そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.41 /入院雑記9(最終回) 退院

  5月3日入院から27日が経過。ようやく退院の日を迎えた。

 怪我をした体の場所が場所だけに,「とにかく安静」が治療であった。コルセットができてからは,少し歩くことが許され,リハビリも取り入れられた。

(5月28日)
 今日は検査等で1階と4階を往復(もちろんエレベーターで)したりしたが,それだけでくたびれてしまった。足腰が弱っていることを痛感する。ふだん何の気なしに歩いていることのありがたさよ,と思う。
 今日のリハビリでは,天気がよかったので外のコースの散歩をした。空気がうまかった。リハビリ担当の先生は,「予想以上によくなっています。もうすぐ退院かもしれませんよ」と言う。

 午後レントゲン検査の呼び出しがあった。怪我直後のときは,まさに七転八倒の痛みの中で検査を受けたことを思い出す。
 検査結果の説明は明日になるかもしれません,と主治医の先生は言っておられたが,1時間もするとまた呼び出しがあった。
「退院してもいいでしょう。」
 怪我の部分に負担がかからないように,コルセットを着用するなどして過ごせば,病院でも家でも同じこと,ということらしい。妻と相談の結果29日に退院することにした。

(5月29日)
 妻が午前の仕事をやりくりして迎えにきて,身の回りの始末やら支払いを済ませて,車に乗る。
 ああ,もう田植えがほとんど終わっている。山もすっかりすがすがしい夏の装いだ。一ヶ月ぶりの我が家で,しばらく機能回復を兼ねて療養。まだ骨折部分が治っているのではない,と先生も言っておられる。少し歩いただけでもあちこち痛いところだらけで,まだまだ普通生活には戻れないが,これからしばらく完全休養をいただくことにしよう。

 お忙しい中,わざわざお見舞いくださったり,励ましのメール等をくださった皆さん,また,継続してこのホームページをご覧になった皆さんにも,厚く厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
 今回を持ってこの「入院雑記」は終わりとしますが,これからもこの「通信」は継続して発信していきます。また,予定を変更せざるを得なかった「旅行記」も,快復次第計画・実行の予定ですので,引き続きよろしくお願いいたします。
 なお,ご意見,ご感想をお寄せいただければ幸いです。(2002.5.30)