そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.329  草取りボランティア

「6月5日の土曜日に『文芸の小径』の草取りをしますので,たくさん参加してください。」
 先日の図書館フレンズ総会の折,会員の一人が呼びかけた。文芸の小径については,以前このページでも書いたことがある(No.104)。大分前のことになるので,その冒頭だけ再掲しておく。

〜〜 昔の詩の先輩から12月に浜村で忘年会をするので来ないか,と誘われた。会の前に浜村の「文芸の小径」を散歩するという。そう言えば去年そんな散歩道ができたということを聞いた。文芸の小径は,浜村海岸近くの振興住宅街の中につくられた3・4百メートルあまりの遊歩道で,児童公園などの施設がある所にある。〜〜
 小径はちょうど町立図書館の横を通っていて,二つだけ取り上げていえばいい関係になっている。

 梅雨の晴れ間は天気続きで,庭木の剪定も順調だからそんなに急ぐこともない。私にもできるいいボランティアだ。参加することにした。それでも朝のうちに家の庭の糸ヒバの頭を少し透かして(風通しをよくすること)おく。
 朝8時半,集合場所の図書館駐車場に行ってみると,15・6人の大人(ちょっと少ないんじゃない)と野球のユニフォームを着た20名近い小学生がいた。「この子達はこれから練習試合でもあるのだろうか」と思いながら作業にかかる。グループがいくつか関っているらしく,とくに全体の指示を大声でするというものではない。範囲はあらかじめ分かっているらしく,時間になったら適当に仕事を始める。
 練習試合かと思っていた小学生も作業の中に加わった。そうか,チームでボランティアに参加するということか。それはいいことだ。

 はじめ少なかった大人の人数も30名以上にもなっていた。年寄りもいれば若い人もいる(中・高生は見えないが)。逢坂の人もいるし,瑞穂の人も見える。これでなけりゃいけないよなあ。町の施設なのだから,町民みんなで大事にしていくことだ。
 町の関係課の課長や図書館長も指示・命令という立場ではなく,支持・支援という立場だろうか参加していた。図書館フレンズの人もいたが,私はそんなに多くの顔を知らない。

 休憩を挟んで2時間,だんだん日が高くなって夏の日差しになってきた。暑い。汗が流れる。しかし,さすがに人数だ。雑草と落ち葉でおおわれていた小径はすっかりきれいになった。図書館の回りもきれいになった。あとはちょっと生垣の剪定もしたかったな。私は道具の準備をしていたが,ほかには誰も持っている人がなかったので,少しだけしてやめてしまった。まあ,また機会があればすることにしよう。