そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.213  夏ニ題

 

 納涼大会
 勝見納涼大会を開催した。ずっと前から盆の夕涼み行事として行っているもののようだ。最近どこでも,地域行事として行っているので,特に珍しいものでもない。
 何か目玉になるようなことはないかと役員一同考えたが,急に考えて思いつくこともなかった。たとえば学生の落研・奇術部なども候補に上がったが,急な話でまとまらなかった。
 まあ,これまで通りということで,カラオケとバザー,子どもには金魚すくいなど,あとは「豪華賞品」の当たる抽籤会。

 それでも天気に恵まれて,延べ二百人ほどが集まった。生ビールなどはすぐ売り切れて,焼き蕎麦,金魚すくいも人気がある。この行事で儲けを当てにしているわけではなく,地域の人々が集まって,この暑い時期のひとときを過ごすことを目的にしている。
 なんにしても,今年は工夫する時間が乏しく,大したプログラムを組むことができなかった。来年は少し早めに取り組んで,もっと多くの人に集まってもらうようにしよう。

 癒しの空間
 床の飾り障子をもらった。4枚組だが,狭い我が家にはちょっと使いにくい。妻が,
「2枚ずつの屏風にしたらどう?」
と言うのでやってみることにした。

 古い紙をきれいにとって,水で洗う。紙がきれいに剥がれるのは,これまでの障子貼りの仕方がきちんとしてあるからだ。前の紙や糊が残っているとこうはいかない。しかし,桟にはかなりの痛みが目立つ。ボンドで所々修理して紙を貼る。最近はアイロン貼りで結構きれいに仕上がる。
 桟の模様を考えて,2枚ずつを組にする。蝶番を買ってきて2箇所ずつつなぐ。蝶番1個120円,紙はこれまでの障子貼りの残りを使ったからずいぶん安く仕上がった。
「こんなものでどうだ。」
「なかなかいい。ちょっと花が負けている。生け直すわ。」
 庭のヒマワリとシマガヤなどこれも我が家のものを使って出来あがり。

 妻が以前いっしょに勤めていた先生が見えた。
「すてきな癒しの空間ですね。」
 心からお疲れのあなた,ちょっと来て見てください。癒されますよ。