そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.122 大雪 

 
  雪は突然やってくる。朝起きると20pもの積雪(12月11日)。「たいへんだ」と思う。普通タイヤで雪道を走っている車が,どんなに交通全体に迷惑をかけているかはよく知っているから,そうならないよう事故を起こさないよう,早めにタイヤ交換を行う。しかし,雪の予報は難しく,車のタイヤをいつ冬用に替えようかと悩むことも多い。今回,先に関東地方に来たのは本州南部を通過した低気圧の影響。その後日本海からやって来た本格的な冬の低気圧と大陸寒気団が12月中旬には珍しい大雪をもたらしたのである。

 今回私はこの日にやってくることを予想し,ばっちりと当てた。実は近年確実に当てている。
 予想の基礎になる材料の一つは,気象台から出される地域週間予報の最低気温と降水確率である。最低気温が3℃以下になれば雪になる可能性が高い。加えて降水確率が50%以上であれば,かなりの積雪になるかもしれない。冬季の雪予報は大体これでできる。

 もう一つ,世界の天気が参考になる。特にアメリカ東部の天気が,日本の天気を予想するときの判断材料になる。ニューヨークに寒波が訪れると,ほぼ1週間後に日本にも寒波がやってくることが多い。私はこのことに3年ほど前に気づいた。
 これについてはNHKニュースでもそうなることを認めていた。北極寒波の張り出しが,アメリカ大陸北部とシベリア付近とで,同じような周期で動くという。今回も1週間くらい前からニューヨークの天気がおかしかった。

 そんなにうまくいきますか。いや,いかないかもしれません。外れたときはご容赦を。何しろ天気はわからない。「まんてん」。(NHKの朝の連続ドラマの主人公です。見ている人には分かるかも)

 棚に這い上がらせる予定のキウイの苗がようやく届いた。雪が積もっているが植える。キウイはオス・メス両方の苗を植えないと実がならない。さらに同じ種類の木でないと,花の咲く時期が異なるため交配しないという。
 50pばかりの深さの穴を掘り,元肥を入れ,腐葉土を入れ,オス・メス1本ずつの苗を植えた。さらに上に刈り取ったかやの枯葉を根元にかけておいた。60pほどの小さな苗木なので,いつ食べられるようになるだろうか。
 蔓が延びて棚を覆うようになれば,テーブルと椅子を置いて,ここでお茶でも飲むことにする計画なのだが。(2002.12.16)