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庭や畑をつついていると,いろいろな虫たちに出会う。中には作物に役立つものもあるが,多くは害をするものたちである。梅にはアブラムシ(この辺ではアマコという)が若い芽にびっしりとつくし,葡萄にはコガネムシがやってくる。今年はカメムシも多い。 花や作物をそれらにやられてしまっては毎日の苦労がなんにもならないから,見つけ次第やっつけることになる。アブラムシやカメムシ,毛虫などは薬剤散布,コガネムシは捕殺する。 2・3年前のことだった。庭木の剪定をしていて毛虫にやられた。暑い日だったので半袖姿で向かったのがいけなかった。少しくしゃくしゃすると思ったのはその日の夕方,明くる日には体中ひどい発疹だった。その後1週間くらいは痒さとの戦いであった。 今年は怪我のためにあまり仕事ができない。それでもちょっとした動きができるようになったので,延びて気になるハナモモとサンシュユの枝を切ることにした。 ところで,虫たちといっても害をするものばかりではない。例えば蚯蚓は,姿形から嫌われることが多く,妻は見るのもいやがっているが,実際には糞をすることによって土に養分を与えている。我が家の畑にも蚯蚓が増えてきた。いいことだ。 |