ラスベク豆知識

  ラスターデーターとは画像データーです、1本の線はいくつもの小さな点の集
まりとなっています、比較してベクターデーターとは、皆様がお使いのCADデー
ターとなりますので、1本の線は1本の線としてのデーターとなります。

また、ラスターデーターは、スキュニングした生データーをそのまま背景として使
用するのならば良いのですが、編集加工して使用するのは大変面倒な作業と
なりますし、ラスターを編集加工出来るソフトは高価であり、数少ないですね。

そこで、ラスターデーターを編集加工のしやすい、ベクターデーターに変換(ラス
ベク変換)することが必要となってきました。
ラスベク変換ソフトは、現在多々あるようですが安価なソフトでは、変換面積が
小さかったり、1本の線を短い線の集まりに変換してしまう(大容量となる)ソフト
もあるようですので、変換ソフトの選定が重要となります。

また、ラスベク変換で大切なのは、スキャナーの性能が大きく作用します、一般
的には図面を高画質でスキャニングするとデーター容量が大きくなるため、CA
D上での編集が困難となると言われておりますが、近年のパソコンの性能向上
により、高画質で読込みを行うことにより、変換後の作業時間を考えると解像度
の大きな機械を使用したほうが有利となります。

当社の実験結果では、A3版の地図(1/2,500)を300Dpiでスキャニングしベクタ
ー変換した場合が約2.6MBで600Dpiが3.0MBと大きく変わりませんでした
が文字の部分や細かなところの変換には大きな違いがありました。

一般的な、コピー屋さんの機械は大型デジタル複写機のスキャナー機能を利用
しておりますので、解像度はあまり高くないようです、また、コピー機の欠点であ
るひずみが生じるようです。
以上のように、ラスベク変換を行うには、変換ソフトとスキャナーの性能を考えて
利用するのが良いと思います。

ただし、ラスターデーターをそのまま使用する場合は、解像度が大きすぎると
CAD上での編集が困難となりますので、400Dpi以下のデーターとするのが
良いでしょう。

kaizoodo.pdf へのリンク


ベクターデーター利用について
 では、ラスターデーターをベクターデーターに変換した場合の利用例を説明
します。

(1) 昔に作られた、CADデーターのない図面をCADファイルにし、測量図や
   設計図に利用する。

(2) 複数の図面を接合して、1枚の図面に仕上げる。

(3) 法務局でコピーしてきた、公図をCADファイルにし、連続図を作成する。

(4) 下水道設計において、位置図、系統図、区画割施設平面図等の作成に
   使用します。(CADの測定機能が使えるようになります。)

(5) 法定外申請の公図の作成に使用する。(CADで着色可能)

(6) 手書き図面を、CAD化する。

ラスターデーターの利用について
 では、ラスターデーターをそのまま有効に使う例を説明します。

(1) 図面・書類をTIF・PDF等の画像ファイルに変換しパソコン上で見られる
   ようにする。

(2) 倉庫にある、図面・書類をTIF・PDF等の画像ファイルに保存し、原稿等
   は廃棄処分し倉庫の、空き空間を確保する。

(3) 道路台帳などの部分修正業務の場合、CADに貼り付けて使用する。

(4) 大判なカラー図面を、CAD・エクセル等に貼り付けて編集加工する。

(5) 手書きで大判なポスターの複製の作成。

(6) 重要な図面・書類の、複製の作成。

ラスターデーターの種類 
 ラスターデーターにも、数種類の保存形式があります、代表的なのがTIF・
 BMP・JPEGの形式ですが、TIF・BMP形式はデーター容量が大きくなりま
 すが、編集加工を行う場合に画質が落ちません。
 JPEG形式は、TIF・BMP形式の約1/10程のデーター容量ですが編集加工
 には適していません。
 A2版を400dpiでカラースキャニングしTIF・BMP形式に保存すると約200MB
 くらいの大容量となりますが、JPEG形式では10MB位になりますので、注意
 してください。

 その外画像データーではありませんが、PDFがあります、PDFはAdobe社の
 アクロバットファイルです、PDFファイルでしたらどなたのお持ちのパソコン
 にも入っている、Acrbat Readerで印刷も可能です。
 また、PDFファイルの良いところは印刷設定がそのまま反映されていること
 と、エクセルファイルような秘密のプログラミングされたデーターは送らずに
 結果のみを送ることが出来ます。
 

当社では、はじめてのお客様にかぎり、A1サイズを2枚までにかぎり、無料おためし変換をおこなっています。(詳細は、TELで問い合わせください)