* この作品は大崎瑞香さんの『鉄の処女』の続編的SSです。未読の方はまずこちらへ
 観賞人形  作:しにを     「これが、そうか?」  ナルバレック女史は、珍しくその目に興味を湛えていた。  彼女の前には、人形が立っていた。  見目麗しい少女。   熟練した人形師が丹精こめて造り上げたが如き姿。  髪の結い方、  爪の形、  唇の紅、  全てが一部の隙も無く人形を愛らしく見せている。  これが人形なのかと目を疑う出来。  それもそのはず、これは造形物ではない。  手は加えてあると言えども、本来は自然なる美の結実。  ここにあるのは生ける人形。  心臓より紅い血を流す人形。  ある死徒が造り上げた異界の美の体現であった。  その死徒は長い事その存在を知られなかった。  僅かな僥倖がなければ、今しばらくは静かに潜伏していたかもしれない。  若い女の子が街から忽然と姿を消す。  肉親からすれば心労の極みに到る痛ましい出来事ではあるが、その後に無惨なる遺体と して姿を現す事はない。  ただの消失。  やがて、彼女は忘却の彼方へ消える。  記憶する者達が現世から消え去る事により。  それを二百数十年程の間に、何度か繰り返した。  まるで凡百の吸血鬼のお話の如く。  若い娘に目をつけ、これを己のマントの中へと包み込む。  しかし、その死徒はさらってきた少女達の血は吸わない。  それよりもおぞましき運命を与える。  永遠に生きる人形。  殺しはせず、生かしたままで。  自分たちを人形だと思わせる事で。  目でモノを見て、耳で音を聞き、しかし知覚をしても認識をしない。  動き、命に従い、ただ主たるその死徒に従う自動人形。  その美しき人形達に囲まれ、死徒は暮らしていた。  その贅に明かした様子は事細かな報告書にあったが、それよりも部下の独りが呟いた、 まるでお城のお姫様の部屋のような、そんな言葉の方がナルバレック女史にはすんなりと 理解できた。 「こちらを向け」  瞬きもせず立ったままだった少女が、その言葉でナルバレックを見る。  滑らかな人間のような動き。  それは当たり前なのに、不思議な感嘆の思いを見る者に与える。  人間が体を曲げつつ顔を向ける、そうは見えない。  あくまで人間そっくりな人形が、まるで人間の如く動いているように見える。   人形に変えられた娘達は時の流れから外れている。  年を取らず、その姿を留めている。  埋葬機関の働きにより保護された人形達の何体かは、死徒の死によって人間に戻った。  魔法使いの眠りから覚めたとでも言うかのように。  しかし奪われていた何十年、何百年という時を一度に戻され、  そのまま老衰で死んだ。  彼女だけはそのまま呪縛を逃れず、人形であり続けた。  何か他の処置を受けていたのか。  資質の問題なのか。  少なくとも死徒の寵愛を一番受けていたのは、この少女だった。  彼女はさる公国の有力な貴族の娘の一人だった。  当時の写真と瓜二つ。  いや、今の方がさらに洗練された美しさを増している。  まだ大人になりきらない、咲く寸前の花にも似た艶やかさ。  そう、写真と変わらない。  十数年以上前に撮られたその紙片の中で微笑む少女と。  改めてナルバレックは人形を見つめた。  あどけない表情。  夢見るような瞳。  滑らかで白い頬。  よくできた事に、この人形は瞬きをし、時折微かに笑みを浮かべたり、物憂げに嘆息を 洩らしたりもする。  まるで人間であるかのように。  人形の振りを仕切れぬ人間の、不完全な演技の綻びではない。  微動だにするなと命じれば次に命じるまでずっと同じ姿勢で佇んでいる人形が、人間と 見紛うばかりの仕草や表情を見せるのだ。  なんと言う人という存在に対する冒涜。  それでいて何と美しき偏執的こだわり。  しかし、完璧な人形は、彼女を人形たらしめる機関を失っていた。  生ける人形は、依然として人形であった。  しかし、「生ける」という部分が乖離を始めていた。  主を、  城を、  仕える他の人形娘たちを。  その事を端的に示すものが彼女の纏うドレスだった。  運針の一つ一つまでが注意深くなされたであろうレースの織り成す花。  人形を人形たらしめる循環が綻びたのであろう。  それは僅かに汚れていた。  白い生地が内側より染みをつくり、わずかに異臭が鼻腔を擽る。  綺麗なだけに無惨にも見える。  しかしナルバレックは何ら動じる事無く人形を見つめている。  別にどうという事もない。  真っ二つに裂けた体から漂う内臓の匂い。  苦痛に呻き声をあげ、全ての穴から体液を垂れ流しにした死にぞこない。  腐敗した皮膚に覆われた死者。  部屋一面に渡って解体され広げられた人間の死体。  指先だけを切り取りみっしりと詰め込まれたドラム缶。  邪教のおぞましき生贄を用いる儀式   血塗れの死にぞこないの頭を踏み潰し、臓物に手を突っ込んだ事もある。  腐敗した体の死者に抱きつかれ潰されそうになった事もある。  頭から汚物にを浴びた事もある。  それに比べたら数日分の生理現象で純白のドレスをまだら色に染め上げ、僅かに顔を顰 めさせる程度の異臭を放つ少女など、何でもない。  ただ、興味を引いたのは、  齟齬がおきないのだろうか。  その疑問。  主に愛でられていた時には、何ものかに始末され清められていたのだろう。  あるいは死徒自身が嬉々として人形の人間じみた行為の世話をしていたのかもしれない。  それが自然なサイクルであれば人形は何も感じまい。  しかし、今はどうだったのだろう。  いかな人形と信じていても、血を流し、排泄をする時に、やはり何の感情も抱かなかっ たのか。   ともあれ、人形自身の思惑は置かれ、そのまま連れて行くわけにもいくまいという配慮 はされた。  洗い清め着替えをさせる。  誰が?  主として扱う人間側の都合として、同性がよろしかろうと判断された。  あいにく今はナルバレック女史の他に、使える女性はいなかった。  屈強な大男や、死を恐れぬ神官戦士たちは幾らでもいるというのに。  別に誰が服を脱がせようと着せ替え人形は異議を差し挟まないであろうが。  そうナルバレックは思ったが、 「体を清めさせるとなるとそうもいくまい」  そう呟いて、人形を受け取った。  豪華な風呂場を眺めていると、人形はひとりでやって来た。    他の人形と同じく、いやそれ以上に目を向けられ大事に手入れされていたのだろう。  性的な行為も、吸血行為も何もされていない。  ただ、愛でるだけ。  おぞましくも妖しき耽美さ。  貴族の娘として純粋培養され、一転して吸血鬼の虜となり人形にされる。  まったくの相反する立場であるのに。  しかし同じ処女とは言ってもまるで違うな。  血に塗れ手を汚し続けた自分とは。  自虐ではなく、ナルパレック女史は呟いた。  単なる違いの認識。  自己憐憫などという感情はまったくナルバレックの者には存在しなかった。  さて、と人形に向き直り、ドレスを脱がしかけて、よくわからぬ構造に顔を顰めて、 力を込めて引き裂いた。  あいにくこんなドレスにはついぞ縁がなかったし、人形遊びに興じた記憶もない。  どのみち、もはやこれを纏う少女はいない。  その悲鳴にも似た絹の切り裂かれる響きが心地よく耳に入る。  快感なほどに。  袖を抜き、体に張り付く布切れを取り去る。  コルセットにガーター。薄いレースの下着。  いささか古めかしい装飾。  それも外す。  異臭が鼻を突く。  ぴちゃと濁った汚水が人形の白い脚を滴り落ちる。  手桶からお湯をかけた。  濁った茶色いお湯となって下に流れ落ちる。  二度。  三度。  もう一度かけると、やっと下に広がる流れ湯が澄んできた。  少女は反応しない。  しかし、泥に塗れた宝石が姿を現すが如く。  ドレスとその端正な細首のみだった人形に、体が与えられた。  汚れ無き処女か。  馬鹿馬鹿しい。  そう思いつつ、ナルバレックはもう一度お湯をかけてやり、ソープの泡をつくった。  自分の体を洗う時のように、ほっそりとした手を、腕を洗ってやる。  滑るような肌。  瑞々しく、透けるような肌。  水滴を落とせば、そのまま弾いてしまう若い肌。  触れるだけでもナルバレックの掌に快感が起きた。  不思議そうな顔をして二の腕から肘に、自分の手を滑らせた。  そして手首に指先まで。  無意識にその動作を二度、三度と繰り返してナルバレックは我に返った。  洗う。その動作に意識を変えた。  胸だな。  肩を鎖骨の窪みを、背を洗ってやりながら、ナルバレックが体を捻らせ、腕を上げさせ る度に、柔らかく形を変える乳房に目をやって考える。  そう大きくはないが、半球の形よい膨らみ。  薄い白に近い桃色の乳首が幾分上向きに存在している。  摘まれるのを待つ木の実のように。  考える。  そして、自分は女であり、目の前の人形もまた性別で言えば同性だと判断する。  だから、許した。  ナルバレックの手が人形の胸に伸びた。  その白い乳房全てを味わうと言うように掌を広げている。  爪が、指が食い込むほどは力を入れないが、その柔らかさ故にナルバレックに屈した。  指の形で白い胸は歪み、指と指の隙間から乳首が押し出される。  そのまま、石鹸の泡を伴ってナルバレックの手は、人形の胸を揉みしだく。  抵抗はせず、人形の胸はナルバレックの意のままに潰れ、撓み、揺れた。  時間にすればそうかかってはいない。  しかし、ナルバレックはぴたりと手の動きを止めた。  胸の谷間と乳房の下の陰を指先で擦り、そのまま脇腹を臍を腰を洗い始める。  今のが限界だった。  悦楽に溺れない。  己を律する簡潔な行動規範。  異性と触れ合う事も、己の指で己を慰める行為すらも。  彼女は自分に許さなかった。  同性であれ、ある種の官能を刺激されながらその胸を弄り回す。  そんな行為を自分に続けさせる訳にはいかない。  ちらと人形の下腹部を見た。  薄い光の糸のような髪よりは、幾分色を増した陰毛が見える。  それもまた細く薄い。  僅かな彩りとなっている以外、何の役にもたっていない。  そしてその奥の割れ目。  冷静に分析して自分の性癖は、男女に関する限りノーマルであると思う。  サッフォーの徒となった記憶は無い。  しかし、この少女への関心が自分でも驚くほど強い。  この人形を洗うという行為に、どこか倒錯めいた快感を覚えているのをナルバレックは うっすらと自覚していた。  躊躇って、まず足を先にした。  素足。  爪の形に到るまで完璧だった。  これももう何日もすると伸びるのだろうか。  跪いて少女の足を恭しく手に取り、清める。  倒錯的な気分が起こる。  丁寧に足の指の一本一本をソープの泡で包み、擦り、お湯で流す。  ふと思う。  舐められるのは、とても気持ち良い。   自分に許すぎりぎりの異性からの奉仕。快楽の欠片。  では、逆に足の甲に口づけし、舌を這わせ、指を唇の中に入れてしゃぶるのはどうなの だろう。  それもまた快楽を誘うのだろうか。  男のものではない。  女の、いや人形の足へ奉仕するのは。  誘惑。  しかし、そんな真似はしない。  ただ、淡々と踝を、膝を、白い太股を清める。  そして、あからさまになった性器。  恥じらいも何も無く、ただ、座った姿勢のまま人形はナルバレックの動かすままに足を 広げる。  無造作に、しかし決して乱暴ではなく手を差し伸べる。  壊れやすい人形を扱うが如く、指を人形の性器にそっと触れた。  開いてみる。  男に未だ破られぬ純潔を秘めた谷間。  小さな、薄い紅色の、とても巨大な男性を受け入れられるとは思えぬ繊細な造り。  丁寧に扱いつつ、ナルバレックは人形のそこを観察した。  初めて見るものでは当然ない。  自分のものくらいは鏡に映した事もある。  抉り取られた性器のみが幾つも散らばった現場でしげしげと閲覧をした事もある。  人間の女だった死徒や死人をばらばらにした事もある。  人類の裏切り者を拷問にかけた事もある。  しかしそのどれとも違った状況であった。  解剖学的に部位に目を向ける。  大陰唇を開き、小陰唇を指で掻き分け、膣口、尿道口を目で追う。  その上にある陰核の小さな膨らみを包皮の上から確認する。  死徒によってそこは犯されてはいなかった。  しかし、指で触れ、目で観賞されるくらいはしたのだろうか。  荒々しい男性のものが迫ったらどうだったのだろうか。  膣口を押し広げ、  強引に侵入し、  薄い処女膜という防壁を一蹴し、  擦り切れんばかりに抽送を繰り返す。  悲鳴を上げるだろうか。  泣き叫び許しを乞うだろうか。  下半身を血塗れにして、体を強張らせて。  いや、何一つ文句を言わず受け入れるだろう。  これは人形なのだから。  しかし、無惨な少女の姿をナルバレックは克明に頭に描き出していた。  どれほど痛いだろう。  どれほど苦しいだろう。  強引に体を裂かれ、貫かれ、傷口を擦り上げられ。  想像でしかない。  自分ではまったく経験した事の無いこと。  性交によってもたらされる性的な快感よりも、そこで受ける苦痛の様に欲情している自 分をナルバレックは感じていた。  いつしか、ただ触れていただけの指先が、人形の粘膜を擦っていた。  膣口を爪先で突付いていた。  尿道口の場所を指の腹で確認していた。  親指と人差し指で陰核を摘み、転がす様に弄んでいた。  こんな淫らな行為をした事はない。  自分にも、他の誰にも。  でも人形に対してなら。  その思考に、はっとして身を離した。  駄目だ。  頭を振る。  思い出したように、洗う行為に戻ろうとした。  ただしそのまま指を人形の花弁に戻すのではなく、後ろの窄まりへ指をやる。  湯で何度も流しはしたが、そこはまだ汚れていた。  乾いてこびりついた排泄物、湯で溶けてどろどろになった汚れをナルバレックは指で掻 き落とし、お湯をかけた。  清め終わると、そこが排泄器官とは信じられぬ可憐なさまが明らかになる。  僅かに色の濃い桃色が細い皺を寄せている。  ナルバレックはソープをつけた指でそこを押す様に擦った。  穴の周辺を探り、僅かに指先を潜らせる。  きつく、一本の指すら容易に受け入れない。  しかし、ここに男性のものを挿入する事も出来るはずだな。  文献でしか知らぬ、アブノーマルな性交の方法を想いうかべた。  肛交、アナルファック。  信じられない、ここに男の物が出入り出来るなどとは。  いつしか美しい人形の肛門を弄る指先の動きが、愛撫に近いものに変わっていた。  それに気付いても、その倒錯的な行為はナルバレックの指をしばし捕らえた。  さらに強い自制心を発揮して、ナルバレックは少女から離れた。  汚れた指先を冷水で洗い流す。  人形相手に何をやっているのだ。  自分を叱責し、人形を見つめる。  そして、眉をひそめた。  微かな違和感。  何に起因するものかわからない。  落ち着かなさを感じながら、再び人形に手を伸ばす。  なんだ?  さっきまでとは違う。  そう思いながら、太股に触れ、性器へと指を滑らせ、  ナルバレックは止まった。  指に絡むさっきまでとは違うもの。  僅かな粘性。  指を目の前に近づける。  もともとが濡れた体だけにわかりづらいが、指を擦ると水ではない何かの感触。  愛液。  感じていると言うのか?  馬鹿な。  ありえない。  しかし、確認すべく開いた性器からは僅かに滴るものがあり、独特の雌の匂いを放って いた。  指で探ると、あろう事か、ぴくりと体が動いた。  顔を見る。  僅かばかりも意思の存在は感じられない。  しかしそれでいて、僅かに頬は上気したように紅を増し、  胸の先は尖っているように見える。  人形として全ての感覚を消され、外部情報を知覚すれど認識しないよう調整され、  それでも残っているのか。  それとも、この反応すら、後付けで用意されていたのか。  面白い。  人形が快感を覚える。  ならば、これを続けたらどうなるのだ?  自分が快楽に耽る訳ではない。  あくまで、この人形が……。  その誘惑は耐えがたかった。  それでも、自分の指を使うのだけはやめた。  人形の手を取る。  小さな手、ほっそりとした指。  自分の手とはまるで違う。   絶叫を上げる男の眼球を抉り取ったり、装飾の模様が手の平に移るまで血塗れの短刀を 握り締めた事は無い手。  ナルバレックが自分の手を重ねて動かした。  人形は従順にその意に従い、手を前に伸ばした。  ナルバレックがその手を膣口に忍ばせた。  人形はその白い指を自分の膣口に触れた。  ナルバレックがもう一方の手を陰核に導いた。  人形は敏感な陰核を指で刺激し始めた。  ナルバレックは染み出る愛液を指に絡ませた。  人形はとろとろと流れる愛液を自分の秘裂になすりつけた。  ナルバレックは休む事無く人形を動かした。  人形は飽く事無く快感を引き出す動きを続けた。  そして、声も無く、  人形は絶頂を迎えた。  四肢がびくんと動き、わずかに硬直する。  糸の切れたマリオネットの如く、力が抜けて倒れそうになる。  ナルバレックが後ろから抱くように支えていなかったなら、そのまま崩れ落ちていただ ろう。  ナルバレックは人形の絶頂を共に味わったかのように放心していた。  僅かなおこぼれ。  耐えていた。  引きずられて自分も絶頂を迎える事を。  それでも、  それでも人形の味わった愉悦に僅かに浸る。  濡れるのにも構わず、人形の背を抱いてしばらくじっとしていた。  顔をあげた時には、すっかりいつもの埋葬機関の長に戻っていた。  機械的に少女の体を洗い終え、用意した下着と服とを着けさせる。  それでおしまい。  後は人形には関心を払わない。  幾らでもすべき仕事は山積みだった。  ナルバレックの強い意志は、自分と人形との何らかの皮肉な相違を考えてみるという脆 弱な事は許さなかったし、そもそもそんな事は思いもよらなかった。  ただ、最後に一瞬だけ、連れて行かれる人形にちらりと目を向けた。  ナルバレック女史自身は自覚せずに。  ほんの一瞬だけ。  羨望と怒りとを交えた、  人形の癖にという忌々しげな光を確かに目に宿して。   −Fin−  
あとがき

 
 瑞香さんの『鉄の処女』の続きというか、同設定でのSSでした。
 ……辛かったです(笑

 初めて読んだときの敗北感を思い出しつつ、時間をかけて何度か読み返しましたが、唖
然としました。
 瑞香さんのナルバレックは処女です。
 口づけすらした事はありません。
 そして自分への快楽を許していません。
 絶頂を迎える事を禁じ、自分で慰める事すらした事がありません。
 そんなおよそ18禁SSに相応しくないキャラです。
 これでよくああもぞくぞくするような淫靡な作品書かれたものだなと改めて感心して、
そしてどうすればいいんだこれ、と途方に暮れました。
 仕方ないので、オリキャラの登場。
 少年が相手だったから、少女にしようというわりあい安易な設定ですが、これでも悩ん
でいるんです、本当ですよ。
 
 お読みいただきありがとうございます。

 by しにを(2002/8/15)



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