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22日は旧暦の端午の節句。5月5日の子どもの日から1月半もずれているので,どこの空にも鯉のぼりはほとんど見られないが,民俗・風習はちゃんと残っていて,郡家町私都(きさいち)の姉から粽(ちまき)が届いた(写真)。 ♪♪ 柱のきずはおととしの 五月五日の背(せい)くらべ 粽たべたべ兄さんが ♪♪ 屋根よりたかいこいのぼり おおきいまごいはお父さん 男中心だとか,戦争謳歌だとか言われることもないではないが,子ども達の気持ちをかきたてるこんな歌があってもいいではないか。そんな歌がないことのほうがおかしいのではないか。今の日本が,これから戦争をはじめることはまずないと思うし(いや,分かりません。でも,しないと私は思っています。),このような歌にこめられている本当の気持ちを分かろうとしない人たちの無知さ加減を悲しむ。 私がどこで覚えたのか分からないけれど,そんなに昔のことではないと思う。柏餅の味とともに覚えている歌である。柏餅「粳(うるち)の粉で作った餅の皮でアズキ餡または味噌餡を包み,カシワの葉に包んで蒸した餅菓子。これも端午の節句用。」(平凡社『俳句歳時記』) |