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5月に入って新緑が次第に濃くなる。全山新緑,そういえばこんな景色は沖縄では見られなかった。冬のない沖縄は,木々が紅葉しいっせいに葉を落とすことはない。部分紅葉というのはあるが,やはり本土の景色とは違うのだ。 草が芽を出し,あっという間にはびこっていく。またまた草取りにせいを出さねばならない。全体をとりおわるまでに初めに取ったところがもう草茫々の状態。一体雑草のどこにこんな生命力があるのだろうか。 去年咲かなかったトケイソウが蕾をたくさんつけた。一昨年現在のところに植え替えたものだから,ようやく環境に慣れたのかもしれない。 毎年冬ごし,夏越しを失敗するものがいくつかある。この冬もうまく過ごせなかったものもいくつかあった。 スズランの木。「世界三大紅葉樹」の一つという宣伝文句に釣られて買った。秋までは何とかわずかに葉をつけていたが,春に芽吹くことはなかった。多分,これは寒さにやられたのではなく,夏をうまく過ごせなかったのだと思う。地に植えた樹木は1年経つとまず大丈夫だという。その1年が過ごせなかったようだ。 月下美人。私の生活のリズムと合わないので,裏の片隅においていた。それでもこれまではなんとか花を見せていたのだが,ついに寒さに耐えられなかったらしい。1m50cm以上もあるものが見事に枯れてしまった。嫌いな花というわけではない。もうちょっと気にかけてやるべきだった。反省。 (2003.5.20)
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