シーズンオフの救世主

マウンテンボード


スノーボード365日

 スノーボードのシーズンと言えば大体が12月〜翌3月くらいまでと相場が決まっている。シーズン物なのでどうしても冬場に忙しく夏場に閑散期を迎える。普通なら夏に元気になって秋になると寂しい気持ちになるのが人の常だがシグスノに参加されている方は少々違うようである。1999年7月。みんなのそんな浮かない顔を吹き飛ばしたのが「マウンテンボード」だった。

 写真をご覧になるとわかるが、マウンテンボードはスケートボードのような板の先端に大きなタイヤが4つ付いたもので、逆U字型のループに足を引っかけて固定する。ちゃんとリーシュコードも付いている。ターンするときはスノボと同じでフロントサイドとパックサイドに体重をかけることによって前後のタイヤが舵を切って曲がることができる。しかし、スノボと違ってかなり柔らかめなのでついつい体重をかけすぎてしまい、まっすぐ走ってくれない。だが、思ったより大経タイヤのお陰で多少の凸凹があっても安定した滑りができる。足をループに突っ込んでいるだけなのでソフトブーツなどで固定できたらもっといいと思ったが緊急時に飛び降りられなくなり危険なのか? しかし、後でカタログを見たらベルクロでしっかり固定できるビンディングもあるようだ。タイヤもスリックタイヤやいろいろなパターンのものがある。草地、砂地、アスファルトといろいろなシュチエーションで楽しめるらしい。しかし、我々の力量では芝でティーバーリフトのあるしっかりした所でないと怪我の元になるだろう。乗り味はソフトブーツにフリースタイルボードでカーヴィングをしている感じ。感じというか、タイヤで曲がるのでカーヴィングしか選択肢はない。

この暑い中みんなよくやった!

 7月の学校が夏休みに入った直後。強い日差しが照りつけた2日間。滑って転んで日に焼けて実にエキサイトした時だった。

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