シンビジュームがようやく花時を迎えた。
我が家には14鉢のシンビジュームがある。以前はもっとあったのだが,置き場にも困るようになって減らしてしまった。このうち,買ったものは一つだけ。あとは株分けしたり,もらったり,拾ったり。
「拾った?」と思う人もあろう。株分けのときに要らない株は捨てられる。それを拾ってきて鉢に植えるのだ。だから,たまにいい花を見せるものもあるが,たいがいはつまらないもの,花を見せないものもある。
14鉢のうち今年花芽をつけたのは8つ。全部につけてやりたいのだが,なかなかうまくいかない。
今年は下垂性のものが10ばかりの花芽をつけた(写真)。これはもらい物で,4・5年ずっと花を見せている。
2年ほど前に株分けをしたら,それもうまく花芽をつけるようになった。
よく引用させてもらっている『花を贈る事典366日』(西良祐著)によると,シンビジュームは1月14日の誕生日の花。花言葉は,「飾らない心,素朴」とある。
いえいえ,今はとても種類が豊富,花は美しく豪華。他の洋ランよりも寒さに強く育てやすい。私などにはぴったりの花なのだ。
ところで,前述『花を贈る事典366日』によると,1月の中ごろに誕生日の花として洋ランが多く取り上げられている。ちょうど花時を迎える恰好の花なのだろう。引用して紹介する。
13日 カトレア 花言葉「優雅な夫人,成熟した魅力」
15日 オンシジュ−ム 花言葉「可憐」
16日 デンドロビューム 花言葉「わがままな美人」
17日 ファレノプシス(胡蝶蘭) 花言葉「あなたを愛します」
18日 パフィオぺディルム 花言葉「変わりやすい愛情」
19日 バンダ 花言葉「身軽」
20日 デンファレ 花言葉「お似合い」
胡蝶蘭を昇任・転勤のときもらったことがある。しかし,年中「高温多湿・日差しの少ない場所への着生」というような環境が作れず,残念ながら駄目になってしまった。
デンドロビュームは,たまに欄展などで買うこともあって,大きなものはないが十数鉢ある。これは毎年花を見せてくれている。
春を迎えようとしている今時にふさわしい洋ランたちだ。
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