そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.224  学校図書館応援団

「全国SLA学校図書館活動推進委員会」の委員として依頼するので総会に出席してほしいという文書が来た。SLAというのはスクール・ライブラリー・アソシエイションの略,学校図書館協議会のことである。私は一昨年までこの会の県の役員を十数年して来た。活動推進委員会というのは,どうもその応援団のようなものらしい。私の記憶にはなかったが,2001年度に設けられ,第2回総会を開催するという。旅費も一部支給するから,と書いてあるので,学校図書館の手助けになるなら,と東京まで飛んだ。

 11時から午後3時までの会だというが,鳥取から出かけるとなると,どうしても前泊をしないと間に合わない。いつもの共済関係のホテルで,26日の朝には北海道の十勝沖地震を感じて,早い目覚めとなってしまった。
 学校図書館センターには行ったことがないが,時間が十分にあるから間に合うだろう,と思って案内図をもとに歩いたが,通りを一本間違えて50分ばかりも歩くことになった。途中2・3人の人に尋ねたが,都会の人は建物が近くにあっても案内図を見ても「わからない」と言う。普段どこを見て歩いているのだろう。

 会は定刻通り始まった。47人の委員のうち,本日の出席者24名。形式的な会の後,具体的な提案があった。
@ 広報部の設置,地区別委員会の設置について
A 地区別フォーラム開催について
B 地区別スキルアップ講座開催について
C 機関誌の普及について
D SLBCの普及について
E ホームページの専用ページの設置について
 すべて提案通り決定となった。

 午後の30分ばかりの時間で地区別会議を持ち,上の提案について話し合った。地区別会議と言っても私たちの地区は,鳥取から沖縄までという大変広いものになった。
 当然地区別会議を今後どのように開催するか,が話題となる。
「せめて中国,四国,九州といった地方で別れるなら地区ごとの会も持てようが,これでは無理。東京での総会の折に地区別会議の時間を設定してもらう。また,会を充実したものにするため,もっと時間を取ってほしい」
 私たちの地区別会議の出席者はわずか5名であったが,全員が今後の会の方向付けを願って積極的な発言が相次いだ。多分このような意見はSLAの方針にも受け入れられることになると思う。