そらのやま「通信」     Yukito Shimizu


No.536  正月・2006

 2006年(平成18年)の元旦である。我が家の前の雪は完全には融けずに年を越した。
 正月を迎える準備は例年の通り結構忙しかった。
 年末の班会(近隣の家13世帯で構成しているグループ)を我が家でしたので,その前に家中の掃除をした。大掃除はそれをもってやったことにした。そのときに気がついたのだが,開け閉めができなくなっている障子がある。家も建ててから30年以上にもなるから,あちこち調子の悪いところもでてきている。ちょっとした修理もしなければならなかった。
 障子はりは破れはないが,古くなっているものを張り替えた。最近はアイロン張りのものが出てきて非常に便利だ。
 ガラス拭きも例年私の仕事になっている。汚れを水洗いしなければならない。ついでに網戸の修理もしておいた。
 風呂掃除も年にたびたびはしないから,この機会に浴槽はもちろん,壁のタイルもきれいにする。

 以前は餅つきもしていたが,最近は餅を買うことにしている。家で搗くといっても餅つき機なので,そんなに手間はかからないが,それでもそのために何時間かはかかる。二人で食べるには量が多くなってしまうということもあるのでやめることにした。店に行けば,搗き立ての餅を売っている。何日分かを買えばそれで十分だ。
 正月飾りも例年買っている。今年は公民館で「飾り作りの講習会」というのがあったが,天気も悪く面倒くさいのでやっぱり買ってしまった。
 年賀状は24日にすべて書いた。郵便局では24日までに出してほしい,と言っていたようだから,なんとか間にあった。

 大晦日は,久しぶりに紅白歌合戦をゆっくり見ながら年越しそばを食べて,終わると5キロばかりのところにある神社に初詣(写真)。今年は例年以上の人出で,ならんで順番を待つほどだった。5・6年前にこの神社の隣にあった小学校に勤めていたので,顔見知りの人も多い。
 境内で餅つきをしていた。子どもが杵をもてあましているようだったので代わって少し搗いて,一口食べて帰る。
 去年,一昨年と地区役員をしていたので,朝のお参りもしていたのだが,今年は朝がゆっくりできる。と言っても正月の雑煮を作るのは私の役目なので,ふだん通りに起床。鳥取県ではぜんざい雑煮のところが多い。小豆と砂糖と塩少々あればできるから簡単なものだ。
 妻は鳥取県でも中部の出身で,「うちの辺はちがうけどなあ」と毎年のように言っていたが,最近は言わなくなった。
天気予報がずいぶんよいほうに外れて,きれいに晴れた明るい元旦である。