔の如く振り掛けてくれた。
このココナッツ風味のドリンクが、ハワイの気温は高いが湿度が低い爽やかな気候にピッタリで、
夜風に吹かれながらジュルジュルと飲み干す。
日本では滅多に味わえないのんびりとした時間…
(なにせ、家にいると「泳ぐのをやめると死んじゃう回遊魚じゃあるまいし、少しはのんびりしてみたら?」と友人に言われた過去アリ。)

DFSを出て、ホテルまでの帰り道ホノルルショッピングセンターという、
小さな屋台が沢山集まって一つの大きなショッピングエリアになっている所を散策する。
色とりどりのキャンドルや、イラストのかわいいTシャツなど、ありとあらゆる物があった、

ABCで飲み物とスナック菓子を買ってホテルに戻り就寝。

三日目終了


12/Apr/'02

とにかくのんびりするために、特段予定を詰め込まなかったので(行き当たりバッタリとも言う)、今日一日は完全に予定がない。
折角なので、前の日に観光バスの車窓から見たハナウマ湾に行こうか。と言う話しになる。
ワイキキビーチとは比べ物にならないきれいな海と、店も車もないのんびりとした空気が魅力的。
交通手段はオワフ島に着いてからと言う物、そのストレートなネーミングが気になっていた『The BUS』こと、島内循環公共バス。
もし10メートル先に板状で茶色のパッケージのブツが落ちていたとしたら、どう見ても板チョコにしか見えないように、
“そりゃ、どう厳しく見たってバスはバスにしか見えん。”と黄色の車体に黒のラインが引いてあるそのバスに乗ることになるとは…
前の夜にベッドの上に寝ころびながら、日本から持ち込んだガイドとハワイで手に入れたバスの路線図と首っ引きでルートを調べ、どうやら11番ルートを循環するバスに乗ればいいと判明。
でも、バス停はどこ?11番ルートを循環するバス停は!?
とりあえずホテルのフロントで聞くか…
「えくすきゅーずみー うぃ うぉんとぅー ごー とぅー ハナウマべい.うぇあ いず ざ ばす すとっぷ?」
「(ホテル出て、左に曲がったら銅像があるの。そこの脇にバス停があるからすぐ解りますよ。)」
「せんきゅー、べりーまーっち!」

途中のABCでビーフパストラミのサンドイッチと飲み物、スナック菓子を購入したらバス停へ。
バス到着予定より10分以上早く着いたので、道路向こうのABCにまた行く。
だってさー、バス料金用の小銭がなかったんだもーーん。
小銭ついでにハワイに来てから探している物があるから…
それはサンデー。
先週号で覆面レスラーの決意に自らの決心を重ね合わせ、
やりきれない笑顔のコナン君のその後が気になって気になって…
オレンジページやマガジンはいくつかのABCで見かけたのでサンデーもないかなぁ〜
でもマガジンが日本円で約1500円だったので、仮にあってもためらいそうだわ。

結局なかったので、飲み物を購入。
飲み物はすぐ無くなるから多めに買っておこうっと。
所が、丁度キリのいい数字になってしまい、1ドル札が貰えない。
10ドル札をレジのおじさんにそっと出しながら、
「えくすきゅーずみー えくすちぇんじ ふぉー すもーる びるず ぷりーず」
「OK!」
子供のお使いの如く、1ドル札10枚を握りしめてバス停へ。

目的のバスが来たので乗り込んでビックリ。
運転手に停車を知らせるブザーがなくて、窓枠沿いに張り巡らされているヒモを引っ張ると、
運転席にあるベルが「カン!」となる仕組み。
しかも当然の如く「次は○○」なんて停留アナウンスもなし。

海岸沿いをキラキラとした海面を見ながら、平屋が多い居住区のプルメリアやハイビスカスの合間を縫ってバスは走り続け、ようやくハナウマ湾を望む高台に到着。

ともかく、ハワイのいいところは湿度が低いこと。
ビーチリゾートといえば、南下ばっかりしてアジア方面専門だったので、こんなにカラリとした暑さは未体験。
暑かったら日陰に転がり込めば心地いい風が吹いてくるので最高!
今まで"けっ。ハーワーイーだー?んな不抜けた芸能人じゃあるまいし、ビーチと言ったらアジアンリゾートで観光客のいないところでのんびりするのが楽しいんでい!かーーっ、ぺっ!!"と、似非臭い江戸っ子弁で悪態ついていたのを心から反省する。
そうは言っても、『湿度が低くて気温が高い』と言う事は、言わずもがな脱水症になりやすいという事。

高台から眼下に広がるハナウマ湾へ降りる長い下り坂の入り口にある広場で、
木陰に台をすえつけておばちゃんから大きなドリンクを購入して、湾入り口へ向かう。
それがね。予定としては
『シュノーケリングを付けて、ホテルでくすねてきた朝食のパンを餌に、熱帯魚と戯れる美女』のつもりだったのに、
ハナウマ湾(http://www.hanauma1.com/)は近年、国定公園に指定されて以降、
動植物の採取、ゴミの投棄、油性の日焼け止めを塗っての水泳禁止は無論のこと、魚の餌付けも厳禁となっていた。
理由は当然生態系の保護。人間がいる=餌がもらえることを覚えた大型魚が、
本来湾の外から入り口周辺で活動しているはずなのに、
餌を目当てに湾深くまで入り込むため、小型魚が餌になったり、
恐れて生活エリアを変えてしまったりと、人間の一方的な自己満足とも言える行為は生物にとってはよろしくないようだ。
環境保護先進国だなぁ…と思ったのは、入り口で環境保護基金としての入場料を支払うゲートで、ボランティアと思しき女性がいろいろなパネルを見せながら解説をしていること。
入り口が狭いので、並んで待っている間は解説を聞かないと中に入れない。
サンゴの生育速度が遅いこと、いったん崩れた生態系はなかなか修復しないこと、
人間が捨てるゴミを魚類は餌と勘違いすることなどなど、トラベラーにも分かるようゆっくりと丁寧に解説してくれた。
日本だと、安易に立ち入り禁止にしそうなのに、立ち入る人間に環境保護意識を持たせて入場させるのは、長い目で見たら結果として有益ではないだろうか?さすが…
感動しやすいワタクシが、パネルを見ながらじんわり感動しているのに
「何を言ってたんだ?ここで生息しているサンゴの解説?」
など背後から無邪気に言い出すオットに、ゲートから蹴落として急勾配の坂を転がして下まで落としたくなる衝動に駆られる。

ゲートを抜けると、湾に向かう急な坂道。
ちょっと走ったら『カリオストロの城』で、ルパンが屋根の上からロケットランチャーの発射準備をしていたら手がすべり、回収に失敗して屋根をダダダーっと前のめりに加速していくような感じになり恐怖を感じる。(説明長!)
トラムも有ったけれど、ここはやっぱり自分の足で歩こう。

いざ湾に到着すると、オアフきっての隠れ家ビーチ、地元の人たちが沢山いる。
ホテル前のホノルルビーチは、観光客しかいない上に、何となく海水も濁っていたのに、ここの海水は本当にきれい。
まずは、荷物置き場の確保。
木陰を探し、レジャーマットを広げたら、ABCストアで買ってきたジュースとサンドイッチと箱入りスナック菓子を置き、人がいる旨の自己主張。

ところで、"歳をとったなぁ…"と感じる時はどんな時?
私は海に入らないでビーチでゴロリと寝ていたい。と思う自分に気づいた時でした。
子供のころの家族旅行で、母親が「海に入らないで荷物番している」と言った時は、ふやけるまで海に入っていたかった当時の幼心は"皆のために海に入りたいのを我慢しているんだ…"と果てしなく感謝したけれど、今思うと単に入らないで寝ていたかっただけなんだろうな…(笑)

オットは日焼けもしたいらしく、ビニールボートを持って海に行ったので、荷物番もかねて木陰に残り、初日に買ったパレオを体にかけ、帽子を目深にかぶったら、貴重品を抱えて寝る。
空腹を感じて目が覚めたので、あらかじめ買ってあったパストラミサンドを食べ、ジュースを飲んでいたら、隣にいた中国人家族、特に父親が私の顔をニコニコと見ながら何か言いたそう…
恐る恐る「What's the matter with you?」と尋ねてみた。
日本人と中国人で英語は通じるのか?しかも日本人の英語は怪しいぞ!!
それが、その中国人ファミリーが言うには「(私達はもう海から引き上げてホテルに戻るが、あなたの使っているシートは二人で使うには小さいように見える。もしよかったら我々にはもう不要なので、このシートをあげるから使わないか?)」と言う事だった。
確かに今使っているシートは一人では十分だけど、二人だと若干小さい。
不自由は感じていないけれど、お心遣いに感謝して有りがたく受け取る。
中国人一家を見送り、きれいに筒状に丸めてあるそのシートを、抱え込んだらすぐまた熟睡。
そのうち、フライドチキンと寿司とパスタを同時に食べる夢を見はじめる。
同じテーブルに、その3品がどっさりと並べてあるんだわ…
脈絡のない組み合わせに"食べたくない…"と思っているうちに、意識が目覚め初めて理由判明。
今夜の夕食を打ち合わせている会話が聞こえていたらしい。
薄目を開けて周りを見渡してびっくり。なんと、私がポツンといた木陰に、
外国人ファミリー3組15人弱が日差しを避けて木陰に逃げ込んだ結果、私を取り巻く形になって、寝ている私越しに会話をしていた!!
「(○○ホテルの寿司バーで食べたい)」「(でもさっき、××がフライドチキン食べたいって言ってたわよ)」「(オレはパスタが食べたいんだ)」「(じゃあ、食べたい人同士で集まって、グループごとに別なのを食べればいいじゃない)」等々。
大陸気質っておおらかね〜、真ん中で人が寝ていようがお構いなしに大声の会話。
寝ている私の目の前には使い古したスニーカーがある。(笑)
すっかり目が覚めたけれど、ここでムクッと起き上がったら、何か話し掛けられそうな気がして寝たふりを決め込む。
しばらくして、夕食会議ご一同様もようやく決着がついた模様で「HAHAHA!」と笑いながら去っていった。

そこへ海から上がったオットが「上まで行って来る!」と言い残して走り去った。
………なに?どしたの??
なんとなんと、さすが国定公園、エリア内は一切タバコも厳禁で、公園から外に出ないと喫煙もままならないとの事。
こーーーーーんな急な坂道駆け上がってまでタバコ吸いたい物なのか。しょーもないのー、タバコ飲みは…と苦笑い。
オットがタバコを吸いに行っている間、足元に近寄るいろいろな種類の鳥に話し掛ける。羽が青いのや、頭の羽が真っ赤な鳥もいて、鳥までトロピカルムード満点。

急な坂道のロードワーク(笑)が効いたのか、戻ってきたオットは「もう、海はいいや」と言い出す。
結局、朝もたもたしていて湾に着いたのは2時近くだったため、気づくとすっかり夕方。
なるほど。さっきの外国人団体が夕食の話をしているわけだわ。
色々と持ち込んだビーチ用グッズをまとめたら、行きに降りてきた急勾配をだらだらと息を切らしながら上がる。
じりじりと焼く日差しに脳天を焼かれながらバスを待ち、ホテルに戻る。

ホテルに戻ったら、丁度良い時間だったのでプールサイドに設置してあるビーチチェアに寝転びながら、沈む夕日を鑑賞。
これがハワイでの最後の夕日。当分来るチャンスがないだろうな…

それにしても今日一日、ゴロゴロと寝ていただけなのに、やっぱりお腹はすくのよね〜
遠くに行くのも面倒、最後の最後に不味いご飯は食べたくない。
そんな理由で、ホテル内の寿司屋に入った。
……ハワイで寿司?熱帯魚がシャリに乗ってたらどうしよう…
軽くうろたえる私に気づかない我がオット。
「寿司だー、寿司だー、大トロだー」と典型的大和民族味覚炸裂状態。
例えて言うなら、暖簾をくぐったとたんに「ギブミー大トロ」と言い出しそうな“キミは戦後の欠食児童か!?”と、突込みをいれたくなる勢い。

教訓。
『ハワイで寿司は食べるな。もしくは詳しい人に聞いてから店を選ぼう』
不味いというより、日本で食べる一般的なネタの殆どが冷凍物。
シャリは心配していたほどでもなく、日本で食べるのと遜色はない。
ただ、やはりネタは大味で今一つ旨みに欠ける。得体の知らないネタもあったなぁ…
尤も、ハワイアンロールなどの、アレンジ寿司が好きならアボカドなどのネタはフレッシュなのでオススメ。

日もすっかり落ちた所で、色々と職場や実家などに土産を買うべくDFSギャラリアへ。
お互いの実家や職場用のタバコに酒を買った所で、ハワイに来て初めて別行動をすることにした。
二人の好みが違うので、土産物屋に行って一緒に行動したところで時間のロスが多い。
とりあえず私はDFSギャラリアに残って、ブランド品の置いてあるコーナーをふらつき、
疲れたのでスターバックスへ行き、トールモカココナッツフラペチーノをオーダー。
相変わらず、やる気があるんだかないんだか、気合なくゆらゆらと作るパートナー。
最後にココナッツパウダーを振り掛ける時、「More coconut please!」と声をかけたら、
こちらを見てニヤッと微笑んで、ドサドサ振りかけてくれた。
小山のごとく振りかけられたココナッツをストローで混ぜ込み、最後の夜を楽しむ。
あー、もうちょっとハワイにいたかったなー
あまり長居してもオットが心配するので、
一度ホテルに戻ろうとホノルル通りを歩いていると、
全身を金色に塗り上げ、ぴくりとも動かないパフォーマンスをしているストリートパフォーマーがいた。
見るともなしに見ていたら、前にいた東洋系の夫婦が空き缶にチップを入れたとたん、
ガバッ!!と座っていたベンチから跳ね起きて、その夫婦に握手をした!!
動かないと思っていたので、これがもー、どびっくり。
「ぎゃっ!!」と悲鳴を上げて後ずさった挙句、しりもちを衝いてしまいました…
パフォーマーとチップを入れた夫婦が、こっちを見ては大笑い。
「やられたーー」と日本語で苦笑いしながら、私もチップ。
金色に塗った手でパフォーマーが笑いながら握手してくれた。
この驚きを伝えようにも、驚きすぎて頭が真っ白。英文を組み立てることも出来やしない。

ホテルに戻り、金色の粉が付いた手を見せながらオットに報告すると、
「それは、パフォーマーの思うツボだね(笑)」

帰朝の支度をして、パンパンになったトランク。
ABCストアーで買った、チョコレートや、青いハイビスカス柄のタンブラー、
天然素材で作ったというハンドクリーム等などをぎゅうぎゅうに詰め込み、無理やり鍵をかける。
「あとは、明日を待つだけだね〜」と言った側から、オットが「しまった。買い忘れた!」
職場の後輩用のお土産を買い忘れたとの事。
まだ実は時間も早いことだし、もう一度ホノルルストリートへ…

先ほどのパフォーマーの前を通る時、腰をかがめて彼の視線の高さに合わせて手を振った。
すると、ベンチの背もたれに両腕を乗せたポーズのまま、口元だけニヤッっと笑う。
「よかった。ちゃんと覚えていてくれたんだ〜」
「そりゃ、しりもちをついてまで驚く奴は一晩にそうそういないだろうよ」

夜店の様なマーケットで、Tシャツを買ったらまた来た道を戻る。
もう使わないと思うので、残った小銭全てを動かないパフォーマーにチップとして缶に入れたら、
さっきと同じく握手をしてくれた。
「あいる びー ばっく とぅ じゃぱん とぅもろー あーりーもーにんぐ、
 ばっと あい きゃんと ふぉげっちゅー びこーず あい わず さぷらいずど」
「(そりゃ、悪かった。気をつけて帰ってね。一度日本に行ったことが有るけれど、
 いつかまた行こうと思っている。そのときも驚いてくれよ!)」
この後、私が指にはめていたビーズで作った指輪を誉めてくれたので作り方を話したり、
へっぽこ英語だけど、度胸と英単語だけで会話する。

さすがにホノルル通りも人影が少なくなってきたので残念だけど握手をして別れる。

ホテルに戻って、荷物を詰めたトランクをドアの付近に置いたら、さっさと就寝。
明け方に荷物の回収に来たポーターさんにチップを渡したら二度寝。


10/Apr/'02

いよいよ帰国。
ホテルからツアー客回収バスに乗り込み一路ホノルル空港へ。

あー、明後日からはいつもの日常か〜〜
直射日光を痛いくらいに背中に受け、ツアーコンダクターより帰国に向けての諸注意。
荷物を預け、搭乗券をもらっていざ出国ゲートをくぐろうとしようにも、
同時多発テロ以降の厳重警戒でなかなか客のチェックが進まず、
ずらーーーーーーーーっと長い列に辟易。
それでも1時間ほどで、ようやくセキュリティーチェックを終えて空港内へ。
目の前にとどめのDFSがあり、手持ちのドルを消費すべく立ち寄ったのに、
香水や酒、ブランド品の数々で、中途半端なドルでは手足が出ません。
小物の一品くらい買いたかったな。

待合室に向かう途中の長い吹き抜けの通路の途中にあった店で、
ホットドックと日本未発売の瓶入りスタバのコーヒードリンクを購入。
ベンチで風に吹かれながらハワイ最後の食事を堪能。
「また来たいね」「私は今度は一人旅できたいかも…」
「……なんでさ」「だって、通訳全部私だし、そのくせ土地勘も事情を知らないのに、思い込みで振り回されるからイヤだ」
我がオット最大の欠点は裏付けのない思い込みが激しいことだ。
ここまで来て軽い夫婦げんかになる。

待合室で観光局のアンケートに答えたり、DFSで購入した荷物を受け取ったりしているうちに、
さっき飲んだスターバックスの瓶入り飲料自動販売機を発見!!
「わー、これを私のサンデーを買ってくれている人のお土産にする!」
1本、1ドル50セント也。
自販機に入れた物の、50セントを認識してくれなくてオロオロしながら、色々なボタンを押しているうちに、何かの弾みで出てきた。
あと、数分でボーディング開始だった。危なかった…
オットに「中身は日本でも買えるのにこんなの買って〜、瓶が欲しいんだろ?」と苦笑い。
スタバフリークとはそんな物なのよ。(笑)

離陸した飛行機の中で、寝たり起きたり食べたりしているうちに帰朝!

楽しかったね〜、と新宿駅に向かう成田エクスプレスの中で、ふと思い出す。
“あーー!!ククイナッツとマカダミアナッツとシアバター買い忘れた!!!”
(↑石けんの材料として欲しかった。日本じゃ関税が高すぎて、
 ククイナッツに至っては116グラムで1600円もする!!)

また近々行くからねー!!