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年末,いろいろなカレンダーが手に入る。夏ならうちわ,しかし,うちわはかなり少なくなったように思う。どちらもほとんどが商売人からのもので,中元・歳暮代わりといったところだろうか。 「日めくり」は少なくなった。それでも2・3ある。学校で学級担任をしていたころは,毎日の係りの仕事として,子どもに割り当てたりしたものだ。 六曜の入ったもの,干支,方位吉凶の入ったものなどもある。迷信だとかなんとか言って,こういうことを排除しようとする人もあるが,カレンダーについてはあまり変化がなく一般に出まわっている。葬式だ,結婚だと言えば結局そんなことを気にしてしまうことは,昔も今もあまり変わらない。「明日は友引だから葬式はしないだろう」などカレンダーを見ながら思ってしまうのは,まだ古い感覚の名残だろう。 印刷技術が発達して,美人画や風景画,名所の写真が出まわるようになった。花やイラストも自由にとり込んである。大きさもまちまち,立てかけるタイプのものもある。場所に合わせて用途に合わせて使えばよい。 コンピュータで作るカレンダーもいい。今使っているこのパソコンも5年になるが,使い始めのころ,自作のカレンダーができたときにはうれしかった。パソコン学習を兼ねて,子どもたちにそんな経験をさせるのもよかろう。 今年も残りが少なくなって,新しいカレンダーを開くころとなった。(2002.12.24) |