あとがき

 という事で、三人祭の企画で瑞香さんの『華 雅 魅』よりいくつか書いてみました。
 続編というより、アナザーストーリーでしょうか。
 まだまだご本人に書いて欲しい話がいっぱいあるんですよね。
 四人乱交での、秋葉視点のお話。脈打つモノに疑念を抱いて、でも……とか。
 魅のラストの三日後。
 翡翠が秋葉と琥珀の事に気付く辺りのお話。
 そして、琥珀の行為に加わる時のお話。
 秋葉と琥珀との一線を越えた時のお話。
 その他いろいろ。
 翡翠×秋葉もしくは秋葉×翡翠も読みたいのですよ、と言ってみる。

 しかし、難しいですね、瑞香さんの作品を真似するのは。
 あのリズム。
 あの文体。
 あの艶かしさ。
 これでも意識したんですよ、結局挫折しましたけど。うああ。
 単語一つ取っても私が書くのと違っていたりして、面白かったです。
 作者公認を良いことに好き勝手やりすぎたかな、とちょっぴり反省しています。

 ちなみに「娥:美しい、見目良い。美女。月の別名」の意です。



個別のあとがき


 「臥:伏す。寝る。ふしど。寝間」
 
 あまり、意味が合わないか。でも、それらしいの持って来ていますので。
 前が志貴のものなら、後ろは琥珀のものかなあとか思って書き始めました。
 後ろに指を挿入するのを躊躇うとかの描写を入れて、とか思っていたのですが。
 でもそれだと終わってくれないので、こんな風に。
 琥珀依存というか調教の進行具合を入れたかったのですが、翡翠絡めたのが敗因か。
 秋葉の場合、さんざん一人称で書いたので、瑞香さん真似るのはほとんど放棄。
 でも、多少面影の欠片くらいは……、ないですね(苦笑)


 
 「果:思い切ってする。実現する。果てる。はべる、侍女」    こちらもしっくりくるようなこないような題名。  瑞香さんの、「雅」と「魅」の間を想像してのお話です。  いつ、秋葉の事を知ったのかなという辺りを書きたかったのですが、その前を。  だって、書いたら瑞香さんに書いて貰えませんから。いや、逆に創作意欲湧くかな?  秋葉もそうですが、志貴という仮点をとった場合の琥珀との三角形で、外れる対象に 対して漠然とした負い目を覚えるのではないかな、といった疑問を持ったので。  それと、せっかくだから同場面での秋葉と翡翠のすれ違いとか書きたかったし。  
 「駕:車馬を用意する。他人の外出・乗り物への敬語。車に乗り、馬を御す」    運転手だから、この題名(笑  瑞香さんの、「が」の裏側のお話です。  いろいろ考えましたが、18禁は無理でした。  一本くらい一般向けでもいいですよね、古守さん?   
 と言った辺りで。  それと、デザインについては、瑞香さんのものを手を加えて使わせて頂きました。  同じイメージでと思ったからなのですが、お見逃し頂けば幸いです。    お読みいただいてありがとうございました。       by しにを(2002/8/15)

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