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雨はすぐ止んで,雨具を着ていると暑くなった。脱いでリュックサックに入れる。左は山頂の側になっていて,多くの花が見られる。オオバギボウシ(これの若い花芽が食べられる,ということがバスの中で話題になった。私は先日実際に鹿野で食べた。しゃきしゃきしておいしい。),シモツケソウ,コイブキアザミ,ミヤマコアザミ,アカソの群落。 頂上でしばらく休憩。店で小さな「植物ガイド」2冊(というより2枚・写真と簡単な説明つきの折りたたみパンフレット・1枚100円)を買う。下りは早いが,段々の歩幅と高さにくたびれる。頂上トイレは有料(100円程度)だったので,ちょっと我慢して下りたら水分が汗となって汗だくだった。(「有料トイレ」というのを見てくればよかった) 私達があとでメモや写真で確認できたのは20種類くらい。清末先生が発表されたのでは,40種類近くもあったということだが,自然が守られているからこうした亜高山性の植物が毎年美しい姿を私達に見せてくれるのだろう。 今回の伊吹山散策は,雨の影響はまったくといっていいほどなく,登山客も比較的少なく,先生の話を存分に聞きながら観察することができた。春の訪れは遅く,短い期間に多くの花を見るこの地を,今度は時期を少しずらせて来てみたいものだと思う。 |