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浜村地区町民大運動会は,9月21日(日)浜村小学校校庭で開催された。台風15号の影響でときおり強風が吹く中,28種目にわたって熱戦,熱演が繰り広げられた。 しかし,退職して,しかも役員を引き受けているとそうもいかない。もちろん年齢からいって選手になることはないが,応援くらいには行かなければならない。久し振りに昼食も含めて,ほとんどの種目を観戦することにした。 私の住む勝見は,何年か前まではこのようなスポーツに大変強かった。公民館に揚げてある賞状額は,そのほとんどが一位のものである。何か「勝たなければならない」というような雰囲気の人が多かった。 先ず過疎の問題。転出する家庭が多い。「昔は170軒近くあった」と話によく聞く。実際,私がここに住みだした頃でも150軒以上はあった。それが現在は120軒。30年ほどで四分の三に減っている。もちろんそれだけ(それ以上に)人口が減るわけで,何かをしよう,と言っても参加できる人数がだんだん減ってきている。 次に少子化の問題。いや,これがもっとも大きい問題だろう。新興住宅地では人口が増え,それに伴って子どもの数も増えている。逆に勝見のような古くからの地区では過疎化が進み,人口が減少し子どもの数も激減する。勝見の小学生の数を取ってみても1年生から6年生までの数が20年ほど前の1学年分しかないのである。これでは対抗戦をしても勝てるわけがない。今年は中学生のリレーもチームができなかった。 さらに,老齢化の問題。老人だけの家や,一人住まいの家庭が増えている。こういう人たちは「運動会」どころの話ではない。 |