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3・4日いい天気が続いた。いよいよ草取りシーズンの始まりである。冬の間ひっそりと身を潜めているように見える雑草は,地面に出ている部分は僅かでもしっかり根を張っていて,なかなか抜けない。それでも雨さえ降らなければ,今日はここ,次の日はここと決めて取り進める。 始末の悪いのはスギナだ。去年も冬近くまで取り続けた。きれいに取ったと思っていても,またしばらくすると出てくる。どうもあれは最初が悪いのではないか。ツクシが出始めて,「ああ可愛いね」とか,「ほう,たくさん生えた」など観賞しているうちに胞子が飛んで,広がってしまうのだ。 今年は,ツクシもスギナも眼に見えたら取ってしまおう。いっさい妥協はすまい。などと心に決めて地面を見まわすと,もう結構小さなツクシやスギナが出かかっている。 これも春の到来を表すモンシロチョウの初見は3月16日(浜村)だった。平年が26日(鳥取),去年は20日(浜村)だったから,今年はかなり早い。 我が家では農薬をほとんど使わず,手で取るようにしている。卵の段階では発見しにくいので,アオムシになって食害が見えるようになってから捕殺する。これがなかなかたいへんで,1日2回くらいは見ないと食害がひどくなる。かなり大きくなるまでうまく隠れて活動しているのもあって,「なんでこんな大きなやつが見えなかったんだ」と思うこともしばしばだ。 ツバメが飛ぶのも楽しみに待っている。平年が24日,去年は28日に東郷町で見かけたと記録している。草取りをしながら,時々腰をのばすついでに空を見上げて,鳥たちの影を追う。 |