そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.219  スイスの旅へ

「機はドイツ上空を通過してアルプスへ。八千メートルの上空から見るアルプスは,ひょっとしたら飛び降りることができるのではないかと思うほどに近く見えた。山には雪,雲が綿のように山腹を取り巻いている。」(海外旅行記「窓越しのヨーロッパ」より)
 1996年のこのときのアルプスの姿を私は忘れることができない。そして,今度はこの山々を下から仰いで見たいとずっと思っていた。
 それからアルプス・スイスへ行ってみようという気持ちは続いていた。海外旅行の計画を立てるたびにスイスは候補に上がったのだが,実現しなかった。

 今年,イラク問題,サーズ(SARS)問題などたいへん海外状態が悪かった。
「韓国ぐらいの近場で我慢するしかないか」と思っていたが,いろいろ広告を見ているとなんとかなるかもしれないと思うに至った。しかし,N社は人数不足で成立しない。旅行会社を変更して連絡をとってみると,
「それはいっぱいですから,8月25日出発の分にしてください。」
とのこと。でも,最初の案内では受け付け番号が1番。「大丈夫かいな」と思ったが,なんとか成立したようだ。最終案内が来て一安心。

 妻は今になって高さの心配をする。以前に職場の旅行で富士登山をしたとき,苦しくなってしまったことがあるからだ。
 マッターホルンの展望台は3113m,ユングフラウヨッホの展望台は3454m,富士山なみの高さに登ることは分かっていたことなのに。

 今年日本の夏は冷夏だった。ようやく数日前から30℃以上の日が続くようになって夏らしくなったが,もう処暑。秋風が吹くようになる。冷害が心配される。
 ヨーロッパの猛暑もニュースになった。スイスも例外でなく,ジュネーブの暑さも報じられていた。アルプスの氷がとけるという。暑さの心配よりも,普段の年とちがった風景が見られるかもしれない,などと思ったりする。

 それにしても平地と高地では相当の気温差があるようだし,ちょっとしたハイキングもある。服装や履物の準備には気をつけなければならないようだ。いつものように一部屋いっぱいに持ち物や衣類などを並べて,スーツケースに詰めこんでいく。一食くらい日本食も食べたいから,携行食品と湯沸しポットも持っていくかな。先日の韓国のホテルにはポットがなくて困ったから。
 冷蔵庫の食品もできるだけ空にしなければならない。鉢物などは,雨が降らなければ水遣りを,と近所の人に頼んで,なんとか準備ができた。明日は朝が早い。
 そういうわけでホームページ少し休刊です。9月2日にお目にかかりましょう。