そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.130 今年はニ度の初詣で 

 我が家では毎年元旦の早朝(というより未明)4キロばかりのところある加知弥(かちみ)神社に初詣でをすることにしている。紅白歌合戦が終わるころに年越し蕎麦を食べて,除夜の鐘が聞こえ始めるとみんなで出かける。
 今年は長男夫婦がいっしょで,ちょっぴり賑やかな初詣となった。
 
 神社付近の駐車場はもちろん,路上にも車がたくさん止めてある。境内も人でいっぱいだ。篝火(かがりび)が焚かれ,回りに人が群がっている。今年は参拝者が例年になく多いようだ。本殿前には行列ができている。長引く不況のせいかもしれない。苦しいときの神頼み,などと話をしながら賽銭を投げ入れて手を合わせる。

 この神社は,「旧県社。祭神は彦火火出見命(ひこほほでみのみこと),鵜草葺不合命(うがやふきあえのみこと),玉依姫命(たまよりひめのみこと)。古くは「勝宿(かつしゅく)大明神」と称し,中世以降武将の崇敬があつく1580年(天正8)武田高信,田公高清など社殿を造営したと『鳥取県神社誌』は伝える。」(『鳥取県大百科事典』新日本海新聞社 昭和59年刊)という由緒あるもの。そういえば私が子どものころには,「かちみじんじゃ」ではなく「かちじくさん」と言うのが普通だったような気がする。「勝宿大明神」の名がしっかり残っていたわけだ。

 ところで今年の私の初詣ではもう一度あった。
 というのは,今年勝見部落の役員を受けることになり,元旦朝7時からの初詣でにもお参りしなければならなくなったからだ。
 勝見部落もこの神社の氏子なので,毎年お参りをする習わしになっている。でも,私はこの行事に一度も参加したことはなかった。別に嫌いだからということではなく,先ほど書いた通り,家族で初詣でをしているので参加する必要がなかったのだ。

 同じ神社に二度の初詣で,これで今年はいいことがあるか,それとも帳消しになるか。勝見は古い体質を持つ地域だけに,行事も多く,忙しい年になることは間違いなさそうだ。1月だけで10回以上の会合・行事に振り回されることになる。

 比較的おだやかな天気の年明け。しかし,4日ごろから冬型の気圧配置となり,5日にはすっかり雪景色となった。 気象庁の言う「暖冬」は,今年もあまりあてにならない。
 何はともあれ,今年もよろしくお願いします。【写真は我が家の床飾りです】(2003.1.8)