今年の勝見最大の事業であった公民館改修工事が終わった。地区の人々に来てもらって、竣工式を行った。当日は寒かったが,昨日まで降っていた霙も上がりまずまずの天気になった。
この公民館,新築は看板の裏に「昭和48年11月」と書いてあるから,30年を経過していることになる。公共のものはその後の手入れがいい加減になりがちだから,傷みがひどい。
新築ということになると数千万円の仕事になる。この不景気,とてもそこまで踏み切る力がない。何十回の会議を重ねて,漸く改修工事が認められ,竣工式の運びになった。
これでも数百万円の借金をしているわけだから,まあ10年以上は持ってもらわないととても次の改築ということにはならない。どうも個人のものでないものはいい加減に扱ってしまって,その場しのぎ「後は野となれ山となれ」で過ごしてきたつけが回ってきたらしい。
竣工式が済んで,私はその日のうちにミニ通信を出した。以下その記事。
〜〜勝見公民館改修工事完成
老朽化でいろいろとご心配いただいていた勝見公民館の改修工事が終わり,23日(日)午前10時より竣工式を行いました。
区長式辞の後,設計,施工に当たられた湯口史章様,矢野木材建設様に感謝状と記念品の贈呈,地区の皆様(代表)に記念品の贈呈が行われ,式は滞りなく終わりました。
工事中は皆様にご迷惑をおかけしましたが,これまで以上に気持ちよく使っていただけるものと思います。
なお,主な改修個所は次の通りです。
屋根……雨漏りの心配がなくなりました。
外壁……崩れかかっていた所もきれいになりました。
玄関ポーチ…イメージ一新です。
サッシ…サッシも網戸もとてもきれいです。
集会室…天井の張替えをしました。
厨房……段差がなくなり使いやすくなりました。
備品購入…新しく食器戸棚を入れました。
【伝言板】公民館改修に伴って,古い卓球台一台を廃棄します。ご希望の方がありま
したら,お譲りしたいと思いますので,お申し出下さい。〜〜
「かちみ つうしんNo.11」より
大きなことはもちろん,小さなことでもすばやく知らせて,みんなの力を一つのものにしていく。しかし,古い町の再生,難しい問題だ。
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