そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.481  電気器具

 去年今年と我が家では,交換時期を迎えた電気器具が多く,出費のかさむこのころである。電気器具といってもいろいろだ。照明器具,テレビ,ラジオ,パソコン,冷暖房器具,扇風機,冷蔵庫,調理器具,温水器,アイロン,ミシンなどなど。下は数百円から上は数十万円まで。
電球や蛍光灯は年間交換することが多い。でも金額がしれてるから気にはならないが,大きなものだとさすがにこたえる。

 去年はパソコンがやられてしまった。8月にはすっかり調子がおかしくなって,秋には買い換えねばならなかった。プリンタも合わせたように不調になり新しいものにした。この手の製品はあまり寿命が長くない。10年経たなくても「もう古い」ということになる。
 デジタルカメラは電気器具とは言えないかもしれないが,パソコンの普及に伴って爆発的に売れている。私が使っているのは現在2つある。1台目は海外旅行で紛失した。それを補う形で2台目を買ったが,接写ができるのが欲しくなって3台目を買った。どんどん性能がよいのが出ているから,「古い」のと同じくらいの値段で求められる。

 次はテレビ。ここ1・2年,見られないというほどではないが,調子が悪かった。画面が乱れる,暗い。電気屋さんに聞くと,
「だいぶ使っていますから,これ以上の調整は難しい。」
という。ちょうど売り出しの期間に入っていて,数万円の値引きができるからというので替えることにした。新しいテレビはデジタル放送にも適応できるので,近くそうなっても心配はない。今のところは快適なテレビ生活である。

 洗濯機がダメになった。どうも回転が鈍い,洗濯量が多いと止まってしまう,脱水が十分でない,などの症状が続いていた。製作年を見ると,1979年とある。なんと,25年以上も使っていたことになる。まあ十分元はとれたかもしれない。
「数万円で買えるでしょう。」などと妻は言っていたが,カタログで調べると十数万円。どうも古い型のものの値段を見ていたようだ。新しいものの方がいろいろな面で便利だし,しょうがないか。

 と,ここまで来ている。
「次は冷蔵庫か炊飯器だ。」
と妻は言う。でも冷蔵庫は'92年製作のものだからまだ大丈夫だろう。炊飯器は製作年が不明だが,最近電源が入りにくいことがちょいちょいあるのでちょっと怪しいか。電気器具も人間も,寿命以上の働きはできない,ということか。