そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.336 夏至

 6月21日は二十四節気の一つ夏至。22日であることが多いが,今年は閏の関係でか21日になった。太陽黄径90度。1年で最も昼が長いが,梅雨の盛りで実際には日照は少ない。この日,鳥取の日の出は4時48分,日の入りは19時21分。昼が14時間33分,夜が9時間27分である。昼が5時間も長い。
  けふ夏至やざる蕎麦啜り平教師  星野麦丘人

 ベルフラワーが一つ咲いた。これは長男が大学に合格して,引っ越し荷物をアパートまで運搬の行き帰りに立ち寄った自動車道のパーキングで1株買ったもの。どんどん増えて鉢いっぱいになって,見事だなあと思っていたら雑草にやられ株も衰え,数年で駄目になってしまった。でもその思い出をなんとか残そうと,別の株を育てているものである。
 ベルフラワーを植物の本で調べても,正式名称でないらしく出ていない。したがって,どんな世話をすればいいのか悩んでいるところ。知っている人があったら教えてください。

 朝顔がそろそろ蔓を延ばし始めたので,棚を作ってやることにした。去年は東側の窓に竹の棚を作って5本の苗を植えたら見事に咲いた。その種がこぼれていっぱい芽を出した。それを拾って北側と南側にも植えた。この竹の棚はそのまま残しているので,ここはこれで行くつもり。
 南側のサンルームの外には,市販のネットと支柱で棚を作る(写真)。風で倒れないように一工夫する。ここは去年まで全面葦簾(よしず)で日よけをしていたが,ちょっと風情を楽しむことにした。
 北側には,昨年までフウセンカズラの棚を作っていた。今年はここもアサガオにする。麻紐を軒下から地面まで引っ張った麻紐棚である。これでアサガオ3種類の棚ができあがった。後はアサガオがどんな花を見せてくれるか。
 フウセンカズラもあちこち芽を出している。これも拾ってアサガオの隣に植えたり,鉢植えしたりして楽しもう。

「今年はアガパンサスの花が咲かない。」
と妻が心配していたが,ようやく花を見せ始めた。といっても本によれば8月の花になっているから,そんなにずれているわけではなかろう。ただし,「寒さには敏感で,−5℃以下になると根際まで枯れてしまいます」とあるから,冬の寒さの影響を多少は受けているのかもしれない。

 花言葉は「恋の訪れ」。さて,どんな恋が訪れることやら。