そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.360  イングランド夏紀行4

三 街を歩けば
1 チケットもとめて
 まだ2日目。まずヴィクトリア駅近くのμ(みゅう)バスセンターへ。ここで,コッツウォルズ観光の予約をする。受付には日本人の事務員がいるので,私たちでも申し込みができる。木曜日一日観光を予約する。まだポンドを持っていないのでカードで支払い。一人44£(ポンド)=9千円くらいか。バッキンガム宮殿がこの時期だけ内部公開をしているというので,これも観光予約をする。
 さて,ミュージカルのチケットは,レスター広場にあるチケッツtktsの表示のあるブースで購入する(写真はその街角)。ここでは,余った当日券を25%割引や,半額で販売する。チケットオフィスのそばには掲示板があって,どのチケットが余っているかチェックできる(らしい)。私など前売り券と当日券ぐらいしか分からないから,並んでいる人たちを見て,その人気の高さに驚いた。私たちは,どうしょうもないからと小さな公園の日陰で暑さをしのいでいたが,息子たちは並んで売り場の開くのを待っていた。それでも人気の高い「ライオンキング」はなかなか手に入らなくて,2枚しか取れなかったという(正規料金では買えなかった)。
 そんな努力で手に入ったチケット料金(いずれも1枚の購入金額)
 「雨に唄えば」20ポンド(=4千円くらい) 「オペラ座の怪人」33.75ポンド(=7千円くらい) 「ライオンキング」49.5ポンド(=1万円くらい)
 
 チケットといえば地下鉄のトラベルカードが安くて便利だ。これは地下鉄・バスなどほとんどの公共交通で,購入したゾーンの範囲で乗り放題という便利なチケット。1回1回チケットを買う手間がなくてすみ,しかも期間内なら何度利用してもよい。言葉が自由に使えず,地理にも不案内な私たちにとって実に便利なカードである。私たちはロンドン滞在中よく使う3ゾーンのカードを買った(いや、買ってもらった)。

 帰国して,ポケットやバッグの中から出てきた,いろいろなチケットを手にしてみる。国によってはどうにも読めない言葉があって,いったい何のチケットだったろうかと困ることもあるが,今回は英語だからなんとか読める。そこからいろいろなことを思い出す。
 アルバムに入れて思い出の一つにする。