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退職した人たちのさまざまな集まりや,グループ活動みたいなものがある。「校長」というのは限られた人数の人達ということからか,小・中・高校合同の郡組織を作っていて,年2回の定例研修会を持つ。郡内在住の校長退職者が,2・30人集まって,研修会の名のもとにしゃべり,懇親を深める会である。そのうち1回は退職者だけの会だが,もう1回は現職校長も含めた研修会を持つことにしている。 今年の会は立冬の日に持たれた。そういえば,去年も同じような日だった。とても寒くてずいぶん早い初雪が来たような記憶がある。 今回は,講師・来賓も含めて30名,うち現職の校長は7名。郡内の学校は小・中・高あわせて14校であるから半数の出席であった。ちょうど文化的行事が日曜日に入ってくる時期なので,現場は土曜日の午後も忙しいのだろう。 最初に研修として講演を聞く。講師の東部教育事務所長は,これも郡内の小学校教員から出ている小谷氏。「鳥取県教育の現状と課題」という演題で話されたが,退職して2年目の私は,その内容のほとんどが実施してきたこと,知っていることであった。先輩諸氏にとっては,教育現場や子どもたちの変化など,新しいこともあったかもしれないが。 そのあと懇親会。顔なじみばかりの飲み会だから,これは盛り上がる。来賓の町長さん(実はこの方も会員),教育長さんも,以前の勤めの関係で私はよく知っているので,ざっくばらんに学校のことや市町村合併のことなどについて話が聞ける。 昔を懐かしんだり,お互いの現況を話し合ったりすることがやはり中心なのかもしれない。しかし,それがお互いの励みになっていることもあるとすれば,それはそれで意味のあることではないか。 |