オーストラリアの動物たち
テレサ オブライアン
私はクマに似ていますが、クマではありません。私はだれでしょう。
私はコアラです。
私は、ユーカリの森に住んでいます。
私は、毎日一キログラム以上のユーカリの葉を食べますが、水は飲みません。
私は、夜食べ物をとります。昼間は木の枝(またになっているところ)に眠っています。
雌のコアラは、一度に一匹の赤ちゃんを生みます。赤ちゃんは彼女のポケットで育てます。
子どものコアラは、大きくなり過ぎたときはお母さんの背中に乗って過ごします。
力強い脚と長く太いしっぽの、オーストラリア草原のはばとび名人(ロングジャンパー)です、さて私はだれでしょう。
私はカンガルーです。
雌のカンガルーは、赤ちゃんをおなかの袋で運びます。
子どものカンガルーはジョーイと呼ばれています。
私たちは、長く太いしっぽをバランスをとるのに使います。
私はマッブと言われる群れですんでいます。
私はとても強い脚を持っていて、一跳び九メートルくらいもとびます。九メートルというのはバスくらいの長さです。
私は、草や、丈の低い木や木の葉を食べています。
毛皮と、水かきの脚と、しっぽとくちばしを持っている、私はだれでしょう。
私はカモノハシです。
私は、川に住んでいて、水に飛び込むのが好きです。
私は、川岸を掘り込んだ穴に卵を産みます。
私は、水かきのついた強い脚を持っています。それは水の中を泳ぐのに役立ちます。
私は、鳥のようにくちばしを持っています。私はそれを使って昆虫や水の底のかたつむり(巻き貝)を捕まえます。
鋭い爪、針だらけの背中、森に穴を掘っている私はだれでしょう。
私はハリモグラです。
私は、ありとその他の小さな昆虫を食べています。私は、長いべとべとした舌で彼らを捕まえます。
私はとても鋭い爪を持っていて、食べ物をとるため穴を掘るのに使います。
私の背中と横側は、鋭い針でおおわれています。
私は丸くなって、針のボールでディンゴ(野生の犬)のような敵から身を守ります。
私はとても強くて、自分の体重の二倍以上の石でもひっくり返すことができます。
飛ぶことのできない大きな鳥、私はだれでしょう。
私はエミューです。
私は、世界でもっとも大きな鳥の一つです。背の高さは人よりも高い。
私は他のエミューたちと小さなグループでくらしています。私たちは、種やフルーツを食べるために平原を探して歩きまわっています。
私は、巣に緑色の卵を産みます。縞模様のひよこが産まれます。
私は、飛ぶことはできませんが、たいへん速く走ることができます。
あなたはこの絵の中に、どんな動物がかくれているのを見つけることができますか。
鳥は自分の色をどのように得たのでしょう
━━━━ アボリジニのお話 ━━━━━
これは、鳥が自分の色をどのようにして得たのでしょうか、というお話です。
むかし、むかし…夢のような昔……
陸と、動物たちが作られたころ……
鳥はみんな黒かった、一つの色だった……
ある日、
小鳩が食べ物を探して飛び回っていました。
小鳩は、大きなおいしい虫を捕まえようとして、地面におりようとしていました。
しかし、小鳩は、ちょうど尖った小枝の上におりてしまったのです。
尖った小枝は、小鳩の小さな脚を深く傷つけてしまいました。
何日間か、傷ついた小鳩は寝込んでしまいました。小鳩の脚は腫れ上がりました。小鳩は死にそうでした。
小鳩の仲間は、小鳩を助けようとみんな集まってきました。カラスを除いては………
カラスは、手を後ろにしてただうろうろしているだけでした。
突然、オームが前に駆け出しました。尖ったくちばしを突き出して………
バーン! 小鳩の脚が爆発しました。
いろいろな色が、オームに飛び散りました。赤、緑、青、オームの羽としっぽと胸に。
それは、ほかの鳥たちにもかかりました。ある鳥は、赤に、茶色に、青に、黄色に。
ある鳥は、点々に。
ある鳥は、縞模様に。
全部の鳥に色がつきました。
カラスを除いては、カラスはみんなから離れたところに立っていただけでしたから、どんな色ももらえませんでした。
これが鳥が色を得たお話です。
そう、そう、小鳩はすぐによくなってオームに感謝しました。そして、飛べるようになりました。
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