そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.337 台風接近

 大型の台風6号が近づいているということを大分前からニュースで報じている。今日(6月20日)現在の予報では,ある程度の雨風は避けようがないようだ。
 学校現場にいるときは,こんな時校長としてどんな判断をするか大変だったということは,以前に書いたような気がする。登校させて様子を見るか,臨時休校にするか,など校長の判断になっていたからである。場合によっては子どもたちを危険にさらし,大変なことになることも考えられる。
 もちろん大きな被害がなく,子ども達も安全に過ごすことができることがいちばんいい。そうなることを,当時も願ってきたし,今も願っている。(6.20夜)

「そうだなあ,鳥取県へのいくぶんかの影響はしようがないかなあ。」
 私もそう思っていた。雨については自治体の水害対策がしっかりしてきて(本当に長年かかってですよ)余り心配することがなくなってきているが,風については個人でやるしかない。家の菜園や鉢物も風除けの準備をした。胡瓜の棚の補強をし,スタンドに乗っている軽い鉢物は下ろした。玄関においていた鉢物も風があたらないところへ移動する。

 今回の台風,そんなことを考えていたら,今朝(6.21朝)「町内の小・中学校は臨時休校にします」との教育委員会からの町内放送があった。まだ「暴風が吹いていない」(この気象用語はおかしいと思っているがここではそのことは言わない),台風は四国にも上陸してない。予想では確かに四国・中国地方を通過することになりそうだが,早々と臨休措置をとってしまった。校長が悩むことがなくてよかったなあ,ということか。

 しかし,判断が難しいのが自然現象である。ことに気象は,毎日この目で見,肌で感じているのに難しい。気象庁の長期予報なんて,いまだにあてにならない。九州沖付近でどこに行くか悩んでいた台風6号はは,四国沖から近畿を目指し,若狭湾付近から日本海に抜けてしまった。鳥取への影響は少なくなった。(6.21.昼)

「ああよかった」(被害を受けた方には,こんな言い方をして申し訳ありません)と思うと同時に,何十年の気象データを積み上げ調べている天気予報が,やっぱりまだまだ追いつかないことに思いが行く。
 家に帰ると,ちょっと涼しい風が吹いていた(6.21夕)。吹き返しの風が少しはあるかもしれないが,まあそんなに大風になることはあるまい。

 旧暦でいえばまだ五月に入ったばかり,22日が旧端午の節句。今年の天気は少しおかしいのかな。いや,おかしいのが正常なのかな。