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1月の観察会は,天候を考慮して室内での観察である。NHK文化センターは鳥取駅から近いことと,ちょうど開始時刻に合う列車があるので,JRで行くことにした。ところが,時間になっているのに列車が来ない。どうしてなのか何の説明もないままに,10分ばかり遅れて到着した列車は,途中の駅でさらに反対列車を待って,結局20分近くも遅れて鳥取着。JRになって久しいが説明不足は続いているらしい。この冬初めての積雪のせいかもしれないが,年の初めから遅刻となってしまった。 この日は葉痕の観察。秋になって散った葉の痕(葉柄のつけ根の痕)を葉痕という。葉痕の上から葉芽や花芽が出るので,芽の下に葉痕を観察することができる。 ウメには三つの芽の下に少し白っぽい半円形のものが見られた。これがウメの葉痕である。レンギョウもはっきり半円形のものが認められたが,枝の下のほうにあるものと,先のほうにあるものでは多少形に違いがあった。 家に帰って翌日,もう少し調べてみた。といっても雪が降っていて,長時間の観察はできなかったので,最もわかりやすいイチジクを切り取って持ち帰って観察した。資料ではイチジクは平円形となっているが,これは円形に近い感じがする。 葉痕の観察の後は,ビデオ視聴だった。NHKで少し前に放映していた正月を飾る花について,清末先生が解説しているものと,千代川原で春の野草を食べるものとの2本だった。また,春の野草を食べる会をしましょうというところでこの日の観察会は終わった。 |