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今年3本だけ植えたゴーヤが最盛期を迎えた。毎日2・3個の収穫がある。二人だけではとても食べきれない。 仕方なく,沖縄の旅行関係図書を調べる。語源か何か出ているかもしれないと思ったからだ。しかし,「ゴーヤ・チャンプルー」「ゴーヤ・サラダ」などの料理は出ているが「ゴーヤ」そのものについては見当たらない。 広辞苑などの「権威ある辞典」は,一地方の呼び名などにはなかなかなびかないらしい。学術名が第一であり,歴史的にいわれのある呼び名,おおかたの土地でよばれている名前でないと認められないようだ。沖縄は日本の最も南に位置する一地方であり,戦後も長くアメリカの統治下におかれていた。 さらに,ゴーヤはかなり強い苦味を持つ野菜であり,一般的に「おいしい」と思われることが少なかった。このようなことから,「ゴーヤ」はなかなか市民権を持つことができず,「つるれいし」「にがうり」の名前に甘んじていたものと思われる。 ネットにつかまらせるだけで過ごしていた我が家のゴーヤは,さらに棚を作ってぶらさがらせることにした。いくつものゴーヤが気持ちよさそうにぶら下がって収穫を待つ。ちょっと支柱が弱いので,台風が心配だ。補強をしてやろう。 |