12AU7 ラインコントロールアンプ

ラインコントロールアンプの回路は、特に変わったところはありません。出力トランスに、TANGOのNP−8(10K:600/150)を使っているくらいです。ゲインは、出力トランスのロス分を補うくらいでいいと思いますので、12AU7を使っています。MJの記事で電流を多く流す球のほうが良いというのを見た記憶はあるのですが、私自身、実際に確認はしていません。

このアンプは、12AU7をもう一本実装していますので、片チャンネルづつパラレル接続すれば倍の電流を流すことはできますし、セパレーションの良くなると思います。

ヒーターは、直流点火、B電源は、トランジスタのリップルフィルタをとうして供給しています。これらは、ハムの防止には絶大な効果があります。このプリアンプに余計な回路は一切ありません。入力のセレクタもありませんし、信号系であるのはボリュームコントロールくらいです。
無いと不便なので、入力セレクタは別に作ってあります。

TANGOのNP−8はセンタータップが使えるので差動増幅にすることができると思いますが、その時は2段構成くらいにしないとゲインが不足するのではないかと思います。